はじめに

デートや会話中、何気なく発した一言で女性の表情が曇ってしまった…そんな経験はありませんか？こちらに悪気はなくても、言葉の選び方ひとつで彼女の心がスーッと冷めてしまうことがあります。実際、「些細なひと言で一気に冷めた」という女性の声は珍しくありません。男性にとっては冗談や褒め言葉のつもりでも、女性からすると「今の発言はちょっと…」とドン引きされてしまうケースも少なくありません。

女性はその場ではニコニコしていても、心の中では引いていることがあります。「なんだか急によそよそしくなったかも？」と感じたら、もしかすると知らず知らずNGワードを口にしてしまったのかもしれません。実際、女性から「それ言われて冷めたわ…」と陰で言われてしまう男性の発言例は意外と多いのです。

そこで本記事では、女性が思わず引いてしまう男性のNGな言葉をピックアップし、その理由や対策をユーモラスに解説していきます(^_^)/。痛いところを突かれてドキッとするかもしれませんが、安心してください。誰だって失敗はあるものですし、直せば印象はグッと良くなります。少し自虐も交えつつ、笑って学べる内容にしましたので、肩の力を抜いて読んでみてくださいね。

それでは、女性が「うわ…ないわー」と感じてしまうNG発言の数々を、具体的な例とともに見ていきましょう！

自信過剰な自慢話（ナルシスト発言）

男性同士なら武勇伝や自慢話で盛り上がることもあるでしょう。しかし、女性相手にそれをやってしまうのは逆効果です。例えば、デートの席で得意げに「俺って昔からモテるんだよね」などと語ったとしたら、女性はどう感じるでしょうか。多くの場合、それは大きなドン引きポイントになってしまいます。

ちなみに、男性の自慢話にはいくつかパターンがあります。例えば、自分の学歴や仕事の肩書きをひけらかすタイプ。「俺、◯◯大学出身なんだ」「会社で俺がいないと回らなくてさ」などと得意げに語られても、女性は「ふーん…」としか返しようがありません。また、お金自慢も敬遠されがちです。「貯金が◯◯万円あって〜」などと言われても、「だから何？」と思われて終わりでしょう。その他にも、過去の武勇伝（ヤンチャ自慢）やモテ自慢（「昔はめちゃくちゃモテた」など）もありますが、残念ながら大抵は逆効果です。

自分ではカッコいいアピールのつもりでも、相手からすればただのナルシストに見えてしまうものです。誰も頼んでいないのに自慢ばかりされると、内心では「自分大好きなんだな…(^_^;)」と半ば呆れられてしまうかもしれません。本人は良かれと思って話していても、聞かされる女性にとっては退屈なうえに印象ダウンは避けられないでしょう。

実は私も若い頃、カッコつけて自分の武勇伝ばかり語ってしまい、デート相手をうんざりさせてしまった苦い経験があります(^_^;)。彼女は最初こそ笑顔で頷いてくれていましたが、私が延々と自慢話を続けるうちに明らかに退屈そうな表情に変わっていきました。「しまった！」と気づいて軌道修正を試みましたが、時すでに遅し…。後日改めて連絡してみても、次のデートの約束はできませんでした。

対策: 武勇伝や自分語りはほどほどにして、代わりに彼女の話に耳を傾けるようにしましょう。自慢をグッとこらえて相手の話題を広げる男性の方が、よほど大人で魅力的に映るものですよ。

乱暴すぎる言葉遣い・態度

言葉遣いは人柄を表すと言われます。どんなに見た目が好印象でも、口を開いた瞬間に乱暴な言葉遣いが飛び出せば女性は一気に引いてしまいます。「お前さあ」「～じゃねぇし」といった荒っぽい口調やタメ口を、出会って間もない段階で使うのはNGです。

言葉遣いが悪いと言っても、実はいろいろなケースがあります。初対面なのにいきなりタメ口で話してくる人、汚いスラング（「クソ○○」「ふざけんな」など）を連発する人、語尾が乱暴（「～だろ」「～じゃねぇ？」など）な人…。どの場合でも「この人、礼儀がなってないな…」という印象を与えてしまうでしょう。特に女性は言葉の端々に敏感です。ちょっとした乱暴な一言でも、「一緒にいて怖いかも」と警戒される原因になります。

