

結婚を決めたら読むべき!【男性向け】プロポーズから新生活までがゼロからわかる段取り徹底解説
彼女との結婚を意識した瞬間、「何から手を付ければいいのか全然わからない…」と戸惑っている男性も多いのではないでしょうか。プロポーズの方法、必要なお金の額、結婚生活のイメージなど、疑問だらけで不安になる気持ちもよくわかります。しかし大丈夫、結婚準備には基本の流れとポイントがあります。このガイドでは18〜30代の男性に向けて、結婚準備のゼロからの段取りをユーモアを交えて解説します。ふたりで協力して進めれば、結婚準備は意外と楽しく、やり遂げたときには大きな達成感が待っています。肩の力を抜いて、楽しみながら準備を進めていきましょう(^_^)/
プロポーズから始まり、両親への挨拶、両家の顔合わせ、式場探し、衣装選び、結婚指輪の購入、式場打ち合わせ…と続いてゴールである結婚式に至る道のりは、少し長く感じるかもしれませんが、一歩一歩段取りを踏めば必ず辿り着けます。本記事では、この道のりに沿って男性目線での準備ポイントを順番にご案内しますのでご安心ください。
目次
結婚を意識したらまず考えること
「結婚しよう」と心に決めたら、まず最初に何をすべきでしょうか。いきなり細かいことに手を付ける前に、大まかな全体計画をイメージしてみましょう。結婚準備にはプロポーズから新生活開始に至るまで、段階ごとにやるべきことがあります。全体像を把握しておくことで、今自分が何をすべきか見通しが立ち、気持ちにも余裕が生まれます。
まずはパートナーである彼女と結婚の時期やビジョンを話し合いましょう。「いつ頃結婚式を挙げたいか」「新居はどのあたりにするか」「仕事や将来のプランはどうするか」など、お互いの希望をすり合わせておくことが大切です。特に結婚式の時期は、準備期間に直結する重要事項です。人気のシーズン(春や秋)であれば式場予約が取りにくくなるため、1年前から準備を始めるカップルも珍しくありません。反対に「式は挙げず入籍だけ」という選択肢もありますし、小ぢんまりと家族だけの式にするのもアリです。まずはふたりにとっての理想の結婚スタイルをイメージし、その実現にどのくらい時間と段取りが必要か考えてみましょう。
次におおよその予算や資金計画についても意識を向けます。結婚には式や新生活など何かとお金がかかりますが、人それぞれ事情も違います。例えば結婚式をする場合、挙式・披露宴には平均で約327万円かかります。一方でゲストからのご祝儀や両親からの援助といった「もらえるお金」もあり、平均するとご祝儀は約198万円、親からの援助は約164万円ほどになるというデータもあります。これらを差し引いた自己負担額はケースによりますが、まずは大まかな相場を知っておくと安心です。貯金額や今後の収入見込みと照らして、「自分たちはどの程度の規模でどんな結婚をするか」を考える指針にしましょう。
最後に、心の準備もお忘れなく。結婚準備は決して楽な道のりではありませんが、彼女と力を合わせて進めればきっと乗り越えられます。「わからないことだらけだ…」と不安に感じていても、基本の流れさえ押さえれば大丈夫。わからないことはこのガイドや周囲の経験者に尋ねつつ、一歩ずつ進んでいきましょう(^^)。結婚はゴールではなくスタートです。準備期間に培ったコミュニケーションやチームワークは、きっと結婚後の生活にも役立つはずですよ。
プロポーズの段取りとコツ
結婚準備の第一関門とも言えるのがプロポーズです。「結婚しよう」の一言なくして次へは進めませんから、腰を据えて挑みましょう(笑)。とはいえ構える必要はありません。大切なのは気持ちをしっかりと言葉にして伝えることです。派手な演出やサプライズは必須ではなく、あなたと彼女らしい方法で心を込めてプロポーズできればOKです。
