Pコートは着こなしに困らない!秋冬のメンズコーデにほどよくキマる手軽なアイテムとしておすすめ
秋冬のアウターの定番と言えばPコート!
ベーシックなPコートは、実は思っている以上に使えるアウターです。
防寒などの機能面に優れ、シンプルなデザインなのでコーディネートの幅も広がります。
インナーを変えるだけで雰囲気がガラッと変わるのもおすすめポイント!
秋には薄手のインナーを、冬には厚手を合わせることで、秋冬使える万能アイテムです。
Pコートと聞くと、「学生時代に制服の上に着ていた、あれだよな?」と思う人も多いのでは?
着方を間違えると子どもっぽくなりがちだけど、コツさえつかめば簡単に大人の着こなしがマスターできます。
ファッションの基本は、バランス!
Pコートはファッション上級者でなくてもバランスが取りやすく、ほどよいオシャレを手軽に楽しむことができますよ。
このブログは、下記の記事の「オシャレの法則」に基づいてお話しています。
先に冬のメンズファッション・コーデが見たい!という方はこちらをご覧ください✅
目次
Pコートを買うならどのタイプ?大人の着こなしにおすすめなのはこれ!
着こなしが簡単といわれるPコートですが、元をたどれば、なんと19世紀にイギリス海軍が軍艦上で着用していた軍服なんだそうです。
「PコートのPの意味は?」というと、Pは「pea(錨の爪)」の略だという説が一般的。
確かにPコートにあしらわれているボタンには、錨のマークが刻印されているものが多いので納得です。
実は有能!Pコートの特徴にはさまざまな体形をカバーしてくれる要素がある!
元々は軍服として着用されていただけに、Pコートは実に機能性を考えたデザインになっています。
特徴は、何といってもダブルボタン。
これには深い意味があって、ダブルブレストといって、前身頃が広く2枚の生地を重ねてボタンを2つ付けるデザインとなっているため、防寒性が高い。
しかも、風向きに合わせて前立てを左右どちらにでも変更することが可能。
まさに、海の上で働く男のための防寒着、というわけです。
マフポケットという特徴的なポケットも手を温めるために作られたポケットで、縦に切り口が開いています。
男性はあまり手袋をしないので、こちらも何かとありがたい!
さらに、ダブルブレストのアウターのよいところは、カチッとした印象を与えられるところ。
ドレス感のあるデザインなのでカジュアルになり過ぎず、まさに大人男性にピッタリです!
まだまだあります!
うれしいことにPコートは体形カバーにも優れたアウターなんです!
体形にちょっと悩みがあっても心配無用、Pコートならうまくバランスが取れるので以下のようなお悩みも、解決です。
背が低い | ショート丈なので、細めのパンツでバランスを取れば、背が低めでもOK! |
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お腹がぽっこり | 細めのパンツを選ぶことで、全体的にスタイルが良く見えるように! |
ガリガリ | 重厚な生地がほっそり体形をカバーしてくれる! |
脚が太い | 太さをカバーするためにはトップのサイズを大きめに! |
なで肩 | 生地が重厚でカッチリしたデザインが肩周りを太く見せてくれる! |
丈の長さは?お尻の半分くらいのショート丈は合わせやすさが抜群!
Pコートは基本的に丈が短めのものが多いので、主流のショート丈を選ぶのが一番!
ショート丈のアウターは上半身のボリュームを最小限に抑えてくれるので、合わせるボトムを選びません。
太めのボトム、細めのボトムともに相性が良く、体形に左右されずに全体としてカッコ良く決まります。
セミロング丈が定番のダッフルコート、ロング丈が主流のモッズコートなどと比べても、Pコートの着回し力は抜群です!
選ぶ際は、ショート丈がおすすめ!
お尻が半分隠れるくらいの着丈を選ぶこと。
ただ、注意しなければならないのがサイズ感。
ボリュームを抑えてこそ意味があるのがPコート。
ついつい大きめサイズを選んでしまいがちですが、これは絶対にNG!
ゆったりサイズを着ていると、思いっきり幼く見えてしまうので注意しましょう。
インナーを考慮して適度のゆとりがある程度はよいですが、できるだけフィット感のあるものを選ぶのが正解です!
Pコートの定番カラーはブラック、ネイビー、グレー、キャメル
Pコートの定番カラーといえば、ブラックとネイビー。
大人男性は、この2色にグレー、キャメルを加えた4色を定番と考えてください!