例えば、初デートでいきなり「飯、何食う？」とぶっきらぼうに聞かれたら、女性はショックを受けます。「こんな言葉遣いをする人だったんだ……」と、一気に警戒モードになってしまうでしょう。親しみやすさを演出したいのかもしれませんが、礼儀知らずと思われてしまっては元も子もありません。

また、店員さんに横柄な態度をとったり、周囲に聞こえる声で平気で汚い言葉を使ったりするのもアウトです。女性はそうした言動を敏感に見ています。「そのうち自分にも同じように乱暴な態度を取るのでは？」と不安に感じ、距離を置かれてしまう原因になります。

エピソード: 私の友人A子の体験談です。初デートの相手だった男性が、店員さんに対して終始偉そうな口調だったうえ、自分にはタメ口混じりで話してきたため、A子はかなり引いてしまったそうです。料理が運ばれてくる度にその男性は「早く取り分けてよ」などと命令口調。会計時にも「ポイント貯めたいから別会計で」と言われ、A子は内心ウンザリ…。デート後、男性からまた会いたいと連絡が来たものの、A子はやんわりとお断りしました。

A子さんは後日「あの人、話し方が乱暴すぎて無理…」と苦笑いしていました。

対策: 初対面やデート序盤では、できるだけ丁寧な言葉遣いを心がけましょう。ラフな話し方に切り替えるにしても、相手との距離感が縮まってからがベターです。穏やかで礼儀正しい口調は、それだけで「この人は安心できる」と女性に感じさせる重要なポイントですよ。

女性を見下すような発言・ステレオタイプ

何気ない一言でも、女性全体を見下したような内容が含まれていると、それだけで興ざめしてしまいます。「所詮女には無理だけどさ」「女って〇〇だよな」といった発言は言語道断です。言われた女性はもちろん、その場にいない女性全体に対しても失礼ですよね。

こうした女性を見下すような発言は、たとえ軽い冗談のつもりでも絶対に避けるべきです。男性側は「場を盛り上げるため」「昔からそう言ってるだから」程度の感覚かもしれません。しかし言われた女性にとっては聞き捨てならない一言です。まして今はジェンダー平等が当たり前の時代。「昭和かよ…」と呆れられてしまうのがオチでしょう。一度でもそんなセリフを吐けば、「この人とは価値観が合わないな」と距離を置かれてしまう可能性大です。

例えば、合コンの席で男性が「女って見た目と年収しか興味ないよね」と言ったとします。心の中で「いやいや、何様？」とツッコミを入れたくなる女性は多いでしょう。たとえ冗談のつもりでも、こうした偏見に満ちたセリフを耳にすれば、一瞬で恋愛対象外に振り分けられてしまいます。

また、「女のくせに○○」「男なら○○すべき」といった古臭いジェンダー観押し付け発言もアウトです。「女なんだから料理くらいできて当然」といったセリフを聞いたら、昭和の化石かな？と呆れられるのがオチです(￣▽￣;)。現代の女性はこうした偏見に敏感ですから、発した瞬間ドン引きされると思っておきましょう。

エピソード: ある合コンでの出来事です。少し酔った男性Bさんが「女って結局顔と年収でしょ？」と発言した途端、女性陣の表情が一気に凍りつきました。Bさんは場を盛り上げる冗談のつもりでしたが、シーンと静まり返った空気に気づき顔が真っ赤に…。その後Bさんに話しかける女性はおらず、合コンは気まずい雰囲気のまま終了してしまいました。

合コンに居合わせた女性たちは、後から「いくらなんでもあの発言はないよね…」とひそひそ話していたとか。

対策: 女性に限らず、人をカテゴライズして見下すような発言は厳禁です。ジェンダーに関する固定観念は捨てて、目の前の相手を一人の人間として尊重しましょう。「男性だから」「女性だから」ではなく、お互い対等だという意識を持つことが大切です。

外見や年齢に関するデリカシーのない言葉

女性の外見や年齢に触れる発言は、とにかく慎重になるべき分野です。下手にいじったりすると、一瞬で女性の心がサッと引いてしまいます。悪気なく言った言葉が相手を傷つけ、「もうこの人とは無理かも…」と思われてしまうことも。デリカシーのない外見コメントは百害あって一利なしです。

