地下アイドル・佐藤七彩「子どもにも、おじいちゃんにも、モテモテでありたい!」

アリス十番、スチームガールズの候補生ユニットとして活躍中の地下アイドルユニット「OZ」。
そのリーダーを努める佐藤七彩ちゃんは、いろんな表情を持つ個性的な女の子。

バレーボール部長として女の子にモテモテだったり、介護福祉士として活躍していた経験を持っていたり…
彼女のはつらつとした笑顔をつくりあげたこれまでの人生について、いろいろお話を伺いました。

お買い物に、一緒に行ってくれる人がいいな。

—撮影はどうでしたか?

撮影会とかは普段出ているんですけど、あんなに本格的な撮影は初めて!
プロのカメラマンさん、モデルさんもいて…男性の方と撮影したことはなかったので、どうしたらいいのかわからなくて緊張しました(笑)

—男性のファッションの好みは?

ごちゃごちゃしていない感じがいいかな。サラッとシャツを着こなす雰囲気。
落ち着いたオシャレをする人が好きです。
欲を言うと、流行にも興味があって、お買い物に一緒に行けるような人が理想的!

—性格で言うと?

やさしい人です。
私の話を、うんうん、そっかそっか、って言って聞いてくれる人。
私「ああ、話きいてもらいたい!」って想いが突然訪れるんです。

—じゃあ、友だちとかにも、けっこう相談するんですね。

はい、友だちだけじゃなく、スタッフさんにもかなり相談して、聞いてもらっています(笑)

冬はガーリー、夏はボーイッシュ!

—七彩さんご自身は、どんなお洋服が好き?

今は寒いので女の子っぽい、フワフワしたお洋服をよく着ています。
だけど夏は、Tシャツにスニーカーにショーパン、キャップとか、そんな男の子っぽい感じ。

—不思議!夏と冬で違う人になっちゃうんですね。

ふふ。冬はフワフワ包まれたくなるから、かも。

—好きなブランドはありますか?

女の子っぽくて「LIZ LISA」が大好き!
でも、色々着ます。買い物は渋谷や原宿が多いんですけど、一時期は古着を買いに上野にも足を伸ばしていました。

—古着も着ちゃうんだ!

はい、大きめのパーカーとか、古着だとカッコいいのがあるので。

女子からモテる、イケメン女子でした。

—そういえば、ご自身のこと「男の子っぽい」っておっしゃっていましたね。

はい!
性格が昔からサバサバしていて、昔から、女の子に好かれるんです(笑)。
高校までは髪も男の子みたいに短くショートカットにしていたし、身長も164センチと高くって。

—かっこいい!スポーツなさっていたんですか?

はい、めっちゃ体育会系で。
バスケットボールと、バレーボールをやっていました。
バレーボールは部長もやっていて、県選抜の練習に参加したりと、けっこう本気でやっていましたね。

—今はすっごい女の子っぽいから、想像もつかない!

そう、モーニング娘。さんが大好きで、よく部活から帰ってくると、テレビに映るモーニング娘。さんを観ながら「かっこいいな、なってみたいな」って思っていました。

—それが、アイドルを目指したキッカケ?

いえ、その頃は全然。
「こんなショートカットで、筋肉モリモリのイカツい私じゃダメだよな」って、思っていました。
あと、高校生の頃は、私の夢は介護福祉士になることだったので。

幼い頃からの夢は、介護福祉士。

—介護福祉士。立派なご職業ですね。目指すキッカケは?

私、同居していたひいおじいちゃんが102歳まで生きていたんです。
そのひいおじいちゃんが、ある時、ベッドから落ちてケガをしてしまって…
自分は小学生でチカラも無いし、お母さんはパートに出ていたし、本当に何もできなくて。

—悔しかったんですね。

はい。
あんなに可愛がってくれたひいおじいちゃんが目の前で苦しんでいても、私は何もできない…
それが悔しくて、その頃からずっと、高校生まで夢や目標の欄には「介護福祉士」って書いていました。

—家族のために、だったんですね。

はい。私、家族を施設とかに入れたくないんです。
お父さんとお母さんは、自分でお世話をしたい。
施設に入れるより、出来る限り自分の家で過ごしてもらいたいんです。

—それで、高校卒業してから、介護福祉士になったんですね。

はい、軽度の認知症の高齢者の方々が集まるグループホームで働いていました。
お料理なんかを一緒にしたりしながら、潜在能力を引き出していくという施設です。

1年働いて、結局辞めることになってしまったんだけど、チカラのかけ方や身体の起こし方、食事の介助の仕方など、生活の全ての動作をサポートできる技術は身に付きました。
今なら、いざという時に、家族の皆を助けられると思います。

森カノンさんに憧れて。

—それにしても、そこからアイドルになろうと思った理由は何ですか?

