【2025年最新】カップルにおすすめ!近場の海外旅行完全ガイド|予算別プランと絶景スポット

日本から近いアジア圏内には、魅力的な観光スポットや特別な体験が待っています。距離が近く、フライト時間が短いため、連休を利用した旅行にもぴったりです。カップルでの旅行は、共通の思い出を作り、お互いをより深く知る素晴らしい機会となります。この記事では、カップルにおすすめのアジア旅行先を、予算別プランやロマンチックなスポット、旅行の計画方法など、実用的な情報とともにご紹介します。

二人の思い出に残る旅行先ガイド

アジア圏内の旅行先は、日本人カップルにとって言語の壁が比較的低く、食事や文化の違いも受け入れやすいことが魅力です。韓国では四季折々の美しい景色とK-POPカルチャー、台湾では温かい人々と絶品グルメ、タイではエキゾチックな雰囲気と癒しのビーチリゾートなど、それぞれの国・地域に特色があります。どの国も日本からわずか3〜6時間のフライトで到着でき、時差も少ないため体調を崩しにくいという利点があります。

カップル旅行では、ただ観光するだけではなく、二人だけの特別な時間を過ごせる場所を選ぶことが重要です。美しい夕日を眺められるスポット、二人で参加できるアクティビティ、ロマンチックなディナーが楽しめるレストランなど、思い出に残る体験を計画しましょう。

カップル旅行の計画と予算

旅行の計画を立てるコツ

カップル旅行を成功させるポイントは、事前の入念な計画です。特に初めて一緒に海外旅行をする場合は、以下の点に注意しましょう。

● 旅行の目的を明確にする(リラックス重視、観光重視、グルメ旅など) ● お互いの希望を事前に話し合う ● 無理のないスケジュールを組む ● 自由時間も確保する ● 予算を事前に決めておく

旅行の計画は、二人で一緒に考えることで楽しさが倍増します。それぞれが行きたい場所や体験したいことをシェアし、お互いの希望をバランスよく取り入れましょう。また、すべての時間を細かく予定で埋めるのではなく、現地で偶然見つけた素敵な場所に立ち寄ったり、予定を変更したりできる余裕を持たせることも大切です。

予算別旅行プラン

リーズナブルに楽しむプラン(一人5〜8万円・2泊3日)

リーズナブルな予算でも、工夫次第で素敵な旅行が実現できます。

● 航空券:LCC(格安航空会社)利用、早期予約割引の活用 ● 宿泊先:3つ星ホテルやゲストハウス(一泊5,000〜10,000円程度) ● 食事:現地の屋台や食堂を中心に、特別な日だけレストランで食事 ● 交通手段:公共交通機関の活用 ● アクティビティ:無料または低価格の観光スポットを中心に計画

限られた予算でも最大限に楽しむためには、オフシーズンを狙う、平日に旅行する、早朝便や深夜便を選ぶなどの工夫が効果的です。また、事前に割引クーポンや観光パスを調査しておくことも賢明です。

台湾や韓国は物価が比較的安く、リーズナブルな予算でも充実した旅行が楽しめる国です。特に台湾は夜市での食事が安価で美味しく、韓国ではコスメショッピングなど女性が喜ぶポイントも多いです。

スタンダードプラン(一人8〜15万円・3泊4日)

より快適に過ごしたい方には、中級クラスのホテルや様々なアクティビティを含めたプランがおすすめです。

● 航空券:通常便(フルサービスキャリア) ● 宿泊先:4つ星クラスのホテル(一泊10,000〜20,000円程度) ● 食事:現地の人気レストランで食事、特別な夜はちょっと贅沢なディナー ● 交通手段:公共交通機関とタクシーの併用 ● アクティビティ:有料の観光スポットやオプショナルツアーも含める

このプランでは、観光だけでなく、カップル向けのスパトリートメントやナイトクルーズなど、二人で楽しめる特別な体験も予算に含めることができます。タイ、ベトナム、マレーシアなどは、このクラスの予算で高級感のある旅行が楽しめる国々です。

プレミアムプラン(一人15〜30万円以上・4泊5日以上)

特別な記念日や大切な節目には、思い切って贅沢な旅行も素敵です。

● 航空券:ビジネスクラスやプレミアムエコノミー ● 宿泊先:5つ星ホテルやラグジュアリーリゾート(一泊20,000〜50,000円以上) ● 食事:高級レストランやホテルのディナー ● 交通手段:チャーター車や専用ガイド ● アクティビティ:プライベートツアーやVIP体験

