モテない理由は優しすぎ?「いい人止まり」から抜け出す非モテ脱却術

女性に「好きなタイプは?」と聞くと、ほとんどの場合「優しい人」と答えるものです。ですがその一方で、「優しい男はモテない」なんて皮肉なフレーズを耳にしたことはありませんか?
実際、「〇〇君って優しいよね」と褒められるのに、なぜか恋愛対象には見てもらえずに終わってしまった…という経験がある方も多いのではないでしょうか。(^^;) 優しさは本来魅力のはずなのに、「いい人どまり」で終わってしまうこの現象、辛いですよね。

一方で、女性が惹かれるのはなぜかちょっと俺様気味の自信家タイプだったりして、「なんで!?」と頭を抱えたことがある人もいるのでは? 悔しいけど、これもあるあるなんです(笑)。あなたの周りにも、そんな“優しいのにモテない男”が一人はいるかもしれません。あるいは、今まさにあなた自身がそうだとしたら…ぜひこの記事を読んでヒントを掴んでください!

どうしてこんなことになってしまうのでしょう?「優しければモテるんじゃなかったの?」と思わずツッコミたくなりますが、そこには勘違いだらけの「いい人」の落とし穴が潜んでいるのです。

本記事では、「優しいのになぜかモテない」と悩む男性に向けて、女性目線で見た「優しい」と「いい人」の違いをひも解き、モテない「優しさ」のパターンや「いい人」の落とし穴をユーモラスに紹介します。さらに、「優しさ」に頼らない恋愛戦略や非モテ脱却のための具体的な男性向け恋愛テクニックも徹底解説! あなたの優しさを活かしつつ、恋愛で損しないためのヒントが満載です。

読み終えた頃には、「優しいだけの男」から卒業し、真のモテる優しい男になるための第一歩を踏み出す勇気が湧いてくることでしょう。それでは、さっそく見ていきましょう!

「優しい」と「いい人」の違いとは?

女性が「優しい人が好き」と言うのは本心です。ただし、それは「恋愛対象として魅力的な人」の条件としての優しさを指しています。出会ったばかりの段階から誰にでも過剰に優しい男性に対しては、女性はむしろ「この人ちょろいかも?」と感じてしまう場合もあるのです。

恋愛シーンでよく耳にする「いい人」には、要注意なニュアンスが含まれています。女性に「〇〇君って本当にいい人だよね~」と言われたとしたら、それは社交辞令かもしれません。正直に言えば、「あなたは魅力的な男性としては物足りないけど、人間としてはいい人ですね」という意味に聞こえることも…。辛辣ですが、これが「いい人止まり」の現実です。

では、「優しい」と「いい人」は何が違うのでしょうか? 簡単に言えば、本当にモテる優しい男性は優しさ以外の魅力も備えているということです。一方、モテない「いい人」で終わってしまう男性は、優しさ“だけ”で勝負しようとしている状態なんですね。

優しさは確かに恋愛では大きな長所ですが、それ“だけ”では決め手に欠ける場合があります。料理に例えるなら、優しさという甘みだけでは味がぼんやりしてしまい、少しの塩味やスパイス(刺激や男らしさ)がないと「また会いたい!」とは思ってもらえません。

例えば、「いい人」はとにかく相手に嫌われたくない一心で、何でも女性に合わせます。女性が「今日はイタリアンが食べたいな」と言えば「僕もイタリアン大好き!」と即答し、彼女が「やっぱり和食が…」と気が変われば「実は和食の気分だったんだよね!」とコロコロ合わせる。自分の希望や意見は封印し、ひたすら相手ファースト。表面上は“優しい”のですが、その実、「自分が我慢すれば円満にいく」と信じているのです。
一方で「優しい男性」は、相手を思いやりつつも自分の意見や芯をちゃんと持っています。女性が迷っているときには「和食も美味しいけど、今日は君がイタリアン食べたいならイタリアンに行こう!」と提案するように、リードすることもできる。つまり、対等な立場で優しさを発揮できるのです。