女性は自分の外見に関するちょっとした言葉にも敏感です。コンプレックスに感じている点は人それぞれですから、あなたにとって何気ない言葉でも、彼女にはグサッと突き刺さる可能性があります。「褒めたつもり」が「侮辱」になってしまう怖さがここにあるのです。また、女性本人が自分で気にしていることを冗談めかして話すことはあっても、男性から指摘されるとやはり傷つくものです。十分注意しましょう。

特に体型や年齢はタブーに近い話題です。「最近太った？」「もう〇〇歳なんだからさ」といった一言は絶対NGと思ってください。たとえ心配や親しみを込めたつもりでも、言われた側はショックを受けます。「太った？」は言われた瞬間、「デブってこと!?」と悲しくなりますし、「〇〇歳なんだから」は「年寄り扱い？」と感じさせてしまいます。

ありがちな失敗例として、褒めるつもりで逆に地雷を踏んでしまうパターンがあります。例えば「〇〇ちゃんより可愛いね」と他の女性と比較する褒め方や、「痩せたらもっと綺麗になるよ」といった余計なお世話アドバイスです。一見ほめ言葉っぽいですが、前者は友達を引き合いに出された女性が微妙な気持ちになりますし、後者は「今の私は綺麗じゃないってこと!?」と不愉快にさせる典型例です。

さらにセクハラまがいの発言も論外です。初対面なのに「胸大きいね」などとニヤニヤ言うのはもってのほかですし、たとえ親しくなってからでもデリカシーに欠けます。そういった発言をする男性は、それだけで“一発退場”と思われても仕方ないでしょう。

エピソード: 職場の先輩が実際にやってしまった失敗談です。先輩は何気なく同僚の女性に「最近ちょっと丸くなった？」と笑いながら言ってしまいました。もちろん先輩は悪意はなく、むしろ親しみを込めたつもりでした。しかし言われた女性はカチンときて、「え、太ったってことですか？」とムッとした表情に…。先輩は「あ、違う違う！」と慌ててフォローしましたが時すでに遅し。その後しばらく二人の間には気まずい空気が流れていました。

後日先輩は平謝りしましたが、彼女との関係はしばらくぎくしゃくしてしまったそうです。

対策: 外見に関するコメントは極力シンプルかつポジティブなものに限定しましょう。「可愛いね」「その服似合ってるね」程度で十分です。余計な比較やアドバイスは不要ですし、マイナスイメージを匂わせる言葉は避けるべきです。また、年齢を話題にするのも控え、聞かれない限り自分から触れないのが無難でしょう。

下品すぎる下ネタ・性的発言

下ネタは相手との関係性や場の空気を読まないと、一発でアウトになるデリケートな話題です。特に出会って間もない女性に対して下品な冗談や性的な発言をするのは絶対にNG。「そういう話についていける女性か試したかった」なんて言い訳は通用しません。多くの女性は内心ドン引きしています。

下ネタが許されるかどうかは、結局のところ相手との関係性次第です。相手もノリノリで下ネタを話せる間柄なら笑い話になることもありますが、それはお互いが十分打ち解けている場合に限ります。大して親しくもない男性から急に下ネタを振られたら、多くの女性は困惑してしまうでしょう。男性同士では盛り上がる話でも、女性相手では地雷になり得ると心得ておきましょう。

例えば、まだ打ち解けてもいないのに急に「俺、夜は自信あるんだよね(笑)」とニヤつかれたら、女性は引いて当然です。下手をすればセクハラ発言と受け取られ、その場で嫌悪感を抱かれてしまうでしょう。また、自分の過去の下ネタ体験談を得意げに語るなんてもってのほかです。「経験豊富アピール」のつもりかもしれませんが、女性からすればただの下品な自慢にしか聞こえません。

下ネタ系でなくても、性的な話題に絡めた失礼な発言は要注意です。例えば「〇〇ちゃんって絶対エッチでしょ？」とニヤニヤしながら聞くようなケースです。言われた女性は「は？何言ってるの？」とドン引きすること間違いなしですし、「この人下心しかないんだな」と警戒されてしまいます。

