

「どうせ無理」をやめたら彼女ができた!卑屈男子のための思考改革マニュアル
目次
卑屈男子の残念な恋愛事情
まずは、ちょっと想像してみてください。ここに一人の男性Aさんがいます。Aさんは自分に自信がなく、口を開けば「どうせ俺なんか…」が口癖です。合コンやデートの席でも、最初の一言が「僕なんて全然ダメで…ごめんね」です(^^;)。せっかくおしゃれをしてきても、「似合ってないよね、変じゃない?」と卑屈な笑みを浮かべてしまう始末。さらに周囲の男性と自分を比べては「イケメンはいいよな、俺なんて…」と拗ねたようにつぶやく場面もあります。相手の女性を褒めたい気持ちはあるものの、「君みたいな素敵な子と釣り合わなくて申し訳ない」といった調子で、自分を下げる発言ばかりしてしまいます。これでは女性もリアクションに困ってしまいますよね。
案の定、Aさんのデートはいつもうまくいきません。女性からは社交辞令で「そんなことないですよ〜」と一応フォローされるものの、内心では(どう反応したらいいの…)と困惑しています。挙げ句、Aさんはせっかく女性が気遣って「そんなことないですよ」と褒めてくれても「いやいや、僕なんて本当にダメで…」とひたすら自己否定を続けるため、女性もフォローのしようがありません。結果、二人の間には気まずい空気が流れてしまうのです。最初は優しくフォローしてくれた子も、会話のたびにAさんがネガティブ発言を繰り返すので、だんだん笑顔が引きつり、最後には気まずい雰囲気に…。結局、「いい人なんだけどね…」と友達止まりで終わってしまうのがお決まりのパターンです。
皆さんの周りにも、こんな風に自分を卑下してばかりの「残念な卑屈男子」、ひとりや二人は思い当たるのではないでしょうか?もしかすると、過去の自分に心当たりがあるという方もいるかもしれませんね。他にも、卑屈男子には共通する特徴的な言動がいくつかあります。例えば、やたらと「ごめんね」「すみません」と謝りすぎる、すぐに「どうせ俺なんか」と将来を悲観する、自虐ネタで笑いを取ろうとするが滑りがち、誰かに褒められても素直に受け取らずに否定してしまう、などなど…。心当たりがある方は要注意です。
では、なぜここまで卑屈だと恋愛でうまくいかないのか、次のセクションでもっと深掘りしてみましょう。
卑屈な男はなぜモテないのか?
そもそも「卑屈」とは、自分に自信がないあまり必要以上に自分を貶めてしまうようなネガティブな態度を指します。そんな卑屈オーラ全開の男性がモテないのは、一言でいうと女性にとって「魅力を感じにくいから」です。人は誰しも、自分を卑下してばかりの相手に対して、異性としての魅力よりも同情や心配を感じてしまうものです。特に女性はデリケートな心に共感する一方で、あまりにもネガティブが過ぎると「この人を支え続けるのは大変かも…」と負担を感じてしまいがちです。実際、女性たちはそういう男性を「ちょっと重いよね…」などと評価することもあります。また、あるアンケートでは女性が男性に抱く魅力として「ポジティブな性格」が上位にランクインしており、裏を返せばネガティブな性格は敬遠されやすい傾向がうかがえます。最初は優しく慰めてくれる女性でも、毎回会うたびに「俺なんてどうせ…」が続けば、だんだんと一緒にいるのが疲れてしまいますよね。
恋愛において大切なのは、お互いを高め合えるかどうかです。相手に「すごいな」「素敵だな」と尊敬や憧れを持てる部分があると、人は自然と惹かれていきます。しかし卑屈な男性は自分で自分の価値を下げてしまっているため、女性から見ると尊敬や憧れどころか「大丈夫かな?」という保護者目線になってしまうことも…。これでは恋愛対象というよりお世話対象です(苦笑)。
実際、ある意見では「男性が自分を負の方向にばかり笑いのネタにするのは、女性の恋愛感情を喚起しないばかりか、下手をすると哀れみを誘ってしまうだけ」だと言われています。また、女性が男性を魅力的に感じるには、やはり尊敬や憧れを抱けることが重要だとも指摘されています。女性にとって魅力的に映るのは、やはり自分にある程度の自信と余裕を持った男性です。逆に「どうせ俺なんか」と卑屈さ全開だと、「この人と一緒にいても楽しくなさそう」と敬遠されてしまうのです。
