誠実な男子が報われず、チャラいあいつがモテる悲惨な真実
こんにちは、トイアンナです。いきなりですが、もし小学校で「恋愛」という科目があるなら人生も楽になると思いませんか? まずは恋愛1年生で出る問題を作ってみましたので一緒に解いてみましょう。
問題:
誠実なさとし君と、チャラいまさお君がいました。誠実なさとし君は気になる女性へ下心を見せず女性のショッピングへ付き合ったり、愚痴を聞いてあげたりしました。
チャラいまさお君は1回目のデートから「本当にかわいい」「俺、恋しちゃいそう」と軽いノリで近づきました。さて、どちらの方がモテたでしょうか? なお、さとし君とまさお君の外見や性格、収入のレベルは全く同じものとします。
答え: まさお君
※物語は完全なフィクションです。全国のさとしさん、まさおさんすみません。
チャラい男性がモテる理由は誤解されている
「答えがまさお君」であることは読み進めるだけでわかったと思います。ではなぜチャラいまさお君がモテるのでしょうか? 女性は男らしい人が好き? でもチャラい男性が男らしいかは分かりません。むしろ「俺についてこい」系のザ・硬派な男性は「誠実なさとし君」タイプに多いものです。
実はこの答えを、多くの男性が誤解しています。有名なものでは「女は優秀な男の子孫を残したい。優秀に見える男は多くの女からモテる。モテている男は優秀な遺伝子がありそうに見えるので、さらにモテる」といった意見があります。
しかし優秀さだけでモテるなら、どんな顔をしていようが高所得男性が無条件にモテてもいいはずです。人間界で子供へ最大限の投資ができるのは年収や地位が高い男性だからです。あるいは肉体的に強い男性が自然界のオスがモテるようにモテてもいいでしょう。しかし現実には高所得やマッチョの男性が非モテに苦しんでおり「こんなはずじゃなかった」と呻いているのです。
ではチャラい男性の方がモテるのはなぜでしょうか。答えは「メッセージの一貫性」です。
モテる男性は下心を一貫して出す
モテる男性は、出会った瞬間から気になる女性へ下心を小出しにします。「センスいい服してる」「がんばりやさんなんだね」と、男友達なら言いそうにない褒め言葉をどんどん提供します。
女性はここで単に褒められていると感じるだけでなく「恋愛関係になりたいと思っている」というメッセージを受け取ります。もし恋愛関係になりたくなければここで上手にかわせます。
最初から恋愛感情を見せてもらえれば、デートを承諾することで「私も付き合うの、まんざらでもないと思ってる」というサインを女性も見せられます。だからこそ3回目のデートで告白されても女性はびっくりしません。最初から「付き合いたい」というメッセージが小出しにされていたからです。
誠実な男性は下心を最後にいきなり見せて、女性を驚かせる
これに対して誠実な男性ほど、下心を悪いものと思う傾向にあります。ですからデートをしていても、恋愛感情をなるべく隠そう、隠そうと努力してしまうのです。そうすると女性は「彼はきっと私と友達になりたいんだな」というメッセージを受け取ります。ところがここで男性だけが「こんなに好意を見せてくれるんだから、きっと付き合えるだろう」と期待値を高めてしまうのです。
そして満を持して告白する、つまり「恋愛関係になりたい」という下心をいきなり見せます。ところが女性はずっと「友達になろう」というメッセージを受け止ってしまっていたので驚き、拒絶してしまうのです。
下心を隠しすぎると、女性に発信するメッセージが一貫しなくなります。女性から見れば「俺は友達だよ、友達、友達、友達……好きだ!!」といきなり別のことを言われるわけです。そこで女性から伝家の宝刀「友達だと思ってたのに」が出て一刀両断されてしまうのです。
下心は、小出しにしよう
たとえば「家族が楽しめる」とハッピーセットのCMを打ち出してきたマクドナルドが、明日から「リッチな男の上質時間」なんてキャッチコピーを使いだしたらびっくりしませんか? 人は一貫しないメッセージを受けると不安になる生き物です。恋愛でもそれは同じ。付き合いたいなら、最初から下心を小出しにすべきです。
次に気になる女性ができたら、思い切って「話をしてると楽しい」「〇〇ちゃんと一緒に過ごせてよかった」など、恋愛の下心をにおわせるフレーズを入れ込んでいきましょう。恥ずかしいならLINEだけでも大丈夫です。
誠実さを崩す必要はありません。デートを昼の時間にする、相手の忙しい時期は割けるなど「体目当てじゃなくて、君のことを気にかけてるよ」と思わせる行動はいくらでもあります。ただ、最初から「友達にしてはちょっとトゥーマッチ」な褒め言葉で恋愛を匂わせるだけでいいのです。
もし最初の褒め言葉を付け加えた後で「ありがとう!またみんなで遊ぼうね」など「みんなと同じ友情」を思わせる返事が来たら……残念ながらその恋はそこで終わりです。けれどもし「私も楽しかった! またご飯行こうよ」と帰ってきたら。新しい恋のチャンスはすぐそこにあります。前へ進んで、幸せになってください!