男は不景気な方がモテる。今のうちに恋せよ男子!明日のモテ期はないものを

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こんにちは、トイアンナです。最近時代を追いながらJ-POPを聴いています。というのも、歌詞が世相を反映していて面白いから。バブル崩壊直後には「幸せな未来に就職したい」とうたわれ、さらに不景気が続いた2010年代になると「未来はそこまで悪くない」とどんどんトーンダウン。ヒットソングにはいつでも経済観念が反映されています。

不景気になればなるほど「お金より心」「そんな絶望しなくても大丈夫」という慰めトーンの曲が目立つのです。疲れているときに勇気をもらえるからでしょう。

では、好景気だったバブルの曲はどうか? もちろんいつの時代にも通用するラブソングもありつつ、「こりゃ、2017年に歌ったら大炎上でしょう」と肝が冷える作品が。バブル期には「男なんてどこにでもいる」「性格よければいいなんて嘘」などなど、女性が強気な曲が大ヒットしていたのです。

もしかして、男は好景気だと恋愛で弱い立場に置かれるのではないか。そう考えた私は、詳細を調査するため都内のカフェへ向かいました。

 

いくらでもプレゼントがもらえる時代だった、あのとき

今回お話を伺ったのは、バブルを謳歌したアラフォー女性。20代はとにかくモテたといいます。

女性:あの頃はブランド物をもらえるのは当たり前でしたからねえ。当時はオープンハートが定番だったけど、ゴールドしか受け付けないって子ばかりで。私はあんまり好きじゃなかったかなあ。もらってたのはヴィトンですね。今みたくショッパー(紙袋)を大事にとっておいたりなんかしない。だっていつでも新しいのが手に入るんです。カルティエのトリニティリングも流行りましたよね。一生懸命お金貯めて買ってました。

トイ:男性から奢ってもらったりすることはありました?

女性:遊んでた子は別でしょうけど、普通は彼氏から誕生日とクリスマスにもらうくらいですから、しょっちゅう高いものはもらえないですよねえ。ただ、ご飯代は相手もちでしたね。クルーザー乗ったりとか、いいイタリアン行ったりとかしても全部おごり。だから外食費って考えたことなかったかも。

トイ:そうなると、結婚相手の条件はお金持ちですか?

女性:そんな、みんな意外と結婚相手は地に足付いた人を選んでましたよ。30歳で年収500~600万円あればいいじゃん、くらいの。でも違ったのは40、50になったときいくら稼いでくれるかっていう目論見よね。あの会社なら40歳で1,500万行くから結婚したら安泰だろう、とか考えてお付き合いしてましたもん。

トイ:40歳で1,500万円! いまとなっては、ごく一部の会社さんでないと……。

女性:厳しいですよねえ。女はシビアなんですよ。彼は40代でいくら稼げるか? 子ども育てるとき専業で苦労せずに主婦やれるか? そればかり考えてたから目の前のオトコがいくら稼ぐかは、あまり重視してませんでしたね。40代で1,500万円稼いで、あとは男らしくて、愛情深くって、身長が175cmあればオッケー、くらいの

トイ:それ、絶対に現在のSNSへ投稿しないでくださいね……。

と、このようにバブル期は「女がいい男を選別する」立場にあったのです。考えてみれば景気がどうあっても美人や若い子の比率はそう変わらないわけで、好景気になればなるほど財力での競争が激化するのは当然のことでした。

※ オープンハート…有名宝飾ブランド・ティファニーに代表的なシリーズ。ハートの輪郭をかたどったデザイン。シルバーとゴールドがあるが、シルバーのSサイズが9,000円に対しゴールドは56,000円だった。(『Hanako』1988年9月13日号より)

 

不景気こそ、男子の味方なり

ここで逆転の発想をしましょう。不景気は、男性が有利です。テレビでは「年収600万ないと~」とうそぶく女性がクローズアップされますが、それはあくまで極端な例。

2015年の調査では3割の女性が結婚相手へ求める年収に「年収300万」をボーダーに置いており、現実的な一面をのぞかせます。さらに16.8%は「好きになったら収入は関係ない」と回答。共働きが当たり前となり、愛がモノを言う時代となりました。むしろ私の経験では男性の方が「年収が低い俺には、結婚なんてとてもじゃないけど無理」と自らハードルを上げているように思われます。

しかし、そんな「男性有利な恋愛市場」にも暗雲が。日経平均は2万円を超え、年収もジワジワ上がり始めているのです。現在は実質賃金が低調なことでいまいち「儲かってる感」がありませんが、これからは分かりません。いったん世間が「今は好景気だ」と思ったら、消費が爆発的に伸びうるからです。

もちろんマクロに見れば、好景気はよいことです。しかし男性の「モテ」という観点に限って申し上げますと、女性が相手にこれほど求めない時代はレア。実際、好景気が続く上海では「マンションを持っていない男なんて結婚できない」とハネられると中国人男性から証言が複数あがっております。なんというディストピア。恋愛するなら今しかない!

正直、恋愛の男女平等を目指したい私としては不満が残りますが、いくら私が男女平等を訴えようとも景気のトレンドは致し方なし。不景気短し恋せよ男子、明日の命はないものを。健闘を祈ります。

 

著者:トイアンナ (id:toianna)

外資系企業での女性を対象とした消費者リサーチや500人を超える相談実績から現在はライターとして独立。
恋愛、キャリアからエンディングまで幅広くアドバイスを行う。
 
ブログ「トイアンナのぐだぐだ」は最高月間50万PVを記録。『恋愛障害~どうして「普通」に愛されないのか?~』など著書多数。

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