とはいえ、世の中にはやや横柄で自信過剰なくらいの男性が女性にモテている場面もありますよね。皮肉なことに、人は自信満々で余裕のある態度に引き寄せられる傾向があるためです。もちろん傲慢すぎるのは考えものですが、「自分に興味がないフリ」をされると逆に追いかけたくなってしまう心理もあるとか。卑屈とは真逆のタイプですが、それだけ「自信」という要素が異性を惹きつける上で重要だという証左かもしれません。
さらに、卑屈な態度は相手に気遣いを強いるため、一緒にいる人の心のエネルギーを消耗させます。先ほどのAさんの例でも、女性が終始気を遣ってフォローし続ける羽目になっていましたよね。本人は「謙虚なつもり」「笑いを取れるかも」と思って自虐しているかもしれませんが、残念ながら逆効果。相手からすると笑いより心配が勝ってしまい、恋のドキドキどころではなくなってしまいます。
ネガティブ思考が恋愛に及ぼす悪影響
卑屈な男性がモテない背景には、その根底にあるネガティブ思考の影響があります。ネガティブ思考とは、物事の悪い面ばかりに目が行き、自分や未来に否定的な考えばかり浮かんでしまう状態です。この思考癖が恋愛においてどんな悪循環を生むのか、考えてみましょう。
例えば、常に「どうせ俺なんか…」と思っていると、せっかくのチャンスにも臆病になって踏み出せなくなります。アプローチしたい女性がいても「どうせ無理だ、相手にされない」と最初から諦めてしまうので、行動に移せません。まさに自分で自分に「どうせ無理」という呪いをかけてしまっている状態です。その結果、せっかく芽吹きかけた恋の芽を自ら摘み取ってしまうことになります。こうした心理状態は、心理学で言う「学習性無力感」にも近いかもしれません。何度か否定的な経験をするうちに「どうせダメだ」と学習してしまい、たとえ成功の可能性があっても最初から諦めてしまう悪循環です。
実際、サーカスの象の例が有名です。子象の頃に杭につながれて逃げ出せなかった象は、大人になり本当はその小さな杭を抜いて逃げ出す力があるのに、過去の経験から諦めてしまい逃げようとしなくなるそうです。同じように、人も過去の失敗から「どうせダメだ」と決めつけてしまうと、チャンスが目の前にあっても掴もうとできなくなってしまいます。
また、運良く誰かと仲良くなれたとしても、「きっとそのうち僕の嫌なところがバレて嫌われるんだ…」と不安に駆られ、逆に相手に執着しすぎたり嫉妬深くなったりしてしまいます。例えば彼女からの返信が少し遅れただけで「なんで返事くれないの?」と不安になって責めたり、彼女が他の男性と話していただけで「まさか浮気じゃ…」と勝手に疑ってしまったり。こんなことを繰り返していては、女性も息苦しさを感じてしまい、せっかく芽生えた恋も長続きしませんよね。
実は女性側から見ても、男性のネガティブ思考は伝染します。「俺なんかと一緒にいてもつまらないでしょ?」なんて言われると、そんなことはないと思っていても、なんだかこちらまで楽しくない気分になってきてしまうものです。「類は友を呼ぶ」というように、ネガティブな空気感は周囲にも広がります。あるコラムでも「ネガティブな感情は周囲に伝染しやすい」と指摘されていました。逆に「前向きな姿勢は人から人へと伝わりやすい」ことも述べられており、恋愛の場でも同じで、ポジティブなオーラを持つ人の方が一緒にいて心地よいし、暗いオーラの人は敬遠されてしまうのです。
実際、筆者の友人女性Bさんも、以前付き合っていた男性が極度のネガティブ思考だったためにお別れした経験があります。彼女曰く「最初は守ってあげなきゃって思ってたけど、一緒にいるうちに私まで気分が沈んでしまって…正直しんどかった」とのことでした。相手の男性は優しく真面目な人でしたが、それでもネガティブな発言ばかり聞かされるうちにBさんは精神的に疲れてしまったのです。このように、たとえ好意で結ばれた関係であっても、ネガティブ思考が強すぎると相手の心を蝕んでしまうことがあります。