エピソード: 友人グループでの飲み会でのこと。男性Cさんは下ネタで場を盛り上げようと張り切り、「俺、ベッドでは自信あるんだよね～」などと連発しました。しかし女性陣は引き気味で、表面上は苦笑いするしかありません。結局その場は白けてしまい、二次会の話も自然消滅。後日Cさんは「あれ？なんで誰も連絡くれないんだ？」と不思議がっていましたが、原因は明白ですよね…。

女性陣の一人は後で「下品すぎて引いた」と語っており、Cさんにはその後誰からも連絡が来なかったそうです。

対策: 下ネタや性的な話題は、相手との信頼関係が十分に築けるまでは封印しましょう。下品な冗談で笑いを取ろうとするより、健全で楽しい話題で盛り上がる方がずっと好印象です。どうしてもそういう話題に触れたい場合でも、相手が明らかにノリノリでない限り自分から切り出さないことが大切です。

元カノ・他の女性の話を持ち出す

デリケートな恋愛の話題として元カノや他の女性の話があります。デート中に前の彼女の話ばかりされたり、「昔付き合ってた子がさ～」とことあるごとに過去の恋愛エピソードを語られたりすると、多くの女性は面白くありません。それどころか、「この人、まだ元カノ引きずってるのかな…」と不安になったり、単純に比較されているようで嫌な気持ちになったりします。

女性はデート中、「自分だけを特別扱いしてほしい」と感じているものです。それなのに他の女性の影をちらつかせるような発言をされたら、一気に興醒めしてしまうでしょう。元カノの話題は自慢でも愚痴でもNG。「前の彼女は本当に最悪で…」などと言われても、聞かされた女性は困るだけかつ、「自分も陰で悪く言われるのかな？」と不安になってしまいます。

悪気なく過去の恋愛遍歴を披露してしまう男性もいますが、初デートや付き合って間もない時期には避けるのが無難です。たとえ「君は元カノより料理上手だね」なんて褒め言葉のつもりで言っても、「比べないでよ！」と内心イラッとさせるだけでしょう。逆に元カノの悪口を言うのもNGです。「前の彼女は本当に最悪でさ…」と愚痴ったところで、聞かされた女性は困ってしまいますし、「自分も陰でこんな風に言われるのかな」と冷めてしまいます。

また、目の前にいる女性以外の他の女性をやたらと話題に出すのも考えものです。たとえば、デート中に急に「あの店員さん可愛くない？」などと別の女性の話を振られたら、いい気はしませんよね。「私と会ってるのに他の女の話？」と呆れられても仕方ありません。

エピソード: デート中に元カノを出してしまった例です。ある男性Dさんは、おしゃれなレストランでの食事中につい「ここ、前の彼女と来たことがあるんだ」と口にしました。Dさん本人に悪気はなく会話のつもりでしたが、一緒にいた女性の笑顔はピタッと止まり、その後会話はぎこちなくなってしまいました。デート後、Dさんは「しまった…」と後悔して連絡しましたが時すでに遅し。それ以降その女性と会うことはできなかったそうです。

彼女は「初デートで元カノの話なんて聞きたくなかった」と感じていたようで、Dさんに対しすっかり冷めてしまっていたのです。

対策: 基本的に、目の前の女性との会話では“他の女性”の話題は極力出さないのがマナーです。過去の恋愛話を武勇伝のように語るのも避けましょう。今一緒にいる相手との時間を大切にし、過去ではなく現在の話題にフォーカスすることが大切です。どうしても話に出す必要があるときも、手短かにさらっと触れる程度に留めるのが無難でしょう。

ネガティブ発言や愚痴ばかり

デート中にため息交じりに「疲れた…」「どうせ俺なんて…」などとネガティブな発言ばかりしていないでしょうか。自虐や弱音も度が過ぎると、女性は「一緒にいても楽しくない」と感じてしまいます。誰だって落ち込むことはありますが、初期のデートで暗い話題ばかりでは、せっかく盛り上がるはずのムードも台無しです。