また、「いい人」は誰にでも優しく接します。職場でも学校でも老若男女問わずニコニコ親切。もちろんそれ自体は素晴らしいことですが、好きな女性からすると「私だけ特別じゃないんだ…」と感じてしまうこともあります。女性は自分だけを特別に扱ってほしい生き物。
しかし「優しい男性」は基本的に誰に対しても礼儀正しく思いやりがありますが、特に大切な人には特別な優しさを見せます。他の人には当たり障りなく接していても、好きな女性には「寒くない? 上着貸そうか?」と気遣ったり、困っているときに真っ先に手助けするなど、彼女に「自分は特別なんだ」と思わせる対応ができるんですね。

さらに「いい人」は自分の本心や欲求を隠しがちです。相手に嫌われるくらいならと自分の意見を飲み込み、何でも「うん、いいよ」と受け入れてしまう。
逆に「優しい男性」は、相手としっかり向き合います。言いにくいことでも女性のためになるならあえて伝えることもできますし、自分がどう感じているかも誠実に表現します。ときには意見が食い違って衝突することがあっても、それを怖れません。結果、女性から見ると頼りがいがあり、信頼できる男性に映るのです。

まとめると、「いい人」が相手にとって都合のいい存在になりがちなのに対し、「優しい男性」は対等で頼りになるパートナーになれるという違いがあります。女性が求めているのは後者、つまり優しさにプラスして男らしさや自信を感じさせてくれる男性なのです。

ちなみに、女性が“優しすぎる男性”を恋愛対象にしづらいのは、生物学的な本能とも関係しているという説もあります。女性は子供を産み育てるうえで大きなリスクと負担を抱えるため、本能的に自分と子供を守ってくれそうな強さや積極性を男性に求める傾向があるそうです。真偽はともかく、「優しいだけでは物足りない」と感じられてしまうのは確かなようですね。要するに、優しさは恋愛における必要条件ではあっても十分条件ではないということです。

ケーススタディ:優しいだけのA君 vs モテる優男B君

花子さん(仮名)は同時期に2人の男性からアプローチを受けています。一人は同僚のA君。穏やかでとても優しいのですが、いつも「なんでもいいよ」が口癖で、自分から誘ってくれることはありません。もう一人は学生時代の友人B君。A君と同じく優しい性格ですが、デートの提案も積極的で「次は新しくできたカフェに行ってみない?」とリードしてくれます。

最初、花子さんはA君もB君も「どちらも良い人だな」と好印象を持っていました。しかし一緒に過ごすうちに差が現れます。A君との食事は、彼女が店を決め、会話も花子さんがリード。彼は優しいけれど少し物足りなく、花子さんは物静かな彼に若干の退屈さを覚えてしまいました。一方、B君との時間は彼がエスコートしてくれるおかげで終始スムーズ。彼の冗談に笑わされたり、時には意外な意見にドキッとさせられたりして、花子さんは「もっと一緒にいたい」と感じます。

結果、花子さんが恋人に選んだのはB君でした。A君は良い人止まりのまま友達関係に…。このケーススタディからも、「優しさ+α」の男性がいかに女性の心を掴むかがお分かりいただけるでしょう。

モテない「優しさ」のパターンとは?

パターン1:誰にでも優しい
優しいのは素敵なことですが、誰に対しても同じように優しい場合、好きな女性からは「自分だけ特別じゃない」と感じられてしまいます。例えば、他の女性にもニコニコ親切に接していると、彼女にとってあなたは「みんなに優しいいい人」で止まりがちです。「誰にでも優しい人」は人としては好かれても、恋愛対象としての特別感を演出できないためモテにくくなってしまうのです。女性は自分だけを特別視してくれることで愛情を感じる生き物ですから、このパターンは要注意ですね。