中でも人気のブラックは、メンズコート全体の定番カラーでもあります。
インナーの色を選ばないので着回ししやすく、ボトムもモノトーンで統一すると全体的にスタイリッシュな雰囲気を簡単に作ることができます。
定番ネイビーを選べば、大人男性にうれしいキレイ目の雰囲気が作れます。
カチッとしたボトムスを合わせることで、高級なイメージも演出できるというメリットも。
続いてグレーは、落ち着き感もありつつオシャレさも演出できるカラー。
どんな色とも相性がよく、ボトムスやインナー次第でさまざまな着こなしを楽しめるのも魅力!
最後にキャメルは、羽織るだけで秋冬感を演出でき、やわらかな印象を与えられるオシャレカラー。
女性受けもよいはず。
インナーにオフホワイトなどを合わせると、やわらか度合いがぐんと増します。
Pコートを選ぶなら、ブラック、ネイビー、グレー、キャメルの4色から選ぶ、これが正解です!
Pコートのはずさない着こなし術!インナーで変化をつけて着回しもラクラク
想像以上に機能的かつ使えるアウターであるPコートは、秋冬のマストアイテム、ということはわかってもらえたはず。
次は、ほどほどにかっこよく着こなすにはどんなコーディネートをしたらいい?
マンネリを避けるには、どんな着回し方法がある?
そんな疑問に答えていきます。
Pコートに合わせるインナーに適しているアイテム5選
2.タートルネック
23,950
タートルネックも相性が良く、Pコートをより上質に見せてくれる優秀インナー!
きっちり目にもカジュアルにも、シンプルにも、さらに冒険柄にも対応可能なPコート。
ぜひ積極的に取り入れたい基本アイテムです。
3.トレーナー
31,150
ニットよりラフな印象のトレーナーを合わせるのも実はアリ。
ニットより「キメてる感」がなく、次に紹介するパーカーほどカジュアルでもないので、ほどよいカジュアル感を出したい人にはピッタリ!
4.パーカー
10,400
襟元が開いているPコートには、パーカーを合わせるのもOK。
ただし、パーカーはカジュアルで子どもっぽく見えてしまいがち。
グレーのPコートにネイビーのパーカーを、ブラックのPコートにグレーのパーカーを組み合わせるなど、落ち着いたカラーを選べば大人っぽさが出てうまくまとまります!
5.ニット×シャツ
ニットの下にシャツを重ね着するスタイル。
襟元にシャツが見えることでややカチッとした印象を与えつつ、ニットの柔らかい雰囲気もあり、ほどよくいい感じにまとまります。
ニットとシャツの組み合わせによって着こなしのバリエーションが増えるのもイチオシポイントです。
足元はどうする?ボトムスや意外と見落としがちな靴について
Pコートに合わせるボトムスは、「細身のパンツ」と心得ておけば間違いありません。
細身を意識して合わせればとりあえずうまくいく、と覚えておきましょう!
理由は…
Pコートはシルエットがしっかりとしたアウターなので、下半身はスッキリしたものを合わせて、全体を意識する「Yライン」というシルエットを作るとスタイルアップできるコーディネートの基本テクニックだから!
一番のおすすめは、人気のスキニーパンツ。
スタイルよく見せられる魔法のパンツ、といわれるだけあって、バランス良い「Yライン」シルエットが一気に完成する優れもの。
特にブラックのスキニーパンツは、誰でもスタイリッシュに決まるので激押しアイテムです!
Pコート×スリムデニムパンツ
28,950
「そこまでキメキメなのは…」「できればもう少しカジュアル感を出したい」という人は、細めのジーンズを。
こちらもPコートとの相性が良く、上品カジュアルなイメージが好きな人にはピッタリ。
また細身のチノパンもオススメです。
定番のベージュでインナーによって変化をつけたり、カーキやブラックなどを選んでもいい雰囲気にまとめられます。
さらに、注意したいのが靴。
意外と適当に選びがちだけど、実はかなり重要です!
まずは、シンプルなショートブーツ。
Pコートとうまくマッチし、簡単にオシャレ感を出せるのがポイント。
脚長効果が狙える「パンツとシューズを同系色でまとめる」技を使うなら、黒スキニー×黒のショートブーツで間違いなし。
その他、コートとシューズの色を合わせると安定感あるコーデができてGOODです!
「スニーカーじゃだめなの?」という声が聞こえてきそうですが、もちろんOK!