さらに、ネガティブ思考が強いと自分を客観的に見ることが難しくなります。落ち込んでいるときほど、自分の欠点ばかりに意識が向いて「やっぱり俺はダメだ…」と自己否定が加速してしまう。そんな時に限って、実際には大した問題でなくても必要以上に深刻に捉えてしまったりします。恋愛中のちょっとしたすれ違いや相手の言葉も、「もう自分に愛想を尽かしたに違いない!」などとネガティブに邪推してしまうこともあるでしょう。これではますます不安が募り、表情も暗くなり、相手にも不信感を与えかねません。
要するに、ネガティブ思考は恋愛において百害あって一利なしなのです。心当たりがある方は、ぜひ早めにこの悪循環から抜け出す努力を始めましょう。では具体的に、卑屈な思考をポジティブに変えるにはどうすれば良いのでしょうか?次の章でいくつか方法を紹介します。
卑屈な思考からポジティブになる方法
ネガティブ思考が恋愛の邪魔になると頭ではわかっていても、長年染み付いた卑屈な考え方を明日から急に変えるのは難しいですよね。しかし、安心してください。考え方のクセは意識して少しずつトレーニングすれば、必ず変えていくことができます。ここからは、卑屈な自分を卒業してポジティブになるための方法をいくつか紹介します。無理にキャラを作り変える必要はありません。今日から実践できる小さなステップばかりですので、できそうなものからぜひ試してみてください。
ネガティブ思考を客観的に見つめ直す
まず最初に取り組みたいのは、自分のネガティブ思考を客観的に分析してみることです。落ち込んだり「どうせダメだ…」と思ったりしたとき、その考えを一歩引いて眺めてみましょう。そして「本当にそうなのか?」と自問してみてください。例えば、「女性にフラれるのは自分に魅力がないせいだ」と思い込んでいるとしたら、本当に自分の全てがダメなのか、一つ一つ検証してみるのです。「たまたま相性が合わなかっただけかも」「仕事で疲れていただけかも」など、別の可能性を探ってみると、それまでモヤモヤしていた悲観が少し軽く感じられるはずです。
心理学的には、これは「認知の再評価(リフレーミング)」と呼ばれる手法です。一つの出来事にも別の解釈を与えることで、感じ方をポジティブに転換する効果があります。実際、「ネガティブな思考を見つめ直し、その原因となった出来事の良い面を見つけるよう意識してみる」というアドバイスもあります。最初は難しく感じるかもしれませんが, 繰り返し練習することで「まぁいっか」「こんな良い面もあったし」と前向きに捉え直す習慣が身についていきます。
例えば、気になる女性にメッセージを送ったのになかなか返信が来ないとしましょう。そんな時、ネガティブ思考のままだと「やっぱり相手にされていないんだ…」と落ち込みがちです。でもそこでグッと踏みとどまって、「忙しいだけかもしれないし、もう少し待ってみよう」と考えてみるのです。実際本当に用事で返事が遅れていただけなら、余計な不安をしなくて済みますよね。こんな風に、一旦深呼吸して別の視点を探す癖をつければ、恋愛に限らずストレスを減らして楽観的に構えられる場面が増えていきます。
ポジティブな言葉を習慣にする
次に意識したいのは、日常で使う言葉をポジティブ寄りにシフトしていくことです。つい卑屈な口癖が出てしまう人は、「でも」「だって」「どうせ…」といった否定的なワードを多用しがちです。そこで、まず自分が日頃どんな言葉を口にしているか気に留めてみましょう。そしてネガティブな独り言が出そうになったら、あえてポジティブな表現に言い換えてみるのです。
例えば、「どうせ俺なんか無理だよ」は「とりあえずやってみよう」に変えてみる。「また失敗した、最悪…」は「今回はうまくいかなかったけど次は頑張ろう」にしてみる。最初は少し照れくさいかもしれませんが、声に出す言葉をポジティブにすると、不思議と気持ちもそれにつられて前向きになります。実際に「自分や周囲について前向きな発言をする習慣をつけると、気持ちにも良い変化が現れる」という指摘もあります。ネガティブなセリフを言いそうになったらグッと飲み込んで、代わりに前向きフレーズを口に出してみる。この小さなチャレンジを積み重ねるだけでも, 心のクセは徐々に変わっていくものですよ。