パターン2:自己主張ゼロで優柔不断
「君が決めていいよ」「何でもいいよ」が口癖になっていませんか? 相手に合わせる優しさも時には必要ですが、何から何まで相手任せでは女性も困ってしまいます。デートの行き先すら毎回「どこでもいいよ」と譲ってばかりだと、「リードしてくれない人」と物足りなく思われてしまうでしょう。優柔不断すぎる態度は頼りなさに直結します。実は女性の側も「毎回自分ばかり提案するのは負担」と感じています。遠慮のつもりが相手に丸投げでは、本末転倒ですよね。女性から「何考えているか分からない」「イエスマンすぎて不安」と思われ、恋愛の主導権を握れないままフェードアウト…なんてケースも。

※ある調査では、7割以上の女性が「デートでは男性にリードしてほしい」と感じているそうです。優しさから相手に決定権を委ねるばかりでは、むしろ女性に負担をかけてしまう可能性もあるのです。

パターン3:謝りすぎて頼りない
紳士的なのは良いことですが、何かある度に「ごめんね」「すみません…」とペコペコ謝っていませんか? ちょっとした待ち合わせの遅れやお店選びのミス程度で、やたら謝罪ばかりしていると女性からは「この人大丈夫かな?」と心配されてしまいます。恋愛において必要以上に低姿勢すぎる男性は、頼りない印象になり逆効果です。ミスを素直に認めること自体は人として素晴らしいのですが、何でもかんでも「ごめん」が口癖になっていると、女性は「この人に任せて平気かな…」と不安を感じてしまいます。デート中に何度も謝られると、女性としても気を遣ってしまい楽しさが半減します。

パターン4:アプローチしない(友達ポジションに留まる)
好きな女性にあえて積極的なアプローチをせず、「いい人の友達」として接してしまうパターンです。一見紳士的ですが、女性からするとあなたを異性として意識する機会がないまま時間だけが過ぎていきます。そして、ある日勇気を出して告白したとしても…女性はビックリ仰天!「そんなつもりで仲良くしてたんじゃないんだけど!?」と戸惑わせてしまい、玉砕してしまうリスク大です。彼女としては無害な男友達だと思っていた相手から突然刃物(=恋愛感情)を突きつけられたようなもの。一度「ただの友達」認定されてしまうと、そこから異性として意識させるのは至難の業でしょう。残念ながら「最初から好意を示してくれる男性」の方が女性にとっては安心感があるため、後出しで「実は好きでした」戦法はうまくいかない場合が多いんです。

パターン5:優しさの押し売り・見返り期待
本人は良かれと思ってやっているのに、実は女性にとって迷惑…そんな残念パターンもあります。例えば、彼女が頼んでもいないのに過剰に世話を焼いたり、高価なプレゼントを頻繁に渡したりすると、女性は恐縮してしまうか引いてしまいます。「優しい」というより「重い」「押し付けがましい」と思われて逆効果になることも。また、内心で「これだけ尽くしているんだから好かれて当然」と見返りを期待していると、その下心は不思議と相手に伝わってしまうもの。見返り目当ての優しさほど、恋愛で報われないものはありません。 親切心も方向を間違えると単なるお節介ですから注意しましょう。彼女に尽くすなら、見返りは求めずさらっと行うのが鉄則です。

「いい人」の落とし穴あるある

例えば、気になる彼女から深夜に恋愛相談の電話がかかってきたとしましょう。彼女は別の男性にフラれて落ち込んでいる様子。あなたは寝る間も惜しんで親身に話を聞き、慰め、アドバイスしました。彼女は「本当に○○君って優しいね…いつもありがとう!」と感謝してくれました。…が、電話を切った後、あなたに残ったのはモヤモヤとした虚しさ。「結局オレは相談相手で、恋愛対象ではないんだよな…」と枕を濡らした夜、身に覚えはありませんか?(そして彼女は翌日、その元彼とヨリを戻していたりするのです…泣)