プロポーズのタイミングは、人それぞれベストな瞬間があります。記念日や誕生日、クリスマスなど特別な日に計画する人もいれば、ごく日常の中で伝える人もいます。彼女の性格や二人の雰囲気に合わせて、「ここぞ」というタイミングを選びましょう。また、場所も重要です。ロマンチックな夜景スポットや思い出の場所、あるいは自宅でリラックスした雰囲気の中でなど、彼女が安心して喜べるシチュエーションを考えてみてください。
婚約指輪を用意すべきかどうかも悩みどころです。昔は「プロポーズには指輪が欠かせない」というイメージが強かったですが、最近ではプロポーズ時に婚約指輪を渡した男性は約半数ほどという調査もあります。指輪のサプライズを彼女が喜ぶタイプか、それとも一緒に選びたいと考えるタイプかによって判断しましょう。もし「指輪は彼女に好きなものを選んでほしい」と思うなら、プロポーズのときに必ずしも指輪を用意しなくても大丈夫です。その代わり「結婚しよう」の言葉に気持ちを込め、後日改めて一緒にジュエリーショップへ行く約束をするのも素敵です。
プロポーズの言葉や演出については、シンプルでストレートな言葉が一番心に響くと言われます。「結婚してください」「ずっと一緒にいたいです」など、少し照れくさいかもしれませんが真剣な思いをはっきり伝えましょう。長いセリフは要りません。むしろ緊張で頭が真っ白になる男性も多いので、事前に短いフレーズで気持ちをまとめておくと安心です。当日は深呼吸して、勇気を出して伝えてみてください。声が震えても、言葉に詰まっても大丈夫(^_^;)。真剣なまなざしと一生懸命な姿に、彼女もきっと心を打たれるはずです。
最後にもう一つ、プロポーズの裏技(?)として、もし緊張で何を言ったか覚えていないほど舞い上がってしまった場合でも心配いりません(笑)。肝心なのは彼女の「YES」をもらうことです。プロポーズが成功したら、しっかりハグでもして喜びを分かち合いましょう。大切な瞬間を経て、いよいよ次のステップへ進みます!
両親への挨拶と両家の顔合わせ
プロポーズが無事成功し婚約が成立したら、次は両家への報告と挨拶です。まずはお互いの両親に結婚の意思を伝え、了承を得ましょう。ここから先は二人だけの問題ではなく、家と家との結びつきになります。特に彼女のご両親への挨拶は緊張しますが、結婚のけじめとして避けて通れない大事なステップです。
彼女の両親への挨拶は、できるだけ早めに行うのが吉です。まずは彼女と相談してご両親の都合を伺い、日程を決めましょう。訪問時のマナーとして、時間厳守は言うまでもありません。約束の時間に遅刻するなどもってのほかなので、当日は余裕をもって家を出ましょう。服装も第一印象を左右します。スーツである必要はありませんが、清潔感のあるきちんとした服装せめてジャケットに襟付きシャツ を心がけます。突然ラフすぎる格好で現れて「本当に結婚する気あるの?」なんて思われたら損ですからね(^^;。
手土産も忘れずに用意しましょう。高価なものはかえって気を遣わせてしまうので、地元で評判のお菓子やお茶菓子程度が無難です。訪問先へ着いたらまず玄関で挨拶し、「本日はお時間をいただきありがとうございます。○○さんと結婚させていただきたく、ご挨拶に参りました」といった趣旨の言葉を伝えましょう。緊張でガチガチかもしれませんが、姿勢よくハキハキと話すことを意識してください。彼女のご両親も優しく迎えてくれるはずです。
挨拶の場では、ふたりが結婚の意思を固めていることを改めて伝え、「至らない点もありますが、○○さんを幸せにしますので結婚をお許しください」といった言葉で締めくくると良いでしょう。普段あまり使わない丁寧な言葉遣いに戸惑うかもしれませんが、この日ばかりはしっかりとした口調で臨みます 。緊張して上手く話せなくても、真剣な思いは伝わりますから大丈夫です。彼女のご両親からいろいろ質問を受ける可能性もありますが、誠実に答えることを心がけてください。例えば「仕事はどうするのか」「住まいは決まっているのか」など、将来設計について聞かれるかもしれません。現時点で決まっていないことは正直に、しかし前向きに検討中である旨を伝えればOKです。