デートは本来、楽しい時間を共有する場です。それなのに会うたびネガティブ発言ばかりでは、女性は「この人と一緒にいると気が滅入る…」と感じてしまいます。一緒にいて暗い気持ちになる相手を、恋愛対象として積極的に選びたい女性はまずいません。女性は愚痴の聞き役ではなく、笑顔で過ごせるパートナーを求めていることを忘れないでください。

愚痴っぽいのも嫌われがちです。会うたびに仕事の愚痴や上司の悪口ばかり聞かされると、女性はうんざりしてしまいます。「この人と一緒にいても気が滅入るだけかも…」と思われてしまったら最後、その先の発展は難しいでしょう。特にデートの場は相手に楽しい時間を過ごしてもらうことが大切ですから、自分のネガティブな感情をぶつけるのは控えるべきです。

少しの弱音や本音なら「私にだけ打ち明けてくれた」とプラスに働く場合もあります。しかし、毎回暗い話題ばかりでは彼女も疲れてしまいます。基本的には、相手と過ごす時間くらい前向きでいることを心がけた方が良いでしょう。

エピソード: 私の女友達E子の話です。E子が何度かデートした男性は、会う度に仕事の不満や上司の悪口ばかり…。最初は「大変なんだな」と同情していたE子も、毎回愚痴ばかり聞かされるので気が滅入ってしまい、だんだん彼とのデートが憂鬱になっていったそうです。ついには「一緒にいても楽しくない」と感じてしまい、E子の方からお断りする結果に。E子曰く、「優しく聞いてあげるのも正直疲れちゃった」とのことで、結局その男性との関係はそれ以上進展しませんでした。

対策: ネガティブ発言はぐっと飲み込み、デート中はできるだけ明るい話題を選ぶように意識しましょう。どうしても辛いときは「実はちょっと大変なことがあって…」と前置きして軽く相談する程度に留め、愚痴の垂れ流しにならないよう注意です。常にポジティブでいる必要はありませんが、少なくとも一緒にいるときは彼女が笑顔でいられる雰囲気作りを心がけたいですね。

距離感を無視した重すぎる言葉

出会って間もないのに、いきなり踏み込みすぎた「重い」発言をしてしまうと女性は引いてしまいます。例えば、初デートで「将来は君みたいな人と結婚できたらいいな」なんて言われたら、さすがに重すぎです。言われた女性は嬉しいよりも先に「まだそこまでの仲じゃないのに…」と困惑してしまうでしょう。

また、付き合ってもいない段階で唐突に「好きだよ」「毎日会いたい」と連呼するのも距離感が掴めていません。相手の気持ちが盛り上がる前に一方的に愛情表現を押し付けられると、女性はプレッシャーを感じてしまいます。気持ちが先走るあまり猛アプローチする男性もいますが、相手のテンポを無視しては逆効果です。

さらに、別れ話の際などに「君なしでは生きていけない！」と縋るようなセリフを吐くのもNGです。(ドラマで見るようなシーンですが、現実にやられると重すぎて引かれます…) 相手への想いが強いほど言いたくなるかもしれませんが、過剰な愛の重さは相手を疲れさせてしまうだけです。

将来の話や過剰な愛情表現は、タイミングを間違えると「この人重い…」と思われる典型です。一度「重い」と感じさせてしまうと、そこから挽回するのはなかなか難しくなります。男性としては情熱を伝えているつもりかもしれませんが、女性にとっては負担でしかありません。「嬉しい」より先に「怖い…」が来てしまったらアウトなのです。

エピソード: 重すぎるアプローチで失敗した例です。ある女性F子は、知り合って間もない男性から毎日のように長文メッセージで「好きだよ」「会いたい」と送られ続け、怖くなってしまったそうです。F子曰く、最初は好意を持ってくれたことが嬉しかったものの、あまりに頻繁で内容も濃すぎる愛の言葉にプレッシャーを感じてしまったとのこと。結局彼女はその男性を避けるようになり、フェードアウトしてしまいました。本人は「真剣だったのに…」と落胆していましたが、気持ちが先走りすぎても逆効果の良い例ですね。

一方の男性は「真剣だったのに…」と落胆していましたが、時すでに遅しでした。

対策: 相手との関係進度に見合った表現を心がけましょう。愛の言葉はタイミングと適量が大事です。情熱を示すにしても、相手のペースを尊重することが肝心です。相手がまだそこまで気持ちが盛り上がっていない段階で一人突っ走りしないよう、自制する大人の余裕を持てると素敵ですね。