私、実家の岩手から上京してきたんです、介護福祉士として働くために。
色々あって辞めることになった時、思ったんです。
「せっかく東京に出てきたんだから、このまま帰りたくないな」って。
やりたいことをやってみたいなって。アイドル、やってみたいなって。

—なるほど!

その頃にはメイクを勉強したり、髪もロングになっていたりと「イカツい私」からは脱していましたし(笑)、モーニング娘。さんに憧れた時のことを、思い出したんです。

—アリスプロジェクトは知っていたんですか?

知っていました!
友人がとにかく森カノンさんの大ファンで。写真や動画を見せてもらっていたんですね。
でも、ある日見たカノンさんのライブ動画に衝撃を受けて…カッコ良くて、可愛くて、「私もやりたい!」って思っちゃった。

—カノンさん、カッコいいですもんね!

はい。
だから「やりたいことをやろう」と決めたとき、すぐにアリスプロジェクトに応募しました。

3年で、カラを破れた気がします。

—その時、一歩踏み出して、良かったですね。

はい、本当に良かったです。
だけど「ほわいと☆milk」としてはじめてステージに立った時、緊張しすぎて何も覚えていません(笑)

人前に立つと、緊張しちゃって…
独唱大会に出たこともあったから人前で歌うことは初めてじゃなかったんですけど、今思うとすごくヘタクソでしたね(笑)

—独唱大会!すごい。

はい、音楽の先生に「すこし歌声を聴かせて」って声をかけられて、歌ったらその先生が「独唱大会に出ませんか」って。
歌は好きだったから、どれだけ人前で歌えるかなって、挑戦したくなったんです。

—人前に出るのは好きでしたか?

好きなんですけど、得意ではないんです(笑)。
バレー部の部長をしたり、何かしら委員長になったりしていたんですけど、いつも人前に出ると緊張して、赤面して、決まったことを披露したり伝えたりすることで精一杯な自分がいました。
「ああしよう」と思っても、緊張しちゃって思うようにいかなかったんです。

—今はステージの上で、めちゃくちゃ堂々となさっていますよね。

アイドルになって、自分の「カラ」を破れたような気がします。
場数をこなして、自信ができて、余裕もできた。
3年前とは全然違う自分になっていると思います。
今なら「ああしよう」と思った通りに、身体を動かすことができますから。

—リーダーとしてもご活躍ですしね。

それはたぶん年齢的なものじゃないかな?周囲が若いから。
OZでは、気がついたらリーダーになっていました(笑)

岩手に帰ると、整形した?って言われます(笑)

—ご両親からも、変わったねって言われるんじゃないですか?

はい、両親からは「アンタそんな顔だったっけ?」って言われますし、友達からは「整形したの?!」って言われるし(笑)

—(笑)ずいぶん綺麗になられたんですよ。美容グッズもお好きみたいですね!

そうなんです!大好きで。見るとすぐに欲しくなっちゃう。
小顔ローラーとか、フェイスマッサージのクリームとか、ヘアオイルとか、痩せるマッサージクリームとか(笑)
…ヘアアイロンも数種類持っています。

—スゴい!お化粧品も好き?

いえ、メイク用の化粧品は安いのでいいんです。
飾るより、そのままの自分をキレイにしたくて。
昔はカラコンつけたほうがカワイイかな、つけまつげしたほうがカワイイかな、明るい髪にしようかな、とか色々考えていたけれど、今は考え方が変わりました。
できるだけ「素の自分」を磨きたい。

—そのお考えは、本当に素敵。本当に、おキレイです。

座右の銘は「初心を忘れず」。

—なにか座右の銘はありますか?

「初心を忘れず」かな。
初心というコトバを、いつも心に持っています。

—初心とは?