彼女の両親への挨拶が済んだら、続いてあなたの両親へも報告と挨拶を行います。順番としては通常、女性側→男性側の順で挨拶するのが一般的です(先に女性側の了承を得てから男性側へ紹介する形)。あなたの実家に彼女を連れて行き、改めて紹介と結婚の意思を伝えましょう。自分の親とはいえ、この機会にきちんと場を設けて紹介することで、後々まで「筋を通した」という安心感があります。服装やマナーは先ほどと同様に、彼女にも失礼のないよう配慮してください。無事双方の親に結婚を認めてもらえたら、一安心です。
次のステップは両家の顔合わせです。両家の親同士が正式に顔を合わせる場で、結婚前に親睦を深めてもらう目的があります。昔ながらの形式では「結納(ゆいのう)」といって、両家が婚約の証に金品を取り交わす儀式がありますが、現在では結納を省略するカップルも多いです。その代わりに顔合わせ食事会を開くケースが一般的になっています。結納ほど堅苦しくなく、食事をしながら和やかに紹介し合うスタイルです。
顔合わせ食事会を行う場合、日時と場所をセッティングするのは主に新郎新婦(あなたと彼女)の役目です。日程は両家の都合を調整し、場所は料亭やホテルのレストランなど落ち着いた雰囲気の個室を用意すると安心です。費用は二人で負担するか、両家で折半することもあります。当日の進行役も特に決まりはありませんが、一般的には新郎側(あなた側)がホスト役を担うことが多いです。席順を決めたり、会話が途切れないよう簡単な話題を用意したりと、さりげなくリードできると株が上がるでしょう。「男性が進行役なんてハードル高い…」と感じるかもしれませんが、笑顔で丁寧に振る舞えば十分です。
顔合わせ当日は、まず両家の紹介から始めます。あなたと彼女がそれぞれ自分の両親を紹介し、「本日はお集まりいただきありがとうございます。ささやかですがお食事をしながら親睦を深めていただければと思います」といった挨拶をします。乾杯の音頭はあなたがお父上にお願いしてもいいですし、自分で簡単に「それでは乾杯!」でも問題ありません。その後は和やかに会食しながら、家族のことや二人の幼少期の話など、明るい話題で盛り上がればOKです。あらかじめ彼女と「どんな話題を振る?」とネタを用意しておくと安心でしょう。
最後に、両家から結婚の承諾と今後よろしくという趣旨の言葉をいただいてお開き…という流れになります。形式的なものですが、婚約のけじめとして記念品の交換を行うこともあります。結納ではない場合は、双方が記念に残る品(腕時計やアクセサリー、酒など実用品が人気)を交換するケースもあります。これも必須ではないので、各家で事前に相談しておくと良いでしょう。顔合わせ食事会の費用相場は、だいたい食事代+会場料で6〜7万円程度が平均とのデータがあります。結納を行う場合は格式に応じて平均20万円程度と高額になりますが、最近は簡略化する傾向ですので、二人と両親が納得する形で進めましょう。
両家顔合わせが滞りなく済めば、親御さんたちも一安心です。これで婚約の諸手続きは完了となり、本格的に結婚式や新生活の準備へと移っていきます。「ふう、緊張した!」と感じる場面が多かったかもしれませんが、この段階を踏むことで両家の信頼関係が築かれ、結婚へ向けての土台がしっかり固まります。男性として率先して挨拶や進行に取り組んだあなたの姿は、彼女やご両親の目にも頼もしく映ったことでしょう。引き続き、次のステップでも活躍していきましょう。
結婚式の段取りと式場選び
いよいよ結婚式の準備段階です。式を挙げる予定のカップルにとって、式場選びから当日までのプランニングは結婚準備の最大の山場と言えます。決めることや準備することが格段に増えるため、計画的に進めましょう。