会話が一方通行・共感ゼロ

会話のキャッチボールができず、自分ばかり喋ってしまうのも女性が引いてしまうポイントです。例えば、彼女が話している途中で横から自分の話にすり替えたり、「いや、それはね…」とすぐに否定して講釈を始めたりする男性に、女性はがっかりします。せっかく彼女が心を開いて話してくれているのに、それを遮って自分語りされたら興醒めですよね。

会話はキャッチボールです。自分ばかりボールを投げっぱなしでは、相手はつまらなく感じて当然ですよね。男性はつい自分の知識を披露したり、問題解決のアドバイスをしたりしがちですが、女性はまず共感を求めています。相手の話を最後まで聞き、「うんうん」「それでどうなったの？」と共感や質問を返すだけでも、女性の印象は大きく変わるものです。

また、相手の話に対して「ふーん」「へぇ」など素っ気ない相槌しか打たず、全く共感を示さないのもNGです。女性は「この人、私との会話を楽しむ気ないのかな…」と感じてしまいます。頷きもせずスマホばかりいじられた日には、もうこちらから話す気も失せてしまうでしょう。

さらに、自分の知識をひけらかしてマウントを取るような発言も嫌われます。たとえば彼女が「最近〇〇にハマってて…」と話したとき、「ああ、それなら△△の方がコスパいいよ。知らなかったの？」なんて返されたらムッとしますよね。アドバイスのつもりかもしれませんが、上から目線で否定されると誰だっていい気はしません。

エピソード: 会話下手な男性とのデート体験談です。同僚の女性Gさんがある男性と食事に行ったとき、一切自分の話を聞いてもらえず、相手ばかりが自分の話題をまくしたてるので疲れてしまったそうです。Gさんが話題を振ってもすぐに自分自慢にすり替えられ、「この人といても楽しくないかも…」と感じたとのこと。さらに彼はGさんの話に「いや、それはね…」といちいち講釈を始める始末。完全に聞き役に回らされたGさんは、そのデート以降彼からの誘いを断り続けています。

Gさん本人も「会話が一方通行すぎて疲れた」と感じており、その気持ちは変わらなかったようです。

対策: 相手の話を最後まできちんと聞き、共感やリアクションを適度に返すことを意識しましょう。自分の話はそれからでも遅くありません。たとえ知っている話題でも「そうなんだ！」と新鮮に聞く姿勢が大事です。会話はキャッチボールですから、ボールを独り占めせず相手にも投げ返す余裕を持ちましょう。

お金に細かすぎる発言

デートでの金銭に関するやり取りも、女性の気持ちを冷めさせる地雷ポイントです。例えば、会計の際に毎回1円単位まできっちり割り勘を要求したり、「この店高いから次はもっと安いところでいい？」とケチっぽく言ったりするケースです。金銭感覚は人それぞれですが、あまりにお金に細かい印象を与えると、「この人と付き合ったらずっと節約デートばかりなのかな…」と将来を不安にさせてしまいます。

金銭感覚は人それぞれですが、デートの場ではできるだけスマートに振る舞いたいものです。近年は割り勘派の女性も増えていますが、その場合でも「○○円ね」と上から目線で要求するような言い方は避けましょう。奢るにせよ割り勘にせよ、お金のやり取りは淡々とスマートにこなすのがポイントです。細かい金額にこだわるより、「今日は楽しんでもらいたい」という気持ちで臨んだ方が、結果的に印象は良くなります。

特にタブーなのは、「奢ってあげたのに」と見返りを求めるような発言です。奢ったことを恩着せがましく言われたら、女性は一気に引いてしまいます。「奢ってやったんだから○○してよ」などと冗談でも言おうものなら、その瞬間アウトです。「器が小さい男」と烙印を押されても仕方ありません。

また、お金絡みでセコい振る舞いは細かく見られています。デート中、クーポンやポイントに執着しすぎて段取りがカクカクになったり、「駐車場代高いから会う時間短くしていい？」なんて発言したりすれば、女性は呆れてしまうでしょう。節約自体は悪いことではありませんが、デートの場ではスマートさを欠かないようにしたいものです。