このクラスでは、バリ島のプライベートプール付きヴィラや、タイのビーチリゾート、シンガポールの高級ホテルなどが選択肢に入ります。特別な体験として、プライベートクルーズやヘリコプターツアー、星付きレストランでのディナーなども計画できます。

旅行準備のチェックリスト

旅行前の準備は、トラブルを防ぎ、スムーズな旅行を実現するために重要です。以下のポイントを確認しましょう。

● パスポートの有効期限確認(多くの国では滞在期間+6ヶ月以上必要) ● ビザの要否確認(多くのアジア諸国は短期観光なら不要ですが、国によって異なります) ● 海外旅行保険の加入 ● 現地通貨の準備 ● 航空券・ホテルの予約確認 ● 現地でのインターネット環境の確保(Wi-Fiレンタルやe-SIM) ● 緊急連絡先の確認 ● 必要な持ち物リストの作成

さらに、カップル旅行ならではの準備として、記念撮影用の小型三脚やインスタント写真機など、思い出を残すためのアイテムも検討してみてください。

国別カップル向け観光ガイド

韓国で楽しむふたりの時間

韓国は日本から約2時間という近さが魅力です。四季がはっきりしており、春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、訪れる季節によって異なる景色が楽しめます。

おすすめ観光スポット

ソウルの代表的な観光スポットには、景色の良い南山タワー、活気あふれる明洞や東大門のショッピングエリア、歴史を感じる景福宮などがあります。特に南山タワーは恋人の聖地として知られ、愛の南京錠をかけるカップルで賑わいます。

また、最近ではインスタ映えするカフェ巡りも人気です。カロスキルやガロスキルなどおしゃれなカフェが集まるエリアでは、思わず写真を撮りたくなる素敵な空間とスイーツが楽しめます。冬であれば、エバーランドやロッテワールドなどのテーマパークでイルミネーションを楽しむのもおすすめです。

ロマンチックなデートスポット

● 漢江公園でのピクニックやサイクリング ● 北村韓屋村での韓服(チマチョゴリ)レンタル体験 ● 梨花壁画村での散策と写真撮影 ● 盤浦大橋の虹色の噴水ショー ● 益善洞の伝統的な韓屋カフェでのティータイム

特に春と秋はカップルにとって最適な季節です。気候が穏やかで、桜や紅葉が美しく、屋外での活動も快適に楽しめます。

韓国旅行の実用情報

韓国の通貨はウォン(₩)で、2025年5月現在、1円は約10ウォン程度です。地下鉄やバスなどの公共交通機関は非常に発達しており、T-moneyカードを利用すると便利です。食事は1食あたり7,000〜15,000ウォン程度から楽しめ、日本人の口に合う料理が多いのも魅力です。

言語は韓国語ですが、ソウルなど主要観光地では英語表記や日本語対応も増えてきています。簡単な挨拶や感謝の言葉を覚えていくと、現地の人との交流も増えて旅が一層楽しくなるでしょう。

台湾で過ごす親密な時間

台湾は親日国として知られ、日本人にとって非常に訪れやすい国です。日本から約3時間のフライトで到着でき、時差も1時間と少ないのが魅力です。

おすすめ観光スポット

台北では台北101から市街を一望する絶景や、にぎやかな夜市、龍山寺や忠烈祠などの歴史的建造物が人気です。台北から少し足を伸ばせば、千と千尋の神隠しの世界観に似た雰囲気が楽しめる九份や、願い事を書いたランタンを飛ばす十分老街などもあります。

また、台湾グルメも大きな魅力です。小籠包や牛肉麺、タピオカミルクティーなど、様々な名物グルメを巡る食べ歩きも楽しいでしょう。夜市でのB級グルメ巡りは、気軽にできるデートプランとしておすすめです。

ロマンチックなデートスポット

● 淡水での夕日鑑賞と屋台グルメ ● 九份の提灯が灯る夕暮れ時の風景 ● 十分での天燈(ランタン)上げ ● 陽明山での温泉巡り ● 猫空のロープウェイからの景色と茶藝館でのお茶体験

台湾のベストシーズンは10〜11月と3〜4月で、比較的温暖で雨が少ない時期です。6〜9月は暑くて湿度が高く、台風シーズンでもあるため注意が必要です。

台湾旅行の実用情報

台湾の通貨は台湾ドル(NT$)で、2025年5月現在、1円は約0.27台湾ドル程度です。交通手段としては、台北市内ではMRT(地下鉄)が発達しており、悠遊卡(EasyCard)というICカードを利用すると便利です。食事は1食あたり100〜300台湾ドル程度からあり、夜市では更にリーズナブルに楽しめます。