結婚式までのスケジュールをざっくり確認します。一般的に、結婚式の準備には約1年〜半年ほどかかると言われます。もちろんもっと短期間で準備するカップルもいますが、余裕をもって動いた方が選択肢も広がり安心です。理想の式の時期が決まったら、逆算して準備期間を確保しましょう。例えば「来年の春に挙式したい」となれば、今から会場探しを始め、半年以上前には契約、招待客への案内は3ヶ月前、衣装合わせや演出打ち合わせはそれより前…という具合です。式まであっという間に感じる方も多いので、早め早めの行動が吉です。
式場選びはまず最初の関門です。結婚式場にはホテル、専門式場、レストランウェディング、神社や教会など様々なタイプがあります。お二人のやりたい式のスタイル(和婚か洋装か、カジュアルか豪華か、屋内かガーデンかetc)によって候補も変わってきます。ゼクシィやマイナビウエディングなど情報誌・情報サイトを活用して、希望に合いそうな式場をピックアップしましょう。最近はネットで大体の見積もりや空き日程もわかるので便利です。気になる式場が見つかったら、ブライダルフェアに参加してみるのがおすすめ。試食会やドレス試着、模擬挙式の見学などができ、式場の雰囲気を掴むことができます。「百聞は一見に如かず」、積極的に足を運んでみましょう。
式場が候補に挙がったら見積もりを取り、予算と照らし合わせます。結婚式の費用は招待人数に比例して増える傾向があり、料理・飲み物代が大きな割合を占めます。また衣装、装花、写真や映像、演出、引出物(ギフト)など細かい項目が積み重なるため、「最初の見積もりより金額がかなり上がった!」という話も珍しくありません。予算管理も新郎の腕の見せ所です。見積もりを細かくチェックし、「これは本当に必要か?」と取捨選択していきましょう。例えば「装花はシンプルでもいいから予算を抑えたい」「写真は友人に頼んでプロカメラマンは最小限に」など、こだわる部分と節約する部分を二人で話し合います。得意の交渉術(!?)を発揮してプランナーさんに相談し、理想と予算のバランスを取ってください。
式場が決まったら契約を交わし、いよいよ結婚式当日に向けた具体的準備がスタートします。一般的な流れでは、挙式の約半年前から式場スタッフとの打ち合わせが始まります。招待状の手配、ドレスやタキシード選び、披露宴の進行決め、料理・ケーキの試食と決定、テーブル配置や席次表作成、BGMや演出内容の打ち合わせ、写真・映像の事前撮影(前撮り)など、本当に盛りだくさんです。「こんなにやることがあるのか!」と最初は圧倒されるかもしれませんが、ご安心ください。式場には専門のプランナーさんが付き、打ち合わせスケジュールを組んで導いてくれます。言わば結婚式準備の伴走者がいるようなものなので、一つ一つクリアしていきましょう。
この段階で新郎として取り組みたいのは、自分の役割を積極的に果たすことです。例えば招待客リスト作成では、新郎側ゲスト(あなたの親戚や友人、会社関係)のピックアップと住所確認を率先して行いましょう。招待状の宛名書きも、最近は業者にお願いできますが、手配は必要です。新郎衣装選びも重要な任務です。タキシードや和装など式のスタイルに合わせて選びますが、彼女のドレスとのバランスもあるので一緒に試着に行くと良いでしょう。普段ファッションに無頓着な男性も、この日ばかりは主役としてビシッと決めたいところ。「自分なんて何着ても同じ」と思わず、しっかり試着して納得の一着を選びましょう。
さらに披露宴での新郎スピーチ(謝辞)の準備もお忘れなく。披露宴の結びに新郎がゲストへ感謝の言葉を述べる時間があります。人前で話すのが苦手でも、ここは新郎の大事な務め。早めに挨拶の内容を考え、何度か声に出して練習しておくと安心です。長々と話す必要はありませんので、来てくれたゲストや両親・親族への感謝、そしてこれからの抱負を簡潔に伝えられるようまとめましょう。緊張する場合は紙に書いて読み上げても失礼にはあたりません。結婚式当日の振る舞いとしては他にも、新婦をエスコートする所作や写真撮影時の笑顔など色々気を遣う場面がありますが、リハーサルや周囲のサポートもありますので落ち着いて臨めば大丈夫です。