エピソード: 金銭感覚の違いで破局したケースです。知人の女性Hさんは、付き合っていた男性がとにかくお金に細かい人でした。デートでは毎回きっちり割り勘、1円単位まで計算され、「ジュース一本も奢ってもらったことがない」と嘆くほど。最初は「堅実な人なのかな」と思っていたHさんですが、デート中に「今月きついから次会うの再来月でもいい？」と言われたことが決定打となり、「この先やっていけないかも」と感じて別れを決意しました。「彼、ケチじゃなければ良い人だったんだけどね…」とHさんは少し残念そうに語っていました。

Hさんは「お金より大事なものがあるのにね…」と別れた後に呟いていました。

対策: お金の話題はデリケートなので、必要最低限に留めましょう。割り勘にするにしても、「◯◯円で大丈夫？」とスマートに提案するだけで十分です。自慢げにお金の話をしたり、逆にセコセコしすぎたりするのは避け、金銭面では余裕を見せるくらいが丁度良いでしょう。たとえ経済的に余裕がなくても、工夫して素敵な時間を演出する姿勢が大切です。

番外編：NG発言オンパレード！ある残念デートの顛末

土曜日の夜、会社員の田中太郎さん（仮名）はマッチングアプリで知り合った花子さん（仮名）と初めての食事デートに出かけました。おしゃれなイタリアンレストランで待ち合わせ、二人は席に案内されます。太郎さんは少し緊張しつつも、何とか盛り上げようと意気込んでいました。

注文を終え、まずは乾杯。グラスを合わせた直後から、太郎さんは自己紹介もそこそこに自分の話を始めます。「いやー、俺って昔から結構モテる方でさ」と笑いながら切り出す太郎さん。花子さんは「そうなんですね…」と笑顔で相槌を打ちますが、心の中では（いきなり自慢話？）と戸惑っています。それに気づかない太郎さん、「大学も◯◯大学なんだ。就職も一部上場企業でさ、今は営業成績トップなんだよね！」と得意満面です。しかしその直後、「でも最近残業ばっかでさ、正直疲れるんだよね…」とため息まじりに愚痴もこぼし始めました。花子さんは「お忙しいんですね…」と気遣いますが、心の中では（自慢の次は愚痴かあ…）と複雑な心境です。

それでも太郎さんは止まりません。さらに自慢話を続けようとしたその時、料理が運ばれてきました。花子さんが「美味しそうですね」と話題を変えようとすると、太郎さんはウェイターさんに向かって「お兄さんさあ、水もう一杯ちょうだいよ」とタメ口で注文。少し驚いた様子のウェイターに、「早くしてね」と追い打ちをかけます。花子さんは（この人こんな話し方するんだ…）と一気に不安になってきました。

なんとか会話を盛り上げようと、花子さんは趣味の話題を振ってみます。「最近旅行とか行きました？」しかし太郎さんは「旅行？まあ海外とかしょっちゅう行ってるよ。仕事できると自由に有給取れるからさ」とまたもマウント気味に回答。そして唐突に「そういえばさ、女ってやっぱり男の経済力重視でしょ？」とニヤリ。花子さんは一瞬きょとんとして、「えっ…そんなことないと思いますけど…」と苦笑い。太郎さんは「えー？だって◯◯さん（女性芸能人）も言ってたよ？」と得意げですが、花子さんの心中は（うわ、偏見すご…）とドン引きです。

空気が微妙になってきたのを察したのか、太郎さんは話題を変えようと「ところでさ、花子ちゃんって◯◯歳には見えないよね？もっと若く見える！」と褒めたつもりの言葉を投げかけます。ところが花子さんは「はあ…ありがとうございます」と明らかにトーンダウン。（歳の話とか別にいいのに…）とモヤモヤ。「しかもスタイルいいよね！結構胸あるでしょ？」と太郎さんがニヤニヤ付け加えた瞬間、花子さんの表情は強張りました。「い、いえ…普通ですよ」と答えつつ、心の中では（無理無理無理！キモいんだけど！）と叫んでいます。