言語は中国語(繁体字)ですが、観光地では日本語対応している場所も多く、日本人にとって比較的言語の壁は低い国です。台湾の人々は親切で温かく、困ったときはジェスチャーや簡単な英語で何とかなることがほとんどです。

タイで味わうエキゾチックな雰囲気

タイは日本から約6時間のフライトで、美しいビーチリゾートや豊かな文化、おいしい料理で知られています。バンコクのにぎやかな都市観光からプーケットやサムイ島などのビーチリゾートまで、様々な楽しみ方ができるのが魅力です。

おすすめ観光スポット

バンコクでは王宮やワット・プラケオ(エメラルド寺院)などの華麗な寺院、チャオプラヤー川のクルーズ、活気あるチャトゥチャック・ウィークエンドマーケットなどが人気です。プーケットやクラビでは美しいビーチやアイランドホッピング、チェンマイでは象との触れ合いや山岳民族の村訪問などが楽しめます。

タイ料理はカップルで楽しめるグルメとしても人気です。特に屋台やローカルレストランでのオーセンティックなタイ料理体験はおすすめです。また、タイ古式マッサージやスパでのリラクゼーションも、カップルで楽しめる特別な体験となるでしょう。

ロマンチックなデートスポット

● プーケットのビーチでのサンセット鑑賞 ● チャオプラヤー川のディナークルーズ ● バンコクのルーフトップバーからの夜景観賞 ● アユタヤ遺跡でのサイクリング ● ピピ島やクラビなどの美しい島々でのシュノーケリング

タイのベストシーズンは11〜2月で、比較的涼しく乾季にあたるため観光に適しています。3〜5月は暑季、6〜10月は雨季となりますが、雨季でも短時間のスコールが降るだけで一日中雨が降り続けることは少なく、ホテル料金がリーズナブルになる利点もあります。

タイ旅行の実用情報

タイの通貨はバーツ(฿)で、2025年5月現在、1円は約0.27バーツ程度です。バンコク市内ではBTSスカイトレインやMRT地下鉄が便利で、タクシーもメーター制で比較的安価です。食事は街の屋台なら50〜100バーツ程度から、レストランでも200〜500バーツ程度で楽しめます。

言語はタイ語ですが、観光地では英語が通じることも多いです。簡単なタイ語の挨拶を覚えていくと、地元の人々とのコミュニケーションがより楽しくなるでしょう。バンコクなどの都市部では、多くの場所でWi-Fiが利用でき、キャッシュレス決済も普及してきています。

シンガポールで楽しむ都会的なデート

シンガポールは日本から約7時間のフライトで到着できる、近代的で清潔な都市国家です。英語が公用語のひとつであるため言語の壁が低く、治安も良好で初めての海外旅行先としても人気があります。

おすすめ観光スポット

シンガポールの象徴であるマリーナベイ・サンズやマーライオン、植物園としても人気の高いガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、ショッピングスポットであるオーチャード・ロードなどが有名です。また、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールやS.E.A.アクアリウムのあるセントーサ島も人気の観光地です。

シンガポールはグルメも魅力のひとつで、ホーカーセンターと呼ばれるフードコートでの地元料理やワールドクラスのレストラン、さらにはチリクラブやラクサなどのローカルフードまで、様々な食文化を楽しむことができます。

ロマンチックなデートスポット

● ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの夜のライトアップショー ● シンガポール・フライヤー(観覧車)からの夜景 ● マリーナベイの噴水ショー「スペクトラ」 ● クラーク・キーでのリバーサイドディナー ● サンズ・スカイパーク展望台からの絶景(宿泊者はインフィニティプールも)

シンガポールは赤道直下に位置するため一年中暑く、平均気温は26〜32℃です。雨季は11〜1月ですが、スコール性の雨が短時間降る程度で観光に大きな支障はありません。一年を通して訪問可能ですが、セールシーズンである6〜8月頃や、F1グランプリが開催される9月など、イベント時期に合わせて訪れるのも良いでしょう。

シンガポール旅行の実用情報

シンガポールの通貨はシンガポールドル(S$)で、2025年5月現在、1円は約0.012シンガポールドル程度です。交通機関はMRTと呼ばれる地下鉄とバスが発達しており、EZ-Linkカードを利用すると便利です。食事はホーカーセンターなら5〜10シンガポールドル程度から、レストランでは20〜50シンガポールドル程度が相場です。