もし披露宴後に友人主体の二次会を計画しているなら、その段取りも検討しましょう。二次会は親しい友人たちとのカジュアルなパーティーです。会場選びや会費設定、ゲームや景品の用意など、こちらは主に友人に幹事をお願いするケースが多いですが、新郎新婦もアイデアを出し合って楽しい会を企画してください。特に新郎は友人ネットワークがありますから、声かけや幹事との連絡などで力を発揮しましょう。
結婚式準備は大変な作業量ですが、「得意分野は新郎が率先して担当する」のが円満のコツです。たとえば「音響や動画編集が得意ならプロフィールムービーを自作する」「ものづくりが趣味ならウェルカムボードをDIYする」など、能力を活かせる部分はどんどん引き受けてみましょう。逆に、苦手な部分や彼女に任せた方がスムーズなこと(衣装小物選びや細かな装飾のセンスが問われる部分など)は、サポート役に回るのも一つです。要は二人で協力し合い、役割分担して進めることが大切です。すべて彼女任せにしてしまうと不満が溜まる恐れがありますし、かといって口出しし過ぎても揉める原因になります。コミュニケーションを取りつつ、お互いの負担が偏らないようにしましょう。
最後に、結婚式準備中はケンカも起きやすいと言われます(^^;)。意見の食い違いやプレッシャーからつい衝突してしまうカップルもいます。しかしそれはお互い真剣だからこそ。そんな時は一度冷静になって、「なぜ結婚式をやるのか」「一番大事にしたいことは何か」を思い出してください。二人の門出を祝う大切な日を最高の形にするために準備しているのですから、ゴールを見失わなければきっと乗り越えられます。うまく気分転換もしながら、当日「やってよかったね」と笑い合えるよう、協力してがんばりましょう。
婚約指輪・結婚指輪の準備
結婚に欠かせない指輪の準備も重要なイベントです。指輪には主に2種類あります。ひとつは婚約指輪(エンゲージリング)、もうひとつは結婚指輪(マリッジリング)です。婚約指輪は婚約の証として男性から女性に贈るもので、多くの場合プロポーズの際に渡されます。一方、結婚指輪は結婚式で交換し夫婦となった証としてお互いに身につけるペアのリングです。婚約指輪は女性だけがつける宝石付きの指輪、結婚指輪は男女ともにつけるシンプルなペアリングという違いがあります。購入費用についても、婚約指輪は男性が購入し、結婚指輪は二人で購入するのが一般的です。
婚約指輪を既にプロポーズ時に用意していなかった場合、改めて準備する必要があります。婚約指輪の平均的な購入額は約38万2000円と言われますが 、実際には10万円台から100万円超えまで幅広く、カップルの事情に応じて様々です。昔は「給料の3ヶ月分」といった時代もありましたが、今はその考えにとらわれる必要は全くありません(ホッ)。彼女の好みを最優先に、無理のない予算で選びましょう。婚約指輪の定番はダイヤモンドのソリティアリング(一粒石)ですが、デザインも豊富なので、プロのアドバイスを受けながら彼女と一緒に選ぶのも良いですね。サプライズで渡したい場合は、下見して彼女が気に入りそうなデザインをリサーチし、サイズをそれとなく確認しておく必要があります。サイズが合わなくても後で直せるので、そこまで神経質になることはありませんが、指輪選びから既にドキドキが始まりますね(^^)。