少し沈黙が流れ、気まずくなった太郎さんは焦ります。（やばい、盛り下がってる？）と感じた彼は、ウケを狙おうとある話題を切り出しました。「そういえば俺、中学の頃とか結構ヤンチャでさ～。あと、言ってなかったけど夜はけっこう自信あるんだよね！」と下ネタ混じりに自分の武勇伝を話し始めたのです。花子さんはますます引いてしまい、「あ、あはは…」と乾いた笑いを浮かべるしかありません。（この人との会話、下品すぎる…早く帰りたい）と心では思っています。

その後も太郎さんは一人で盛り上がり、昔付き合っていた彼女の話まで語り出しました。「前の彼女がさあ、料理得意でさ…花子ちゃんも料理できる人？」「昔は◯◯って子と海外旅行よく行ってたんだけど…」花子さんはもはやうんざりです。（なんで初対面で前の彼女の話聞かされてるの？）と呆れながら、「そうなんですね…」と愛想笑いを浮かべるのが精一杯でした。

会話はどんどん噛み合わなくなり、花子さんが自分のことを話そうとしても太郎さんはすぐに別の話にすり替えてしまいます。「私、学生時代はバスケを…」「あ、バスケといえば俺も地元で無敵でさ！」といった具合です。花子さんは（この人、全然私の話聞かないな…）と感じ始めました。太郎さんは「でさ～俺がシュート決めまくって…」と得意になっていますが、花子さんの心はすでにここにあらず。「へえ…すごいですね」と生返事しながら、時計をチラリ。太郎さんはそんな彼女の様子にも気づかず、「あ、そうだ次行くバー決めてなくてさ！どこ行く？」と畳みかけます。

ちょうどデザートも食べ終わり、お会計のタイミングに。太郎さんは伝票を手に取り、「全部で12,000円だから、俺6,000円ね。A子ちゃんも6,000円でいいよね？」と当然のように割り勘提案。花子さんは「はい、わかりました…」と支払いますが、内心では（スマートさの欠片もないな…）と呆れていました。

店を出た二人。しかし花子さんのテンションはだだ下がりです。「この後どうする？」と太郎さんがにこやかに聞きますが、「すみません、明日朝早くて…今日は帰ります」と花子さん。太郎さんは「え、そうなの？じゃあ駅まで送るよ」と食い下がりますが、「大丈夫です！本当に今日はありがとうございました」と花子さんは距離を取り、足早に去ってしまいました。

ポツンと取り残された太郎さん。（あれ、俺何かまずいこと言ったかな？）と首をかしげますが、原因に気づくことはできませんでした…。

おわりに

いかがでしたか？女性が「それ言われたら冷める…」と感じるNG発言の数々を紹介してきました。思い当たるものがあった方も、「こんなの言ったことないよ！」という方も、改めて言葉選びの大切さを感じていただけたでしょうか。

男性からすれば「そんな細かいことまで気にするの？」と思うケースもあるかもしれません。悪気なく言った一言で引かれてしまったら理不尽に感じることもあるでしょう。しかし残念ながら、恋愛においては自分の意図よりも相手にどう受け取られるかが重要です。「自分はこういうつもりだった」は通用せず、相手が嫌だと感じればそれまでなのです。だからこそ、相手の立場に立って発言を選ぶことが大切なのです。

もちろん、女性といっても人それぞれです。全員が全員、同じ言葉に引くわけではありません。ただ、今回挙げたような発言は多くの女性にとってマイナス印象になりやすいのも事実です。「口は災いの元」と言いますが、裏を返せば言葉ひとつで相手を喜ばせたり安心させたりすることもできます。実際、些細な一言に救われたという女性の話もよく耳にします。気遣いのこもった「大丈夫？」「頑張ってるね」などの言葉は、それだけで女性の心に響くものです。

大切なのは相手への思いやりと配慮です。ちょっとした気遣いで余計な一言を飲み込むだけでも、相手に与える印象は大きく変わります。今回学んだNGワードを反面教師に、ぜひ次のデートや会話に活かしてみてください。最初は意識するのが大変かもしれませんが、少しずつでも実践していけば、女性とのコミュニケーションが今よりきっとうまくいくはずです。

最後までお読みいただきありがとうございました。皆さんの恋愛がうまく進むことを応援しています！

ツイート シェア ブックマーク