公用語は英語、中国語、マレー語、タミル語の4つですが、観光客は英語でほとんど不自由しません。シンガポールは都市国家であるため、国内の移動は非常に効率的で、タクシーもメーター制で安心です。Wi-Fi環境も整っており、キャッシュレス決済が広く普及しています。

ベトナムのエキゾチックな魅力

ベトナムは日本から約5〜6時間のフライトで到着できる国で、近年急速に発展しながらも伝統的な魅力を保っている国です。フランス植民地時代の影響を受けた独特の文化や建築物、美しい自然景観、そして豊かな食文化が魅力です。

おすすめ観光スポット

ハノイでは旧市街や文廟、ホーチミン市ではサイゴン大教会や統一会堂などの歴史的建造物が人気です。また、世界遺産に登録されているハロン湾のクルーズや、ホイアン旧市街のランタンが灯る幻想的な風景も訪れる価値があります。最近ではダナンのバーナーヒルズにある「ゴールデンブリッジ」も人気の観光スポットとなっています。

ベトナム料理も大きな魅力のひとつです。フォーやバインミー、生春巻きなど、新鮮な野菜とハーブを使った健康的で美味しい料理が多く、カップルで食べ歩きを楽しむのにも最適です。

ロマンチックなデートスポット

● ホイアンの川沿いでのランタン流し ● ハロン湾でのオーバーナイトクルーズ ● フエの香江(フオン川)でのディナークルーズ ● ダナンのミーケビーチでのサンセット ● バーナーヒルズのゴールデンブリッジでの写真撮影

ベトナムは南北に長い国のため、地域によって最適な訪問時期が異なります。北部(ハノイ、ハロン湾)は10〜4月、中部(ダナン、ホイアン、フエ)は2〜8月、南部(ホーチミン市)は12〜4月がベストシーズンとされています。

ベトナム旅行の実用情報

ベトナムの通貨はドン(₫)で、2025年5月現在、1円は約350ドン程度です。都市部では「Grab」などの配車アプリが便利で、バイクタクシーや三輪車(シクロ)などローカルな交通手段も体験できます。食事は街の屋台なら30,000〜50,000ドン程度から、レストランでも100,000〜200,000ドン程度で楽しめます。

言語はベトナム語ですが、観光地では英語が通じることもあります。簡単な挨拶や数字を覚えておくと役立つでしょう。ベトナムは日本との時差が2時間と少なく、気軽に旅行できる国のひとつです。

バリ島で過ごす南国リゾート

インドネシアのバリ島は日本から約7時間のフライトで、美しいビーチや独特の文化、ラグジュアリーなリゾートで人気の観光地です。カップル旅行にぴったりのロマンチックなスポットが多く、特に新婚旅行先としても人気があります。

おすすめ観光スポット

バリ島では、断崖絶壁に建つウルワツ寺院や美しい棚田が広がるテガラランの景観、ウブドのモンキーフォレストなどが人気です。また、クタやスミニャックのビーチリゾートでは、サーフィンやマリンスポーツも楽しめます。

バリ島はスパ天国としても知られており、カップルで受けられる特別なスパトリートメントが数多く用意されています。また、伝統舞踊の鑑賞やウブドでのアート体験など、文化的な活動も充実しています。

ロマンチックなデートスポット

● プライベートプール付きヴィラでの滞在 ● タナロット寺院での夕日鑑賞 ● ウブドの棚田でのサンライズ・ヨガ ● レンボンガン島でのマリンアクティビティ ● ジンバランでのビーチサイドディナー

バリ島のベストシーズンは4〜10月の乾季で、特に7〜9月は過ごしやすい気候です。11〜3月の雨季は短時間のスコールが頻繁に発生しますが、その分宿泊料金がリーズナブルになる利点もあります。

バリ島旅行の実用情報

インドネシアの通貨はルピア(Rp)で、2025年5月現在、1円は約130ルピア程度です。島内の移動はタクシーやチャーターカーが一般的で、「Gojek」や「Grab」などの配車アプリも便利です。食事はローカルレストランなら30,000〜100,000ルピア程度から、高級レストランでは300,000〜500,000ルピア程度が相場です。

言語はインドネシア語ですが、観光地では英語が通じることが多いです。バリ島は日本との時差が1時間と少なく、時差ボケの心配もほとんどありません。島内には様々なグレードのホテルやヴィラがあり、予算に応じた選択が可能です。