また、好きな女の子の引っ越しを率先して手伝ったのに、お礼と言えばみんなの前で「○○君ってホントいい人で頼りになる~!」と良い人認定された程度。嬉しいような悲しいような、複雑な気持ちになったこと、ありますよね。結局その子は別の男性と付き合ってしまい、「俺は重い荷物運び要員かい!」とツッコミたくなった…なんて経験も、男性諸氏にはあるあるではないでしょうか。

さらに勇気を出して意中の女性に告白したら、返ってきた言葉が「○○君はすごくいい人なんだけど…ごめんなさい」。――ちょっと待って、それって実質「異性としては見られません」宣言!?(T_T) 「いい人」と褒められているようで、その実バッサリ斬られたようなこの感覚、味わった男性も多いはずです。ちなみに「いい人なんだけど…」は男性にとってかなり堪えるセリフですよね…。

こうしてみると、モテない優しさの裏には「自分に自信がない」「嫌われたくない気持ちが強すぎる」といった心理が見えてきます。逆に言えば、そこを克服すれば状況は大きく変わるということです。もし思い当たる節があるなら、次に紹介する「優しさに頼らない恋愛戦略」を試してみる時かもしれません。

「優しさ」に頼らない恋愛戦略

(※ここで言う「優しさに頼らない」とは、決して優しさを捨てるという意味ではありません! あなたの優しさは大切な長所。その上でさらに魅力を高める戦略ということです。)

優しさは恋愛における大事な「甘み」ですが、それだけでは女性の心に火をつけるには少し不足です。料理に例えるなら、甘みだけでなく塩味やスパイスも加えないと「美味しい!」とは感じてもらえませんよね。そこで、ここからは「優しさ」に頼らない恋愛戦略を具体的に見ていきましょう。

まず大切なのは、「嫌われるかもしれない恐怖」から自由になること。 モテない優しさに陥る男性は、女性に嫌われまいとして自分を押し殺しがちでしたよね。しかし恋愛では、誰からも嫌われない人より、多少の自己主張や芯のある人の方が魅力的に映るものです。勇気を持って自分の意見を言ったり、ときには「NO」と言うことも必要です。「こんなこと言ったら嫌われるかな…」とビクビクするよりも、嫌われる勇気を持って臨みましょう。実際、女性はきちんと意見を言ってくれる男性に対して「頼もしい」と感じるものです。

次に、女性を特別扱いしつつリードする姿勢を見せましょう。優しさに頼らない戦略とはいえ、女性を大切に思う気持ちはもちろん持ち続けてください。ただし、その表現方法を「なんでも言うことを聞く」から「自分が主導してエスコートする」にシフトします。例えば、デートプランを提案する時も「君が行きたい所どこでもいいよ」ではなく、「○○はどう? きっと気に入ると思うよ」と自信を持って勧めてみる。相手を思いやりつつ、自分がリードすることで、女性に安心感とときめきを与えることができます。決断力を発揮する場面では遠慮せず率先しましょう。「頼れる!」と感じてもらえれば、あなたの優しさも一層引き立ちます。

そして、自分自身の個性や魅力をアピールすることも忘れずに。優しいだけでなく、「○○について熱く語れる」「意外とスポーツが得意でアクティブ」「実は音楽やアートに詳しい」など、あなたならではの強みや趣味をどんどん見せていきましょう。自分を出すのを遠慮していると、相手にとって印象が薄いまま終わってしまいます。多少オタクっぽい趣味でも、イキイキと語る姿に惹かれる女性は多いものです。自分の軸を持って人生を楽しんでいる男性は、それだけで魅力的ですからね。

