「下心はない、純愛だ」なんて嘘を自分につかないで
こんにちは、トイアンナです。モテる男性と非モテの男性、その世界に大きな隔たりはありません。美貌と若さという生まれながらの要素でモテがある程度決まってしまう女性と違い、男性は清潔感や気配り、年収といった人生後半からでも一発逆転できる要素がたくさんあるからです。
「ただしイケメンに限る」「どうせ男は金でしょ」と諦めるのも自由ですが、では普通の顔をしたヒモ男性が世にゴロゴロしているのか、という答えにはなりません。金が好きな女もいますが、マメな態度が好きな女もいます。無理に背伸びをして諦めてしまう前に、あなたが強みにできることでモテればいいのです。
整形するでもなく、変な儲け話に乗っかるでもなく。自然にモテるには「モテている人の考え方」を学んで、できるところだけマネするのが一番です。そんなわけで今回はマネしやすい考え方のひとつ「下手に純愛ぶらない」をお伝えします。
「恋愛」か「友達」かをはっきりさせる
まずは実際に会ったケースを見てみましょう。
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25歳のOL、マナさん(仮名)は、あるEDMのライブへ友達から誘われました。軽い気持ちで参加すると、友達はファン同士で交流しておりそのままファンの飲み会へ。楽しいひと晩を過ごします。その後、飲み会にいた男性から「別のライブ行かない?」とお誘いがあり、空いていたので行ってみましたが「やっぱりこの音楽ジャンルは好きじゃないかも」と思い始めました。
ところがその日から、男性が何度もライブへ誘ってくるようになりました。マナさんはもう行くつもりがないので断ると「CDを送るから聞いて」「バンドのTシャツあげる」と猛攻勢が。怖くなったマナさんが友達に相談したところ「彼、マナのことが気になってて、それでデートしたかったんだって」と返事が……。
マナさんはCDやTシャツを押し付けられたことから恐怖心を彼へ抱いてしまい、友達経由で付き合いを断りました。その後マナさんは彼がfacebookで「恋愛感情がないなら最初からデートするなよ」「いつか復讐してやる」と延々呟いているのを知って怖くなり、警察へ相談する大事となってしまいました。
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さて、この男性が振られたのはなぜでしょうか。私は性欲を隠しすぎたからだと見ています。
男性はマナさんへ「あくまで音楽の話だから」というテイで話しかけていました。ですからマナさんは音楽に興味がある・興味がないという理由でお出かけを決めています。しかしもし男性が「この前飲み会で話したら楽しくって。よければご飯いかない?」と、恋愛感情を匂わせていたら。マナさんは音楽の話をいったん忘れて彼と出かけられたはずです。
モテる男性は気になる女性へ出会ったとき「恋愛」なのか「友達」として仲良くなりたいかをきちんと相手へ伝えます。なぜなら女性は男性と出会って数回目までに、彼氏候補か友達かを決めてしまうからです。
恋愛感情を伝えないと「友達候補」にされる
ところが、非モテの男性ほど「俺は共通の趣味があって彼女を誘ってるだけだから!!」と言い張ります。まるで恋愛感情を抱くのが悪いことかのように。そして詳しい話をうかがうと、こんなことを教えてくれます。
自称非モテの男性、ケントさんはこう語ります。
「そりゃ、最初から気になってますよ。美人だし、声もかわいいなって。でも一目惚れって誠意がない感じがして嫌だし、しかも最初からデートしたいって誘うのはムリでしょ。絶対断られますもん。だから普通は趣味のイベントに誘ったりしますよ」
――たとえば何かイベントに誘うとして「もっと○○さんのことを知りたくて」っていう恋愛的な意図があることって伝えてます?
「いやいやいやいや! 無理です、無理! そんなの告白と一緒じゃないですか! まだこっちも相手のことよく知らないのに、そんなこと言ったら迷惑だし。キモがられたらどうしようとか考えますし。相手にとって失礼ですし。無理です」
ところが、女性にとっては逆。「もっと知りたい」と言ってもらえることであなたが「彼氏候補」になります。実は「趣味が一緒だから○○へ行こう、これはあくまで共通の関心があるから誘ってるだけだから!」という体裁を整えすぎると「友達候補」になってしまうのです。
認めましょう、性欲と恋愛感情は地続きです
もし当てはまる節があるなら、今からでも全然遅くありません。「よければ○○ちゃんの話もっと聞いてみたいんだけど、ご飯でもどう?」とLINEしましょう。
でも、今は一目惚れで彼女のことを本当に好きかどうかわからないし……とお悩みかもしれません。たとえ「かわいい」「胸でかい」「触りたい」といった性欲から誘いたくなったとしても、それは恋愛感情と地続きです。
恋愛感情だって広く言ってしまえば性欲の一部。どうせ一生セックスしたい相手と結婚するんだから、目の前でヤりたい相手は恋愛対象であり、彼女候補です。彼女にしたいかは、デートしながら考えればいい。まずは「趣味だから」「仕事だから」という体裁を忘れて、ランチにでも誘ってみませんか。