介護をやっていた時も、やっぱりツラいことも多かったんですね。
だけどそういう時、ひいおじいちゃんの顔を思い出すんです。
「助けてあげたい、そう思ったから始めんだろ」って自分に言い聞かせて。

今も、カノンさんに憧れて入った当初を思い出して「あの頃はもっと頑張っていたんじゃないのか」ってスタート地点を思い出して、奮い立たせています。

—素敵。なんだかいい意味で、体育会系のガッツを感じます。

だけど弱音も吐きます。
だけどファンの皆さんがそういう時、支えてくれるんです。

Twitterで弱音をはくと、「そんな小さいことを気にするんじゃない!」って、叱ってくださることもある。
「私達が応援するから大丈夫だよ」って、支えてくださる女性ファンの方々もいる。それがすごく嬉しいんです。

—女性ファンの方も、多そうですね。

そうなんです、すごく嬉しい!
周囲にも言われます「七彩」は女性ファンが多いねって。

—相談なんかもされそう!

「服どこで買っているの?」とか、そういうのは多いですね(笑)

きっと、皆さんに恩返しします。

—これから、どんなアイドルになっていきたいですか?

「人間らしい」アイドルでありたいなって思っています。
「今日、会えて元気になった」って思ってもらいたい。

癒しだったり元気だったり、その人にとってプラスになるようなエネルギーをあげられるアイドルでありたい。
フランクで、身近な存在でありたいかな。

—男性だけじゃなく、女性にも、ですね。

私、「人が好き」なんだと思うんです。
高校の頃は幼児教育課に通っていたし、介護の仕事もしていたし…できることなら、小さい子からお年寄りまで、皆さんに好かれるような人間になりたい。
そのために、もっともっと、人間性を磨いていかなきゃなって思っています

—素敵ですね。個人的な活動も、していきたいですか?

はい、女優さんに憧れています。
幅広い世代の方に愛される女優さんになることが夢です。

—頑張って下さい!最後にファンの方へメッセージをお願いします!

毎日会いに来て下さる方が尽きないということは、本当に嬉しいこと。心から感謝しています。
ただ、自分としては、ファンの方々に、恩返しができていないと思っている。
候補生ユニットOZから上に上がっていく姿を見せて「応援していてよかった」と思って頂けるようにしなくちゃ。頑張ります。

あと、遠方の方、ネットを通じて応援して下さる方にも感謝のコトバを伝えたい。
いつか、私達がもっと大きくなって、会いにいきたい。
もっと有名になって、テレビで会えるようになりたい。その時まで、ずっと待っていて下さい。

—ありがとうございました!

佐藤七彩が選んだオススメコーディネート

フードレイヤードPコート×オンブレチェック刺繍入りシャツ×ヴィンテージ加工ストレートデニムパンツ

35,900

インナーの赤が黒いコーディネートの中で目立って可愛いです!

フードレイヤードPコート×マルチボーダーTシャツ×3ジップブーツカットパンツ

27,350

モノトーンなインナーが大人っぽく好き。

メルトンダッフルコート×プリント長袖Tシャツ×ZIPスキニーカーゴパンツ

24,600

中のシャツがシンプルだけどめっちゃ可愛い!

ファー付ミリタリーブルゾン×ストレッチコール ワイヤー入りシャツ×3ジップブーツカットパンツ

39,650

フードについてるファーが冬っぽくて好きです!黒だから可愛過ぎなくていいなって思いました。

グラビアショット

編集後記

「心が優しい、シッカリ者」という印象の七彩ちゃん。
とってもカワイイそのお顔からは優しさがにじみ出ていて、こっちまで優しい気持ちになりました。

中学生の妹さんの話になると「可愛くてたまらないんです!」とすっかりお姉ちゃん顔。
介護福祉士として活躍していた頃もきっと、沢山のおじいちゃんおばあちゃんを笑顔にしていたのだろうなと想像し、嬉しい気持ちになりました。
優しくて芯のあるカワイイ七彩ちゃんを、世の中の人にもっと知って頂きたい!そう願うばかり。
応援しています!   りえそん

※編集部注:この記事は、2013年にインタビューされたものです。

佐藤七彩さんプロフィール

・オフィシャルブログ  http://ameblo.jp/satou-nanase/
・無料動画配信  http://www.alice-project.biz/alice_documentary.php

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