さらに、優しさ以外のアプローチも取り入れてみましょう。具体的には「ユーモア」と「ドキドキ感」です。女性を笑わせる男性はモテる、とよく言われますが、まさにその通り! 今まで遠慮して冗談も言えなかったなら、小さなジョークや軽いツッコミで笑いを共有するところから始めてみてください。「そんなこと言ったら失礼かな?」と萎縮する必要はありません。感じの良い冗談やノリの良さは、あなたの優しさに楽しさというスパイスを加えてくれます。また、時には少し意外性のある行動やサプライズで彼女の心をドキッとさせるのも効果的。例えば普段おとなしいのにここぞという時だけ力強く守ってくれた…なんてギャップに女性は弱いものです。「いい人」止まりを脱却するには、このように笑いと刺激を上手に取り入れることがポイントです。

最後に、自分のペースや境界線を大切にすることも戦略の一つです。優しさゆえに相手に合わせすぎて自分を見失うのではなく、自分の予定や意志も尊重しましょう。彼女から急な誘いやお願いがあっても、無理なときは無理と言って大丈夫。毎回ホイホイ駆けつけるだけが優しさではありません。適度に自分の時間を優先することで、「何でも言うことを聞く都合のいい人」ではなく「自分の世界を持っている余裕のある男性」と思ってもらえるでしょう。その上で、いざという時にしっかり力になれば、ギャップも相まって高評価間違いなしです。

非モテ脱却の実践例

25歳の会社員・太田太郎さん(仮名)は、同僚の花子さんに密かに想いを寄せていました。太郎さんはとても優しく、花子さんの相談事にも親身になって答え、頼まれた仕事のヘルプも快く引き受ける“いい人”です。しかし、花子さんは同じ部署の少しチャラい先輩と交際を始めてしまい、太郎さんは失恋…。それでも友人ポジションはキープし、彼女が先輩とうまくいかなくなると深夜の愚痴電話に付き合う日々が続きました。太郎さんにとって、花子さんの泣き声を聞くのは胸が痛む一方で、自分を頼ってくれることがどこか嬉しいという複雑な気持ちだったのです。

しかしある日、太郎さんは「このままではダメだ!」と一念発起します。自分の優しさだけでは花子さんの心を掴めないと悟ったのです。彼はまず、自分から花子さんを食事に誘ってみることにしました。これまで「忙しいかな?迷惑かな?」と遠慮して誘ったことがなかったのですが、「新しくできたイタリアンのお店があるんだけど、今度一緒に行かない?」と勇気を出して提案します。花子さんは少し驚きつつも、「行ってみたい!」とOKしてくれました。

デート当日、太郎さんは少し緊張しながらも「今日は絶対リードするぞ」と心に決めていました。店も自分で予約し、「ここのピザが絶品なんだよ」とおすすめメニューも自信たっぷりに伝えます。花子さんは「太郎くんって、こんなふうにお店選んでくれるんだね!」と感心した様子です。会話でも、太郎さんはただ相槌を打つだけでなく、自分の趣味である音楽の話題を振ってみたり、花子さんが昔好きだった漫画を引き合いに冗談を言って笑わせたりしました。花子さんは何度も声をあげて笑い、「一緒にいてこんなに楽しかったの初めてかも!」と目を輝かせています。太郎さん自身も、花子さんが笑ってくれることで徐々にリラックスし、自然体で話せるようになっていきました。

帰り道、いつもなら終電ギリギリまで付き合っていた太郎さんですが、この日は「そろそろ駅に向かおうか。無理させちゃ悪いからね」と早めに切り上げました。名残惜しそうな花子さん。「優しい太郎くんなら、きっと私が『もう一軒行きたい』って言えば付き合ってくれると思ってた」とぽつり。太郎さんが「今日は僕も楽しかったから満足だよ。また次回ね」と笑うと、花子さんは少し意外そうにしながらもどこか嬉しそうです。

後日、花子さんの方から「この前のお店すごく良かった!また太郎くんとご飯行きたいな♪」と連絡が来ました。太郎さんは見事“いい人止まり”から一歩踏み出し、花子さんに男性として意識してもらうことに成功したのです。ちなみに、その後太郎さんは花子さんと正式にお付き合いすることができました。優しい男だって、アプローチ次第でちゃんと報われるんですね! このように、自分の殻を破って行動を変えれば、長年抜け出せなかった非モテ状態から脱却できる可能性が十分にあります。