「ポジティブだと良い結果が出る」を理解する
人は誰でも、メリットがあるとわかればその行動を続けやすくなるものです。ポジティブになる一番の動機づけは、「その方が絶対に得だから!」と実感することではないでしょうか。ではポジティブでいると何がそんなに良いのでしょう?実は、人生においてポジティブな姿勢でいることは、恋愛のみならずあらゆる場面で良い結果を引き寄せやすくなると言われています。
逆に、悲観的・否定的な姿勢ばかりだと、自分で悪い流れを呼び込んでしまうこともあります。前向きに行動した人と、常に「ダメかもしれない…」と尻込みしていた人とでは、長い目で見れば積み重ねる経験値も得られるチャンスも大きく変わりますよね。ある記事でも「ポジティブな思考は良い結果につながりやすく、ネガティブな思考は悪い結果を導きやすい傾向がある」と指摘されています。この違いをしっかり認識しておくだけでも、「よし、とりあえず前向きにやってみよう!」という気持ちになれるはずです。
昔から「笑う門には福来る」と言うように、明るい笑い声の絶えないところには自然と幸福が訪れるものです。実際、ポジティブでいることの効果は科学的にも示されています。ある研究では、笑顔を作るだけでもストレス下で心拍数や血圧が下がることがわかったそうです。たとえ作り笑いでも効果があるとのことで、落ち込んだ時こそニコッと笑ってみるのは理にかなっているんですね。そんな小さな積み重ねがストレス耐性を高め、結果的に物事を良い方向に運びやすくしてくれます。実際、前向きな人は健康面でも良い結果が出やすいというデータもあるほどで、ポジティブ思考がもたらす恩恵は計り知れません。
ポジティブな人と環境に身を置く
自分一人で考え方を変えるのが難しいと感じるときは、環境の力を借りるのも有効です。付き合う人や日常身を置く環境が人に与える影響は想像以上に大きいもの。であれば、なるべくポジティブな要素に囲まれるよう意識してみましょう。
まず、人間関係ではあなたに前向きな影響を与えてくれる人と積極的に時間を過ごすようにしてみてください。明るく建設的な友人と話すと、自分も自然と元気ややる気が湧いてくることってありますよね。逆に、愚痴や悪口ばかりの人と一緒にいるとき、自分もつられてネガティブな気分になってしまった経験はありませんか?「ポジティブな姿勢は人から人へと伝わりやすい」とされており、これは恋愛の心構えでも同じです。ポジティブな友人といればデートの話題も明るくなりますし、前向きな助言をもらえるかもしれません。
物理的な環境も大切です。例えば部屋の中が散らかっていたり暗かったりすると、それだけで気分も沈みがちです。思い切って掃除をしてみたり、明るいインテリアや香りで満たしてみたりするだけでも心持ちは変わります。また、SNSやニュースなど情報環境もしかり。ネガティブな話題ばかり追っているとメンタルに毒です。意識してポジティブになれるコンテンツ(心温まる動画や楽しいお笑い番組など)に触れる時間を増やしてみましょう。笑ってリラックスする時間を持つことで、心の余裕が生まれます。
また、生活リズムや健康面も意外と心の状態に影響します。寝不足や運動不足が続くと気分も落ち込みやすくなるものです。適度に体を動かしたり日光を浴びたりすると脳内の幸せホルモンが分泌され、前向きな気持ちになりやすいとも言われます。実際、落ち込んだときにジョギングや散歩をしたらスッキリした…という経験のある方もいるでしょう。心と体はつながっていますから、ポジティブなマインドを保つためにも体調管理を怠らないことが大切です。
小さな成功体験を積み自信をつける
卑屈になってしまう背景には、「どうせ自分はダメだ」という自己否定感、裏を返せば自信のなさがあります。そこで、自信を取り戻すために効果的なのが日々の小さな成功体験の積み重ねです。大きなことでなくて構いません。例えば「今日は朝にベッドを整えてから出かけた」とか「仕事でいつもより早く一件タスクを終わらせた」など、本当にささいなことでOKです。それらを「自分にもできたじゃないか」と意識的に肯定してあげるのです。