カップル旅行を成功させるためのポイント

二人の関係を深める旅のアイデア

カップル旅行を特別なものにするためには、通常の観光だけでなく、二人の絆を深めるような体験を取り入れると良いでしょう。以下のようなアイデアを参考にしてみてください。

● 現地の料理教室に参加する ● カップルマッサージやスパトリートメントを体験する ● 二人だけの思い出の写真を撮るスポットを巡る ● サンライズやサンセットを一緒に眺める場所を見つける ● 現地ならではの記念品や二人へのプレゼントを探す

また、旅行中に訪れる場所に関連する映画や本を事前に一緒に楽しんでおくと、その場所への理解が深まり、より意味のある旅になるでしょう。

トラブルを避けるためのアドバイス

海外旅行では予期せぬトラブルが発生することもあります。以下のポイントに注意して、トラブルを未然に防ぎましょう。

● パスポートとクレジットカードのコピーを別々に保管する ● 貴重品は必ずホテルのセーフティボックスに保管する ● 公共の場所ではスリや置き引きに注意する ● 現地の飲食店では注文した内容と価格を確認してから食事する ● 宗教施設訪問時には服装に注意する(肩や膝を露出しない) ● タクシー利用時は正規のタクシーか確認する

また、女性パートナーへの配慮として、女性が一人で歩きにくい地域への立ち入りを避けたり、女性にとって不快な状況(過度に混雑した場所など)を作らないよう心がけましょう。

記念に残る写真の撮り方

旅の思い出を写真に残すことは、カップル旅行の重要な要素です。ただ撮るだけでなく、以下のようなポイントを意識すると、より素敵な写真が撮れるでしょう。

● 自撮り棒や小型三脚を持参し、二人一緒の写真を増やす ● 現地の特徴的な景色や建物をバックに撮影する ● 朝夕の柔らかい光の時間帯を狙う ● 一般的な観光写真だけでなく、食事や移動中の自然な表情も撮る ● 時には現地の人に頼んで撮ってもらう(丁寧にお願いしましょう)

また、写真だけでなく短い動画も撮っておくと、帰国後に旅行ビデオを作成する際に役立ちます。音や動きのある記録は、静止画以上に臨場感を伝えてくれます。

旅行に役立つ持ち物と準備

カップル旅行の必須アイテム

カップル旅行では、一般的な海外旅行の持ち物に加えて、以下のようなアイテムがあると便利です。

● 小型三脚(自撮り用) ● モバイルバッテリー(二人分の充電に対応できるもの) ● マルチ変換プラグ(同時に複数のデバイスを充電できるもの) ● 日焼け止め(二人で共有できるタイプ) ● 常備薬(胃腸薬、頭痛薬、絆創膏など) ● 共有できる大きめの折りたたみ傘 ● ウェットティッシュやハンドジェル ● 旅行用スケールキーパー(お土産を多く買う場合)

女性パートナーへの気遣いとして、女性が使いそうなアメニティ用品(ヘアゴムやコンタクトレンズケースなど)を忘れていないか確認すると良いでしょう。

国別の注意点と持ち物

訪問する国によって必要なものや注意点が異なります。主な国別のポイントをご紹介します。

韓国

● 季節に合わせた服装(特に冬は非常に寒いため防寒具が必須) ● 韓国での買い物用の大きめバッグ ● 防塵マスク(黄砂や大気汚染対策)

台湾

● 折りたたみ傘(急な雨に備えて) ● 薄手の長袖(冷房対策) ● 漢方薬店で買い物する場合はリスト

タイ

● 虫よけスプレー(強力なもの) ● 日焼け止め(高SPFのもの) ● 寺院訪問用の肩と膝を覆う服装 ● 胃腸薬(食あたり対策)

シンガポール

● 軽装(暑さ対策) ● リップクリーム(エアコン対策) ● キャッシュレス決済手段(クレジットカードやスマホ決済)

ベトナム

● 除菌ウェットティッシュ ● 胃腸薬(食あたり対策) ● 交渉用の電卓 ● 軽量レインコート(雨季に)

バリ島

● 虫よけスプレー(強力なもの) ● サンダル(ビーチリゾート用) ● 海水浴用アイテム ● 寺院訪問用の布製サロン(現地でも借りられます)

ベストシーズンと旅行のタイミング

国別のベストシーズン

アジア各国のベストシーズンは以下の通りです。

韓国

● 春(4〜5月):桜や花々が咲き誇り、気候も穏やか ● 秋(9〜10月):紅葉が美しく、気温も快適 ● 避けるべき時期:夏(7〜8月、蒸し暑い)、冬(12〜2月、非常に寒い)