恋愛テクニックを身につけよう

ここまで読んでくださったあなたは、すでに「優しさ」という素晴らしい長所を持っています。それにプラスして恋愛テクニックを身につければ鬼に金棒! ということで、最後に男性が実践しやすい恋愛テクニックをいくつかご紹介します。

1. 会話で適度に自己開示&ユーモア
女性との会話では、相手の話を聞くだけでなく自分の話題も提供しましょう。質問ばかりでは「面接」みたいになってしまいます。例えば、休日に何をしていたか尋ねられたら、あなたも自分のエピソードを一つ返す。子供の頃のちょっとドジな失敗談をネタに笑いをとる…そんな風にすると一気に親近感が増します。優しい男性は聞き役に回りがちですが、楽しい会話のキャッチボールを意識してください。なお、女性だってあなたのことをもっと知りたいと思っているもの。遠慮ばかりせず、自分の話もどんどんしていきましょう! また、相槌だけでなくリアクションを少しオーバーにしてみる、「それめっちゃわかる!」と共感を示すなど、明るいノリで盛り上げるのも効果的です。

2. 視線とボディランゲージ
照れ屋な優しい男性ほど、好きな女性と目を合わせられなかったり、緊張でぎこちなくなってしまいがち。でも、目を見て笑顔で話すだけで「この人感じいいな」と思わせることができます。ちなみに、目を逸らしてばかりいると「自信がないのかな?」「私に興味ないのかな?」と誤解されることもあります。まずはしっかり目線を合わせてニコッと笑う練習をしてみましょう。それから、話の流れで軽くハイタッチをしてみたり、歩く時に「こっち歩くと危ないよ」とそっと彼女の進路側に移動してみたり。直接ベタベタ触れる必要はありませんが、自然な所作で紳士ぶりをアピールすると女性はドキッとしてくれるものです。

3. 褒め方のコツ
優しい人なら相手の良いところに気づけるはず。でも「可愛いね」「優しいね」だけでは月並みすぎて響かないことも。そこで、具体的に褒めるテクニックを使いましょう。例えば新しい髪型に気づいたら「その髪型、○○さんの雰囲気にすごく合ってるね」と伝える、彼女が頑張ったことに対して「いつも努力してて本当に尊敬するよ」と労い感謝する。女性は自分の変化や努力に気づいてもらえるととても嬉しいものです。具体的な褒め言葉は、「ちゃんと見てくれているんだな」という特別感につながります。ただし、嘘っぽいお世辞や誰にでも言ってそうな薄い誉め言葉は逆効果なので注意です。

4. 外見・雰囲気にも気を配る
内面磨きと同じくらい、外見や雰囲気作りも大切です。第一印象は出会って数秒で決まるとも言われます。せっかく中身が優しくても、清潔感がなかったり自信なさげにモジモジしていては魅力が伝わりません。特に「清潔感」は女性が男性を見るときに重視するポイントだとよく言われます。床屋や美容院で定期的に髪を整え、服装も年相応に清潔でセンスの良いものを心がけましょう(全部高級ブランドで揃える必要はありません)。背筋を伸ばし、ハキハキと話すだけでも印象は格段にアップします。身だしなみに気を遣うことは「女性に良く思われたい」という誠意の表れでもあります。優しさプラス清潔感・自信たっぷりの雰囲気で、鬼に金棒です!

5. 小さなリードを積み重ねる
日常の中で少しずつリードする練習をしてみましょう。例えば、飲食店で店員さんに注文をハキハキ伝える、エスカレーターではさっと先に立って「お先にどうぞ」と誘導する、歩道では車道側を歩くようにする…そんな細かい気遣いと行動力を積み重ねるのです。最初は緊張するかもしれませんが、慣れてくると自然に振る舞えるようになります。女性はそうした些細な場面で「あ、この人頼れるかも」と感じるものです。あなたの優しさに行動力が加われば、もう「いい人止まり」にはさせません!