また、自分の長所やこれまでの実績を書き出してみるのも良いでしょう。「自分なんて何も取り柄がない」と思っている人でも、紙に書き出してみると案外「そういえば昔○○を頑張ったな」とか「友達から○○なところを褒められたことがあるな」とポジティブな要素が見つかるものです。そうした小さな成功や長所に目を向け、それを自分で自分を褒める材料にしてください。他人から見ればどんなに小さなことでも、自分がそれを認めてあげることが大切です。自己肯定感とは、自分で自分を肯定する積み重ねで養われていくものですから。
日記やメモ帳に「今日の良かったこと」を記録する習慣もおすすめです。毎日就寝前に簡単でいいので、その日に起きた良かった出来事や自分が達成できたことを書き留めてみましょう。後で見返したとき、「自分も結構頑張ってるじゃないか」と思える瞬間が必ずありますよ。こうしたポジティブな記録は、落ち込んだときに読むと自分を励ますエネルギー源にもなってくれます。
こうした取り組みを続けることで、少しずつ自分に対する肯定的な感情――いわゆる自己肯定感が高まっていきます。自己肯定感が高まれば、多少嫌なことがあっても「まあ、自分は自分で大丈夫」と思えるようになり、卑屈モードに陥りにくくなるのです。アドラー心理学でも、自分や他者を「勇気づける」ことの大切さが説かれていますが、まさに小さな成功体験を積み重ねて自分を勇気づけてあげることが、卑屈な自分を変える第一歩なのでしょう。
ポジティブ思考がもたらす恋愛の変化
ここまで卑屈な思考から抜け出す方法を紹介してきましたが、「本当に自分が変わったとして恋愛でうまくいくようになるの?」と半信半疑の方もいるかもしれません。そこで最後に、ポジティブ思考を身につけることで恋愛にどんな良い変化が起こるか、少しイメージしてみましょう。
まず一番大きいのは、あなた自身がイキイキと輝き始めることです。卑屈マインドを脱却し、自分に少し自信が持てるようになると、不思議と表情も明るくなり姿勢もシュッと伸び、声のトーンも明るくハキハキと変わり、目線も相手の目をしっかり見る自信に満ちたものに変わってきます。笑顔が増えて会話も弾むようになるでしょう。そうなると周囲の見る目も変わります。「最近なんだか雰囲気変わった?」「楽しそうだね!」と声をかけてくれる人も出てくるかもしれません。ポジティブな人はそれだけで魅力的ですし、近くにいると自分まで元気をもらえるので、自然と人が集まってくるものです。
恋愛面でも、チャンスに積極的に飛び込めるようになります。以前なら「どうせ無理…」と諦めていた場面でも、「もしかしたらうまくいくかも!」と前向きに捉えられれば、一歩踏み出す勇気が湧いてきます。その結果、アプローチが成功する確率もぐんと上がるわけです。仮にうまくいかなかったとしても、「今回は縁がなかっただけ。次行ってみよう!」と気持ちを切り替えられるので、失敗を引きずらずに済みます。いわばポジティブ思考は「行動力」と「復活力」をあなたに与えてくれるのです。
実際、ポジティブな男性は女性から見てもとても魅力的に映ります。常に前向きでニコニコしている人と一緒にいると、それだけで楽しい雰囲気になりますよね。デートでも明るい話題で盛り上げてくれたり、ハプニングが起きても「なんとかなるさ!」と笑い飛ばしてリカバリーしてくれたりする男性には、女性も「この人といると毎日が楽しそう」と感じるものです。例えば、デート中にお店で注文を少しミスされるようなハプニングが起きたとしましょう。卑屈モードの男性なら「やっぱり僕は運が悪いな…」と暗い顔をしてしまいがちですが、ポジティブな男性なら「おかげで珍しいメニューを試せるね!」と冗談めかして笑い飛ばすかもしれません。そんな風に同じ出来事でもポジティブに受け止められるかどうかで、デートの雰囲気は大きく変わります。ちょっとくらい容姿や経済力に自信がなくても、明るく誠実でポジティブな男性であれば「一緒にいて幸せになれそう」という安心感から好意を抱かれやすくなります。
