彼女が怒りだしても別れ話の致命傷へ繋げない方法
こんにちは、トイアンナです。自分には心当たりがないのに、いきなり彼女が怒りだした。最悪の場合、このまま別れ話まで進みかねないけれどどうすりゃいいんだ? というトラブルにぶち当たったことはありませんか?
大ヒットした女性の取扱説明書を歌う西野カナさんの曲『トリセツ』でも、冒頭に来るのは「不機嫌になったうえ、理由を訊いても教えない。でも放置したら怒るぞ」とまさに女性の理不尽な怒りを体現した内容。そんなの知るかよ……! と怒りたくなる気持ちはありますが、実は簡単にリカバリする方法があります。
女性の怒りは、炎上したプロジェクトと同じ
女性の怒りは原因がわかりません。「どうすればいいの?」と質問しても答えは出ません。こんな女性の怒り、実は炎上した仕事と対処法は同じです。プログラマーがバグを起こしているコードに「どこがおかしいの?」と質問しても答えが返ってこないのと同じです。あるいはお怒りの取引先へ「どうすれば宜しいでしょうか?」と質問しても怒りを招くのとも似ています。
どんな方でも、社会人数年目までには「トラブルが起きたからってどうしたらいいですか? と質問するな。自分で原因になった可能性があることを1つずつ検証して仮説を立ててから合ってるかを上司と確認しろ」と指導されたことがあるのではないでしょうか。
仕事の現場であれば当たり前のように「納期の見積もりが甘かったかな、責任感不足とみなされてチームの信頼を失ったか、それとも確認作業が甘くて抜け漏れがあったか……」と冷静に状況分析をしてからトラブルへ対処するはず。それがなぜか恋愛沙汰になると「彼女が怒ってるっぽい。どうしたらいいんだ?」と社会人1年目へ若返ってしまっているのです。
「どうしたらいい?」と質問すると女性は激怒する
顧客が営業から「私はどうすれば良かったんでしょうか?」と質問されても知るか! と激怒するように、彼女もあなたから「どうしたらいい?」と質問されると、自分で考えろ、社会人1年目じゃないんだから! と激怒します。
そしてこの「どうしたらいいんですか?」で対処しようとすると、これからのライフイベントで女性の地雷を踏み続けます。
以下、女性たちの阿鼻叫喚をご覧ください。
「結婚式の準備、全然手伝ってくれなくて。招待状の手配も引き出物の準備も、音楽の進行も全部私任せ。それで怒ったら「どうしたらいい? やるべきことを教えて」ってお前は子供か!」
「共働きなのに子育ては全部、私まかせ。せめて家事くらいやってと言ったら「何したらいい?」って、それを私が考えてあげて指示しなきゃいけないならもうやってくれなくていいから出てってくれって思う。こっちが欲しいのは新人じゃなくて即戦力なんだから」
これが積もり積もるといきなり奥さんが家出する、子供からも疎まれる恐れアリ……というわけで、傷が浅いうちにリカバリしましょう。
リカバリは「ほうれんそう」から始めよう
さて、ここからは具体的なリカバリの方法を列挙します。
1.すべてのタスクを洗い出す
結婚式の準備なら全てのやるべき準備リスト、家事ならゴミ捨てからご飯の買い出しまで細かなタスクを書き出します。大切なのは「今余っている食材を調べる」「賞味期限の古くなったものを捨てる」レベルまで細分化したリストにすること。
例えば「料理」だけをタスクで書き出すと、リカバリのつもりで料理をしたはずが「冷蔵庫の食材をうまく使い切る」「家計に負担をかけない材料費に収める」といったタスク漏れになってさらなる炎上を招きます。プロジェクト全体を見渡して過不足ないタスクリストを作りましょう。
2.タスクで「今達成されていないこと」を探し出す
彼女が怒っているということは、彼女だけで抱えきれないタスクが待っていることを指します。現時点で彼女もできていないことを調べましょう。たとえば「ゴミ出しの日にゴミをまとめて出す」が達成できずペットボトルや燃えないゴミが溜まっていないか。結婚式準備なら「二次会の幹事へ進捗を確認する」が漏れていないか……といった部分です。
3.抜け漏れがあるタスクを言われる前にやる
今できていないタスクが見つかったら、それを言われる前に実行します。そこで「やってあげた」感を出すと「私はそれ、普通に毎日やってるんですけど」と怒りを招きますので、プロジェクトを完遂するための業務として割り切りましょう。
結婚式のように、楽しみが女性へ偏っているプロジェクトが多いことは否定できません。しかし仕事ではあなたも「上司から降ってきたうまみのない炎上プロジェクト」を片付けることができていたはず。自分がやりたいプロジェクトを任せてもらうためには、まず日々のタスクをこなすことからです。心を無にして頑張ってください。
リカバリができたら、お互いお疲れ様会をしよう
正直、リカバリはしんどいです。だからこそ彼女と仲直りできたら「2人へごほうび」を渡しましょう。2人は同じ炎上プロジェクトを乗り越えたチームメイトです。子供をベビーシッターへ預けて外食する、結婚式お疲れ様会をするといったお互いを労うイベントを作ることで、これからの人生を乗りこえてください。
あなたが今の彼女と一生続きますように!