「ジル・サンダー」ってどんなファッションブランド?

ジル・サンダーは、日本でもかなり知名度のあるブランドの一つです。女性デザイナーのジル・サンダー氏が1973年に設けたシグネチャーブランドとなっています。

ジル・サンダーのトレンド推移

歴史

1968年に、ドイツにオープンしたブティックがジル・サンダーです。女性デザイナーであるジル・サンダー氏のシグネチャーブランドとして発足しました。1943年に、彼女はハンブルグに生まれています。彼女は高校を出ると、カリフォルニア大学に入学して2年間ほど勉強をします。その後は、ファッション誌の記事を書くジャーナリストとしても活躍しました。いくつかの雑誌社に勤務していましたが、1965年にはドイツに帰国します。そして1968年に、ジル・サンダーというブティックを開きました。これが、自然とブランドが誕生したことにつながります。彼女は、1973年にパリコレクションでファッション業界にデビューを果たします。しかし、彼女はパリからミラノへ移ってそちらを主な活動の場にしています。1989年には、ジル・サンダーのブランドを世界的に有名にして、高級ブランドとして広く認められるようになっていきました。1997年には、メンズウェアも手がけるようになり、「フランクフルトのアルマーニ」と賛辞の言葉を受けるようになります。ところが、1999年になるとプラダがジル・サンダーを買収し、吸収しました。それからは、デザイナーのジル・サンダー氏の気持ちとプラダ側の経営方針がかみ合わず、彼女は2000年の終わり頃からそのデザインを退きます。2001年からは、他のデザイナーたちが彼女のブランドアイテムをデザインしますが、あまり人気が出ませんでした。2003年頃には、ジル・サンダーが帰ってきてデザインを手がけます。でも、2005年頃にはまたもや撤退してしまいました。今では、ラフ・シモンズがジル・サンダーのブランドのデザインを手がけています。

ブランドの特徴

このジル・サンダーの特徴として、洗練されていて繊細であり、高い品質にこだわったミニマルなデザイン性が挙げられます。実は、このブランドを評価する時には「ミニマリズム」という言葉がよく用いられます。このミニマリズムとは、あまり派手な装飾をせずに機能的な部分や美しさを求めるようにした方がいいということです。

また、ジル・サンダーの魅力として、昔は人気のない時期もありましたが、今なお最初と変わらないファッションスタイルを取り扱っていることがあります。それが、クールさを感じさせるこのブランドの魅力です。

取り扱い人気商品

そんなジル・サンダーの人気アイテムとしては、クラッチバッグやブーツ、パンツ、Tシャツなどが挙げられます。

関連リンク

Jil Sander | Official site