「理想が高すぎる」と言われたら、なりたい自分を女性へ託していないか考えてみよう

こんにちは、トイアンナです。男女問わず「恋人にしたい条件の理想が高すぎる」と友人から苦笑されるタイプがいらっしゃいます。それでヨソ様の相談コーナーを見ていると「現実を見ろ!」と説くものが多く、それができたら苦労しないよなぁ……と思うわけです。

そこで今回は「理想が高いのはしょうがないよね」を基本スタンスに、改めてこの相談に向き合いたいなと考えています。

 

その理想は、本当に恋人への理想なのか

理想が高いと言われる人は、2パターンに分かれます。

(1)非現実的な理想を追い求めているタイプ
黒髪で清楚、クラスのみんなからも尊敬されている成績優秀な子。スポーツも万能で先生の覚えめでたい。趣味はバイオリンで全国大会にも出場している。こんな90年代のゲーム・アニメにいそうなキャラクターと付き合いたい男性。非現実だということは重々承知しているけれども、その夢を捨てることはできない。

【解決策】
最近はこういう男性の理想を把握している女性が一定数おり、合わせた服装や振る舞いをしてくれます。ですので1度、勇気を出して付き合ってみるのが一番です。彼女たちも誰に受けるか分かってそういうファッションを選んでいるので、断られる確率も低いでしょう。

その上でネタバレしてしまって申し訳ないのですが、いざ理想の女性が自分の彼女になると「案外つまらない」ことに気付いてしまうと思います。考えてみてほしいのですが、上記の理想を叶える女子と何を話すのか考えるだけでしんどそうです。バイオリンのコンサートの話とか……? もっとこう、一緒にお笑いを見て爆笑したりしたい。そう思えたとき、あなたは現実的な恋人の条件を手に入れられるはず。

(2)現実の「いいところ取り」をしたいタイプ

恋人の条件は、実家が資産家で家柄がよく、きちんと教育を受けたので倹約家でもある美人。共働き社会であることを理解しており自活している。花嫁修業はしているから家事も完璧。非現実的に見えないこともないですが、二次元を追求する方たちの条件と比べて、金と欲望のニオイがします。二次元好きなタイプは「お嬢様」というフレーズに上品にテラスで紅茶を飲むあいまいな美意識を求めますが、このタイプは「実家の資産」という極めて生々しい現実を持ち込みます。

【解決策】
このタイプの男性は一回自分の条件をリストアップしてみた方が良いでしょう。たとえばこんな風に書いてみたとします。

・実家が資産家
・自活できている
・家事はやってほしい
・ゆくゆくは親の世話もしてほしい
・美人

こういうタイプの男性はぶっちゃけた話、金と家柄と女が「自分に」欲しいのではないでしょうか。女性の条件というよりは、お金持ちになりたい、モテたいという自分の地位をステップアップする楽な手段として女性を求めているのではないかと思われます。

ですから解決策は身もフタもありませんが「自分の年収を上げる」ことです。年収を上げれば資産を気にする必要はなくなります。自分の美容へお金をかけてもいいですし、女性をはべらせて「美人なんていくらでも手に入るわ」という状態をゲットしてもいいでしょう。そうした時に、果たして恋人へ変わらず同じ条件を求めるでしょうか。私は求めないと思います。というよりも、恋人自体いらなくなるんじゃないでしょうか。

ここで男女逆転して考えてみましょう。ある女性がこういう発言をしていたとします。
「私、なかなかいい人との出会いがないんだよね。年収2,000万円以上、ファッションに気を遣っててデートでリードしてくれる、料理上手で家庭的な人。あと都内の中高一貫校出身で早慶以上の学歴かなぁ。あ、でもイケメンじゃないと付き合えないわ」

ご覧になって思わず「そりゃ、お前が持ってないものを相手へ求めてるだけだろ!」と突っ込みたくなると思います。

それは男性においても同じです。恋人への条件が高いことは悪いことではありません。理想が高いということは、目指す力もあるということ。ただし、偶然訪れる恋人を探すよりも、もっと欲望へ忠実になってカネ、地位、名誉、モテを直接手中に収める方が、人生の満足度は上がるのではないでしょうか?

 

独身でもいい、という選択肢も忘れずに

ところで、世間体としては彼女がいたほうがいい、さらにモテたほうがよいでしょう。しかし結婚はマストではありません。別に理想を追い求めて生涯独身でもいいわけです。独身でい続ける場合に気を配りたいのは両親の介護費用と自分の老後資金です。

つまりどの道にせよ、理想を追い求めるならお金が必要です。

もし現実を見据えて、共働きで自分よりバリバリ働く女性とお金に困らない生活をしたいなら、今度はあなたが彼女の理想へ付き合う番。たとえば眼鏡をかけてややキザな理系男子になるなんていかがですか? あっこれは完全に私の趣味でした。女性が働く代わりに家事育児へ専念してくれる男性を募集しているハイスペ女性ならいくらでも私の周りにおりますので、そっちのプロになるのもオススメです。