生粋のお嬢様と結婚したフツーの男子がやっていた、ある秘密
こんにちは、トイアンナです。私は新卒で外資系企業に入りましたが、わざわざ外資を選ぶ人には「何かある」のが共通点です。新卒から高給取りになれるとはいえクビも残業もある。安定志向の方なら絶対に避ける場所でしょう。
たとえば、こういう方は外資に比較的多いです。
・親と不仲で初任給が高い会社へ入り、すぐ一人暮らしする資金を溜めたかった
・奨学金が1,000万円近くあり返済を急いでいた
・家が貧乏で兄弟の学費を出すために年収が必要だった
ガチのお嬢様は、外資系企業に眠る!?
ネガティブな理由から初任給からある程度貰える外資を選ぶ方が少なくない一方で「どうせ家が安定した資産を持っているから、キャリアではリスクを取ってみたくなった」方が紛れ込んできます。これまで聞いた実例だと……。
・松濤(※渋谷の超高級住宅街。麻生太郎氏の邸宅があることで有名)に土地を5区画持っている。家賃だけで一生暮らしていけるので、就職活動は趣味としてやっていた。クビになるリスクを恐れず働けることから斬新な企画をいくつも出し、とんとん拍子で出世して今や若きマネージャー。
・地方の有志の娘さん。自宅の敷地面積が東京ドーム1個分と、まさかの「Googleマップですぐ確認できる家」。敷地では松茸が取れるなど資産としての価値は未知数。入口から邸宅まではゴルフカート的な乗り物がないとたどり着けない。外資系コンサルタントとして数年働いたのちは、実家の経営を継ぐ見込み。
庶民の私は「なんでそもそも労働したいと思ったん?」と首根っこ捕まえて聞きたくなりますが、どのお嬢様も気取ったところはなく気さくなお姉さんです。
お金を軸に自分を評価する男性への拒否感
一方で、20代も過ぎれば、自分がいかに金持ちかは理解できるようになります。資産狙いで結婚する男性もいることを、嫌でも知る時期でしょう。そこでお嬢様は、あからさまに立身出世を狙う男性を避けるようになります。「会社でもビッグになって、最後は政治家になるんだ」なんて男性から見れば、お嬢様方は絶好のカモ。心なくとも近寄られ、嫌悪感を抱いたエピソードをよく耳にします。
今回は都心に土地を複数所有するお嬢様のAちゃんから話を聞いてきました。
Aちゃん: 金銭的な意味で下心ある方には気をつけてね、と母親に言われてたし、もともとガツガツしてる人苦手なんで近づかないようにしてたんですね。でも1度だけ外銀のIB(投資部門)の人と付き合ったことがあって。って言っても大学からの友達だったし、もともと彼はExcelをいじるのが好きで好きで外銀を選びました! みたいな変わり種だったんで、安心してたんですね。
でも付き合って1年くらいたってから、まあ就職したんで先輩とかに影響受けちゃったんでしょう。ストレス発散でキャバとか行くようになっちゃったり、CAと合コンしまくるようになって。合コンは浮気じゃないから100歩譲っていいかなと思ってたんですけど、そのうち『女なんて泉のように湧いて出る。お前はその点いいよな。金に困ってないし』とか言い出して。ないわー。
私: でもそれって言い換えれば、お金目当てじゃないAちゃんに魅力を感じてるってとらえられるんじゃないの?
Aちゃん: それはそうなんだけど、なんていうかね、もうお金と自分を交えたコンテクストで話されること自体が嫌なの。お金持ちであること、いい育ちなことを評価軸に入れられるだけで警戒するよ。いや、もちろんある程度裕福であったことや女子校エスカレーターなとことかで私の人格形成には影響したと思うよ。でもそれだから他の女よりいいとか、あるいはだから嫌だとか言われると……ちょっと無理。
私: えっ、じゃあその裕福さにくっついてできた属性は? たとえばAちゃんハイキング好きだけどしっかり登山用品揃えちゃうとかいったところはどうなの?
Aちゃん: それは自分の趣味嗜好だからいいよ。好きなものにこだわる自分が好きだし。でも「お金があるからやっぱいいもの揃えるよな」とか言われるのは嫌だわ。嫌というか、いつかお金について価値観合わなくなってネチネチ言われたらと思うと怖くて、心の中でブロックしちゃう。
お金ではなく「こだわり」への評価を
さて、先ほどのAちゃんは一昨年結婚しました。お相手は「普通のいい人」です。しかし彼は決定的な違いをAちゃんに見せていました。Aちゃんの「こだわり」だけを褒め続けたのです。
「すごい、登山用具がっつり揃えてる人に初めて会ったよ。今度俺も一緒に行っていい?」
「そのブランドでスーツ揃えるの好きなんだね。俺、女性向けスーツ全然知らなくてさ。ってか知ってたら怖いと思うけど(笑)、他と何が違うかおすすめポイント教えてよ」
「なにこのメシ、めっちゃうまい。トリュフ漬け込んだオイル!? だからか〜トリュフだわ、めっちゃトリュフすごい。これから毎食これがいい」
と、お金をかけている・かけていないという観点を度外視して彼女のこだわりポイントを認め、褒めてくれたのです。結婚式は一流シェフを招いてのフルコースでしたが、それもAちゃんのこだわりを尊重。「代わりに場所代を質素に押さえて料理は好きにやろう」と言ってくれた旦那様のノロケを続けると1万字埋まるので、この辺でやめておきましょう。
いわゆる「フツーの男性」でもお嬢様に愛されるコツ、それは相手のこだわりを認め褒めることです。お嬢様以外にも当てはまることでしょうが、特にお金の話が絡み、資産目当ての男性が寄ってきやすいお嬢様にとっては最高のプレゼントなのです。
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