ちなみに、別の友人女性Cさんは、いつも前向きでユーモアたっぷりな男性と結婚しましたが、「どんなときも彼が笑わせてくれるおかげで喧嘩しても長引かないし、一緒にいて本当に楽」と嬉しそうに話していました。落ち込んでいるときには気晴らしにドライブへ連れ出してくれたり、仕事で疲れている夜には冗談を言って笑わせてくれたり、とにかくポジティブで頼もしい彼といると自分までポジティブになれるそうです。こうしたエピソードからも、ポジティブな人と一緒にいることがどれほど心強く、魅力的に感じられるかが分かりますね。
さらに、ポジティブで自分に余裕がある男性は、他人に対しても思いやり深く接することができます。自分のことでいっぱいいっぱいな卑屈男子と違って、周りを見る心のゆとりが生まれるからです。女性に対しても「楽しんでくれているかな?」と気配りしたり、相手の良いところを素直に褒めたりする余裕が出てきます。そうした優しさや気遣いは確実に相手に伝わり、「この人と一緒にいると心地いいな」と思ってもらえるでしょう。
おわりに:卑屈男子よ、今日から小さな一歩を
卑屈な男性がモテない理由と、ネガティブ思考を変えるポジティブ術についてお話ししてきました。要するに、卑屈なままでは「魅力が伝わりにくい」「一緒にいても疲れる」「自らチャンスを潰してしまう」といった悪循環に陥ってしまいます。だからこそ、ネガティブ思考を断ち切ってポジティブにシフトすることが、恋愛成就への近道なのです。
ちなみに、あのAさんも最近では「とりあえずやってみます!」が口癖になりつつあります。最初はぎこちなかったものの、少しずつネガティブな物言いを減らし、自分を卑下しすぎないよう気をつけることで、表情も明るく変化してきました。先日は以前フラれてしまった女性と再会して食事に行ったそうですが、「別人みたいに楽しそうだった」と驚かれたとか。まだ交際には至っていないものの、Aさん自身は「この調子で焦らず頑張ります!」とすっかり前向きモードです。その姿は、かつての卑屈男子だった頃と比べ見違えるほど爽やかですよ(^_^)
「卑屈な自分を変えたい」「もっとモテたい」と願うあなたへ。まずはできることからで構いません。本当にちょっとしたことでOKです。鏡の前で笑顔の練習をしてみる、落ち込みそうになったらお気に入りのコメディ映画を見る、友人に明るい言葉をかけてみる…。どんな一歩でも、それを積み重ねていけば大きな自信となり、やがて揺るぎないポジティブ思考が身につくでしょう。
もちろん、ポジティブになるといっても24時間365日ずっと明るく振る舞い続ける必要はありません。人間ですから落ち込む日もありますし、ネガティブな感情そのものを無理に否定する必要はないのです。ただ大事なのは、そうした気持ちにずっと囚われ続けないこと。落ち込んだときはしっかり休んで気持ちをリセットし、また前向きな一歩を踏み出せばOKなのです。心理の専門家も「ネガティブな感情をあるがまま受け入れるのが第一歩」だと強調しています。完璧主義にならず、ときには「まぁいっか」と肩の力を抜いて楽観的に構える――それくらいの心のゆとりが、長い目で見てちょうど良いバランスなのではないでしょうか。
さらに付け加えると、ポジティブだからといって無理に騒がしく明るく振る舞う必要もありません。おとなしく寡黙なタイプの人でも、内面に前向きさと余裕があれば、その穏やかさが逆に大人の魅力として伝わるものです。大切なのは自分なりの明るさ・前向きさを心に灯し、決してそれを消さないようにすること。どんな個性の人でも、卑屈さえ脱ぎ捨ててポジティブな心持ちでいるだけで、今まで以上に魅力が引き出されるはずです。
以上、卑屈な男性がモテない理由とその改善策についてお伝えしてきましたが、要は「自信」「余裕」「前向き」の3つが恋愛におけるキーワードと言えそうです。自分に自信を持ち、心に余裕を持ち、そして物事を前向きに考えること――この3点を意識するだけでも、あなたの魅力はきっと倍増するでしょう。
明るい未来に向かって頑張りましょう!(^_^)