ただ、カジュアル感の強いスニーカーだと子どもっぽく見えてしまいがちなので、できれば素材感を大切に。
レザーやスウェードなど、秋冬らしい上品なスニーカーを合わせばオシャレ度がアップ。
スニーカーのカラーは全体がうまくまとまるブラウン、ブラックやキナリを選びましょう。
帽子は合わせてもいい?Pコートはニット帽、キャップやハットも合わせやすい
冬場の防寒小物として人気のニット帽やハット。
カチッとした印象のPコートに合わせるのはNG?
いえいえ、帽子類ももちろんOKです。
インナー、ボトム共に、落ち着いたカラーで統一し、きっちり感を出した上で、小物でカジュアル感を出して全体を調整するイメージを持ってください!
全体的にドレス感のあるコーディネートで決めた場合は、ニット帽やハット、キャップを合わせてカジュアルさをプラスするのも全然アリというわけです。
配色やボリュームのバランスを確認!最終的にはバランスが一番大切
Pコートの着こなしで注意したいのは、子どもっぽくなってしまわないようにすること。
インナーにパーカーを着る、靴にスニーカーを選ぶ、ニット帽などの帽子を合わせるときなど、覚えておきたいのは「全体にカジュアル過ぎないか?」をチェックすること。
色合わせを考えるなら、ブラック、ネイビーなどのPコートに、ボトムや靴も同カラーを合わせた場合は、全体に重たいイメージになるので、インナーには明るいカラーを持ってくるなど色のバランスにも気を配るといいですよ。
逆に、Pコートがキャメルや明るめのグレーの場合、ボトムスや靴はブラックで合わせるとそれだけで引き締まります。
最後は、「Yラインシルエット」になっているか、ボリュームのバランスをチェック。
理想のシルエットができていれば、全体バランスはバッチリ決まります!
スーツの場合は?Pコートは普段の通勤にもおすすめ!
スーツに合わせるならトレンチコート!と思っていませんか?
実は、意外とPコートもスーツに合うんです。
色や着丈に配慮すれば、通勤のときにもさりげないオシャレを楽しめます。
スーツにPコートはカジュアル寄りだけど襟付きなのでOK!
ステンカラーやトレンチコートに比べてややカジュアル感のあるPコートですが、ビジネスシーンでも十分通用する便利アイテムです。
襟が付いていて、シンプルなデザインなので、通勤などのときにも悪目立ちすることはありません。
着丈が短く膝に生地が当たりにくいこともあって、実は意外と動きやすいのがPコート。
通勤はもちろん、歩くことが多い営業マンにもおすすめです。
スーツに合わせるPコートの色は断然ブラックかグレー!
ビジネスシーンを想定すると、オフィシャル感のあるカラーを選ぶ必要アリです。
明るめのカラーは避け、ブラックかグレーのいずれかを選ぶのが無難。
ネイビーならできるだけ濃い紺を選ぶようにしましょう。
ショート丈が定番のPコートですが、スーツに合わせる場合はコートの丈に注意しましょう。
ジャケットがPコートから出てしまう長さはNG!
お尻が隠れるロング丈がおすすめです。
色の入ったマフラーを巻くと、ワンポイントとなってオシャレ度が増すので、ぜひ取り入れてみてください!
Pコートの選び方、着こなしポイントのまとめ
この記事で紹介したPコートの選び方、着こなしポイントは以下の通り。
このポイントさえ押さえれば、Pコートの着こなしはよりスマートになります!
是非参考にしてください!
- Pコートは体形カバーにも優れたアウター
- サイズはできるだけフィット感のある、お尻が半分隠れるくらいのショート丈が良い
- Pコートを選ぶなら、ブラック、ネイビー、グレー、キャメルの4色から選ぶ
- 中に合わせるのはニット、トレーナー、パーカーがまとまりやすい
- 足回りはタイトになるよう、スマートにまとめる
- 最後は「Yラインシルエット」になっているか、ボリュームのバランスをチェック
こちらから早速メンズファッションの冬服・コーデをチェック💪🏻
Pコート自体がカチッとした印象なので、やわらかさを演出するニットは相性抜群!
合わせるカラーはPコートのカラーによるものの、ホワイトやグレーのニットなら、どんなPコートにもマッチします。
写真のVネックニットはもちろん、クルーネックニットもPコートとのバランスはGOOD!
Vネックならクールな印象に、クルーネックならよりカジュアルに着こなせます。