いきなり完璧にこなす必要はありません。恋愛テクニックは筋トレのようなもの。少しずつ日常で実践していくことで、徐々に身についていきます。最初はぎこちなくても、回数を重ねるうちに自信がつき、自然と振る舞えるようになるでしょう。いくつになっても人は成長できますから、今日からでも全く遅くありませんよ。千里の道も一歩から、できることから始めてみましょう。焦らず、楽しみながらチャレンジしてみてくださいね。

よくある質問:『いい人』を卒業するために

Q1. 結局「優しい男」はダメってことですか?
A. いいえ、決してそんなことはありません! 女性も優しい男性が大好きです。ただし、「優しいだけ」では物足りない場合があるというだけ。今回お話ししたように、優しさにプラスして積極性や男らしさを見せれば鬼に金棒。むしろ「優しさ+α」を備えた男性は最強です。優しさ自体はあなたの大切な持ち味なので、どうか捨てずに磨きをかけてくださいね。

Q2. 小心者で自信がない僕でも変われるでしょうか?
A. 大丈夫です! 人は何歳からでも成長できます。最初は勇気が要りますが、今回紹介したような小さな一歩を積み重ねれば、少しずつ自信がついていきます。例えば、今まで言えなかった自分の意見を一つ伝えてみる、軽い冗談を言ってみるなど、できることから挑戦してみましょう。うまくいけば自信になりますし、たとえ失敗しても命まで取られません(笑)。経験を重ねるほど、自然と振る舞えるようになりますよ。

Q3. やっぱりイケメンやお金持ちの方がモテるんじゃないですか?
A. 確かに外見や経済力も魅力の一部ですが、必ずしもそれだけでモテるわけではありません。女性が求めているのは、一緒にいて安心できて楽しい相手です。どんなにイケメンでも思いやりがなかったり、自分勝手な男性は敬遠されますし、お金があっても退屈な人とは一緒にいたくないものです。それより、清潔感を整えて優しさと男らしさを兼ね備えたあなたの方が、よほど魅力的になれますよ。

Q4. 急にキャラを変えたら引かれませんか?
A. 確かに、人は急激な変化に驚くかもしれません。でも安心してください、ここで目指すのは「優しいまま頼もしくなる」こと。根本的な人柄は変わらないので、周りもすぐに慣れて受け入れてくれるでしょう。むしろ「あれ、最近雰囲気変わった? なんかいい感じ!」とプラスに捉えられるはずです。もちろん無理のない範囲で、少しずつ変えていけばOK。周囲の反応を気にしすぎず、自分のペースで成長していきましょう。

おわりに

現実の恋愛は漫画やドラマのようにいかず、優しいだけではなかなかうまくいかないものです。「優しい男性がモテない」なんて言われますが、この記事を読んでお分かりのとおり、優しさ自体が悪いわけではありません。大切なのは、その優しさに自信戦略をプラスすること。今まで「いい人」で終わっていたあなたも、ちょっとした意識改革と行動で必ず変わっていけます。

最初は慣れずに戸惑うかもしれませんが、大丈夫、失敗したって命まで取られるわけじゃありません!(^_^;) むしろ、試行錯誤する中で少しずつ自分に合ったやり方が見つかっていくものです。何より、あなたの持つ思いやりや優しさは、女性にとって本当に貴重な魅力です。それを忘れずに、そこに男性的な頼もしさや積極性を加えていけば鬼に金棒。きっと「いい人止まり」から卒業して、気になるあの子のハートを射止められる日が来るはずです。

さあ、勇気を出して一歩踏み出してみましょう!優しい男性諸君の健闘を祈ります。あなたの恋愛を応援しています!(`・ω・´)ゞ