台湾

● 秋から春(10〜4月):比較的涼しく過ごしやすい ● 避けるべき時期:夏(6〜9月、蒸し暑く台風シーズン)

タイ

● 乾季(11〜2月):比較的涼しく、雨が少ない ● 避けるべき時期:暑季(3〜5月、非常に暑い)

シンガポール

● 年間を通して暑いが、2〜4月は比較的雨が少ない ● 避けるべき時期:11〜1月(雨が多い)

ベトナム

● 北部:10〜4月(涼しく乾燥した気候) ● 中部:2〜8月(比較的乾燥した気候) ● 南部:12〜4月(乾季) ● 避けるべき時期:雨季(各地域により異なる)

バリ島

● 乾季(4〜10月):晴天が多く、特に7〜9月は過ごしやすい ● 避けるべき時期:雨季(11〜3月、スコールが頻繁)

旅行計画のタイミング

海外旅行を成功させるためには、適切なタイミングで準備を進めることが重要です。

● 旅行計画の検討:出発の2〜3ヶ月前 ● パスポートの確認・更新:出発の2ヶ月以上前 ● 航空券の予約:出発の1〜3ヶ月前(繁忙期はさらに早めに) ● ホテルの予約:出発の1〜2ヶ月前 ● 観光スポットの調査:出発の1ヶ月前 ● 必要なアクティビティの予約:出発の2週間〜1ヶ月前 ● 海外旅行保険の加入:出発の2週間前 ● 現地通貨の準備:出発の1週間前 ● 最終的なパッキング:出発の1〜2日前

特に人気のリゾートホテルやレストラン、アクティビティは早めの予約が必須です。カップルで特別な記念日を祝うプランがある場合は、さらに早めの手配をおすすめします。

お得に旅行する方法

限られた予算でより充実した旅行をするために、以下のポイントを参考にしてください。

● オフシーズンやショルダーシーズン(繁忙期と閑散期の間)に旅行する ● 早朝便や深夜便を選ぶ(通常より安価なことが多い) ● 航空会社のセールを利用する ● ホテル予約サイトの早期割引や直前割引を活用する ● 複数のホテル予約サイトで価格を比較する ● 現地の公共交通機関を積極的に利用する ● 食事は観光地から少し離れた地元の人が通うレストランで ● 観光パスや交通パスを利用する(各都市で販売している観光客向けパス)

平日を含めた旅程にすることで、週末に比べてホテル料金が安くなることもあります。また、長期休暇(年末年始やお盆など)を避けることで、航空券やホテルの価格が大幅に下がることもあるでしょう。

国別おすすめカップルプラン

韓国 おすすめデートプラン

ソウル3泊4日ロマンチックプラン

【1日目】 ● 午前:明洞や東大門でショッピング ● 午後:北村韓屋村で韓服レンタルと写真撮影 ● 夜:南山タワーで夜景鑑賞と愛の南京錠を取り付け

【2日目】 ● 午前:景福宮や昌徳宮などの歴史的建造物見学 ● 午後:インサドンでの韓国伝統工芸品ショッピング ● 夜:漢江公園でのナイトピクニックまたはクルーズ

【3日目】 ● 午前:カフェ通りとして有名なカロスキルでカフェ巡り ● 午後:弘大エリアでのストリートフード巡りと若者文化体験 ● 夜:東大門デザインプラザの夜景鑑賞とショッピング

【4日目】 ● 午前:梨花壁画村散策 ● 午後:最後のショッピングとカフェタイム ● 夕方:帰国

予算の目安:一人8〜12万円(航空券込み) おすすめ時期:4〜5月(春)または9〜10月(秋)

