「裏原・裏原宿・裏原宿系」って何?

裏原

裏原宿、通称裏原宿は主に、原宿通りや渋谷のキャットストリートを示しており、90年代後半からその界隈に精通したファッションを着こなしたアンダーグラウンドなスタイルの人々を、裏原宿系というカテゴリーで称しています。

裏原宿系にはファッションだけでなく、音楽のジャンルとしても称される場合も多く、かつて日本のDJの先駆者として様々なクラブで活動をしていた「藤原ヒロシ」が若者達の間で注目を浴び、当時としては珍しいヒップホップ音楽を日本に浸透させて行きました。

同時期には"アンダーカバー"のデザイナー「高橋盾」と共に立ち上げたアパレルブランド"A BATHING APE"の「NIGO(本名:長尾智明」が手掛けたファッションは、裏原宿系の人々に爆発的な人気を得たうえ、名前の由来でもあるNIGO(2号)は藤原ヒロシと瓜二つな程、見た目が似ていたので世間一般的にも周知される事になりました。

こうした事からファッションと音楽への関連付けが強い為、影響を受けたものの派生場所が同じである事から、裏原宿系というカテゴリーが出来ました。

主なミュージシャンでは、スチャダラパーやコーネリアスを始めとし、昨今はきゃりーぱみゅぱみゅなども裏原宿系と呼ばれている為、そのジャンルの幅は広く定義があいまいな事もあります。