台湾 おすすめデートプラン

台北と九份3泊4日プラン

【1日目】 ● 午前:台北101での展望台からの景色を堪能 ● 午後:永康街でのグルメ散策 ● 夜:士林夜市での食べ歩き

【2日目】 ● 午前:台北市内観光(龍山寺、中正紀念堂など) ● 午後:九份への移動と散策 ● 夜:九份の夕焼けと提灯が灯る風景を楽しむ

【3日目】 ● 午前:十分でのランタン上げ体験 ● 午後:淡水への移動と老街散策 ● 夜:淡水での夕日鑑賞とディナー

【4日目】 ● 午前:マンゴーかき氷などの台湾スイーツを楽しむ ● 午後:お土産購入と最後の台北散策 ● 夕方:帰国

予算の目安:一人7〜10万円(航空券込み) おすすめ時期:10〜11月または3〜4月

タイ おすすめデートプラン

バンコク&プーケット5泊6日プラン

【1日目】 ● 午前:バンコク到着 ● 午後:ホテルチェックインと周辺散策 ● 夜:チャオプラヤー川ディナークルーズ

【2日目】 ● 午前:王宮とワット・プラケオ観光 ● 午後:ワット・ポー(涅槃仏)とワット・アルン観光 ● 夜:ルーフトップバーでの夜景鑑賞

【3日目】 ● 午前:プーケットへの移動 ● 午後:ビーチでのリラックスタイム ● 夜:パトンビーチでのディナーと散策

【4日目】 ● 終日:ピピ島などでのアイランドホッピングツアー ● 夜:プーケットのナイトマーケット散策

【5日目】 ● 午前:ビーチアクティビティまたはプーケット旧市街散策 ● 午後:カップルスパ体験 ● 夜:ビーチサイドでのロマンチックディナー

【6日目】 ● 午前:最後のビーチタイム ● 午後:バンコク経由で帰国

予算の目安:一人15〜20万円(航空券込み) おすすめ時期:11〜2月

シンガポール おすすめデートプラン

シンガポール3泊4日高級都市リゾートプラン

【1日目】 ● 午前:シンガポール到着 ● 午後:マリーナベイエリア散策とマーライオン見学 ● 夜:マリーナベイサンズの「スペクトラ」ショー鑑賞

【2日目】 ● 午前:ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ見学 ● 午後:オーチャードロードでのショッピング ● 夜:シンガポールフライヤーからの夜景鑑賞

【3日目】 ● 午前:セントーサ島へ移動 ● 午後:ユニバーサル・スタジオ・シンガポールまたはS.E.A.アクアリウム ● 夜:クラークキーでのリバーサイドディナー

【4日目】 ● 午前:チャイナタウンやリトルインディアの散策 ● 午後:最後のショッピングとカフェタイム ● 夕方:帰国

予算の目安:一人15〜25万円(航空券込み) おすすめ時期:通年(2〜4月は比較的雨が少ない)

ベトナム おすすめデートプラン

ダナン&ホイアン4泊5日リゾートプラン

【1日目】 ● 午前:ダナン到着 ● 午後:ミーケビーチでのリラックスタイム ● 夜:ドラゴンブリッジの夜景鑑賞

【2日目】 ● 午前:バーナーヒルズへの移動とゴールデンブリッジでの写真撮影 ● 午後:バーナーヒルズの観光 ● 夜:ダナン市内のシーフードレストランでのディナー

【3日目】 ● 午前:ホイアンへの移動と旧市街散策 ● 午後:ホイアンでのランタン作り体験 ● 夜:ホイアンのランタンが灯る幻想的な風景を楽しむ

【4日目】 ● 午前:アンバンビーチでのビーチタイム ● 午後:カップルスパ体験 ● 夜:ホイアン川沿いでのディナーとランタン流し

【5日目】 ● 午前:最後のホイアン散策 ● 午後:ダナン経由で帰国

予算の目安:一人10〜15万円(航空券込み) おすすめ時期:2〜4月または9〜10月

バリ島 おすすめデートプラン

バリ島5泊6日ラグジュアリーリゾートプラン

【1日目】 ● 午前:バリ島到着 ● 午後:ヴィラチェックインとプライベートプールでのリラックスタイム ● 夜:ヴィラでのロマンチックディナー

【2日目】 ● 午前:ウブドへの移動と王宮・モンキーフォレスト観光 ● 午後:ライステラス見学 ● 夜:ウブドでのディナーとショー鑑賞

【3日目】 ● 午前:カップルスパトリートメント ● 午後:ウブドでのショッピングと芸術村散策 ● 夜:ウブドのレストランでのディナー

【4日目】 ● 午前:タナロット寺院見学 ● 午後:クタビーチでのサーフィンレッスンまたはビーチタイム ● 夜:レギャンエリアでのディナーとナイトライフ

【5日目】 ● 午前:レンボンガン島へのデイトリップ ● 午後:シュノーケリングやマリンアクティビティ ● 夜:ジンバランビーチでのシーフードディナー

【6日目】 ● 午前:最後のビーチタイムとお土産購入 ● 午後:帰国

予算の目安:一人20〜30万円(航空券込み) おすすめ時期:4〜10月(特に7〜9月)

カップル向けアジア旅行のヒントとアドバイス

予算計画と管理のコツ

旅行費用を効果的に管理するためのアドバイスをご紹介します。

● 旅行計画の初期段階で総予算を決め、航空券、宿泊費、食事代、観光費、お土産代などのカテゴリに分ける ● 予想外の出費に備えて、総予算の10〜15%程度の余裕を持たせる ● 高額な支払い(航空券、ホテル)はクレジットカードで、小額の買い物は現金で支払うバランスを考える ● 現地での支出を記録するアプリを活用する(「Splitwise」や「Travel Wallet」など) ● 両替は空港ではなく、市内の両替所で行うとレートが良いことが多い ● 複数の両替所でレートを比較し、一度にまとめて両替する ● クレジットカードは海外旅行保険付帯のものを使用(医療費や盗難などの保障) ● 緊急時のための予備資金を別に持っておく(別のポケットやホテルのセーフティボックスに)

二人の間での支払い方法も事前に話し合っておくと良いでしょう。全て割り勘にするのか、高額な支払いは男性が、日常的な支払いは割り勘にするのかなど、二人が納得できる方法を見つけることが大切です。

予約と準備のチェックリスト

旅行前の準備を忘れずに行うためのチェックリストです。

出発の1〜3ヶ月前 ● パスポートの有効期限確認 ● 航空券の予約 ● ホテルの予約 ● 必要に応じてビザの申請

出発の2〜4週間前 ● 海外旅行保険への加入 ● 特別なレストランやアクティビティの予約 ● 現地の天気チェックと服装の準備 ● 持ち物リストの作成 ● 海外でのモバイルデータ通信手段の準備(Wi-Fiレンタルやe-SIM)

出発の1週間前 ● 現地通貨の両替 ● 必要な常備薬の準備 ● パスポート、航空券、ホテル予約確認書などの書類準備 ● 電子機器の充電・動作確認 ● 旅行会社や航空会社からの最終案内の確認

出発前日 ● オンラインチェックイン(可能な場合) ● 荷物の最終チェックと計量 ● 携帯電話・カメラなどの充電 ● 家の戸締り準備

これらの準備を二人で分担して行うと、より効率的に進められるでしょう。

カップル旅行によくある悩みと解決法

カップル旅行中に起こりがちな問題とその解決策をご紹介します。

旅行スタイルの違い

● 問題:一方はアクティブに観光したいが、もう一方はゆっくり過ごしたい ● 解決策:事前に旅行の目的やスタイルについて話し合い、一日のうちの一部は別々の活動をするなど柔軟な計画を立てる

予算感覚の違い

● 問題:一方は贅沢に過ごしたいが、もう一方は節約したい ● 解決策:事前に予算について話し合い、特別な日だけ贅沢するなどのバランスを取る

体調不良

● 問題:現地で体調を崩すと予定通りに観光できない ● 解決策:無理な計画を立てず、休息の時間も確保する。常備薬を携帯し、旅行保険に加入しておく

コミュニケーションの問題

● 問題:長時間一緒にいることでイライラや口論が発生する ● 解決策:お互いに一人の時間も大切にし、疲れている時は無理をしない。小さな問題は大目に見る余裕を持つ

天候不良

● 問題:雨天で予定していたアクティビティができない ● 解決策:代替プランを用意しておく(屋内観光スポット、ショッピングモール、スパなど)

旅行中の問題はコミュニケーションと相互理解で解決できることが多いです。お互いの違いを尊重し、譲り合いの気持ちを持つことが大切です。

まとめ

アジア圏内へのカップル旅行は、お互いの絆を深め、素敵な思い出を作る素晴らしい機会です。短いフライト時間と少ない時差で、気軽に異文化を体験できるのが魅力です。

予算やお好みに合わせて、韓国の活気ある都市、台湾の優しい雰囲気、タイのエキゾチックなビーチリゾート、シンガポールの近代的な都市、ベトナムの文化的な魅力、バリ島のラグジュアリーなリゾートなど、さまざまな選択肢があります。

旅行の計画段階から二人で協力して準備を進め、お互いの希望を取り入れた旅程を作りましょう。また、現地での体験も単なる観光だけでなく、二人だけの特別な時間を過ごせるロマンチックなスポットや体験を取り入れると、より思い出深い旅になります。

予算管理や事前準備をしっかり行い、トラブルが起きても柔軟に対応できる心構えを持っていれば、きっと素晴らしい旅行になることでしょう。

アジアの美しい景色や文化、食事を通じて、二人だけの特別な思い出を作ってください。素敵な旅の体験が、皆さんの関係をより深める一助となれば幸いです。