婚約指輪を贈った場合、お返しとして彼女から男性へ記念品を贈る習慣もあります。これは「婚約記念品」などと呼ばれ、時計やスーツ、万年筆などが定番です。必ずしも必要ではありませんが、もし彼女側から「何かお返しをしたい」と申し出があれば、遠慮なく相談に乗りましょう。高価な指輪を贈った場合は半額程度のお返しをするケースが多いようですので、彼女と話し合って決めてください。
結婚指輪は、挙式までに用意する必要があります。こちらは二人でショップに行って選ぶカップルがほとんどです。結婚指輪の平均購入額はペアで約28万1000円程度というデータがありますが、婚約指輪と同様に価格帯はピンキリです。素材はプラチナが人気ですが、ゴールド系を選ぶ人も増えてきています。シンプルなデザインほど普段使いしやすく、飽きが来にくいと言われますが、一生に一度のものですからお互い納得のいくデザインを選びましょう。最近ではお互いの個性に合わせて違うデザインのリングを選ぶカップルもいます。また、多くの結婚指輪には内側に刻印を入れることができます。二人の名前やイニシャル、結婚記念日、短いメッセージなどを入れてオリジナリティを出すのも素敵ですね。刻印は無料サービスの場合が多いですが、文字数に制限があるので考えておきましょう。
結婚指輪はオーダーしてから受け取りまでに時間がかかることがあるため、挙式の2〜3ヶ月前には注文するのが望ましいです。既製品でもサイズ直し等で数週間は見ておいた方が良いでしょう。直前になって「指輪が間に合わない!」ではシャレになりませんから、計画的に。受け取った結婚指輪は、結婚式当日まで大切に保管しておきます(式場によっては事前に預かってくれる場合もあります)。指輪交換のシーンは結婚式のハイライトですから、忘れず持参するようチェックリストに書いておくと安心です。
なお、婚約指輪と結婚指輪を同時に購入すると割引になるショップや、指輪の購入で結婚式場の特典が受けられるキャンペーンなどもあります。情報誌をチェックしたり、ゼクシィのようなサービスを利用するとお得な情報が得られることもありますよ。また、指輪選びは彼女にとって楽しみなイベントの一つです。仕事が忙しいとつい後回しになりがちですが、彼女のテンションも上がるところなので(^^)、ぜひ時間を作って一緒にショップ巡りを楽しんでください。
新居探し・引っ越しと家具選び
結婚が決まったら新居をどうするかも大きなテーマです。すでに同棲中のカップルはそのまま今の住まいで暮らすのか引っ越すのか、別々に暮らしている場合はどちらかの家に住むか新しく二人の住まいを借りるか、早めに話し合いましょう。新生活をどこで始めるかによって、引っ越しの有無や時期、必要な家具家電の準備なども変わってきます。
まず多くの新婚カップルは、新居を二人で借りるケースが多いでしょう。お互い一人暮らしの場合、手狭だったり通勤に不便だったりすることも多いですし、せっかくの新婚生活ですから心機一転新しい部屋でスタートするのも良いものです。新居を探す際は、勤務地へのアクセス、家賃や住宅費の予算、周辺環境(治安・生活の利便性)などを考慮します。例えば「職場への通勤時間をお互い30分以内にしたい」「家賃は収入の○割までに抑えたい」「将来子どもができた時も見据えて間取りは2LDK以上」など、条件を書き出して優先順位を付けるとスムーズです。不動産情報サイトやアプリで二人の条件に合う物件を検索し、良さそうな物件があれば内見(見学)に行きましょう。新生活への期待が高まる楽しい作業でもありますが、物件選びは慎重に。契約前には周辺を歩いてみたり、昼夜の環境を確認するなどして、納得のいく住まいを選びたいですね。
引っ越しのタイミングも計画に入れます。結婚式前に新居に入居して落ち着いてから式に臨むカップルもいれば、式後に引っ越すカップルもいます。一緒に住み始める時期によって役所手続きの順番が変わることもあります(後述の届け出の部分で詳述します)。例えば入籍と同時に転居する場合、婚姻届と転入届を同日に出すことで、新姓・新住所が反映された住民票をすぐ取得できるなど利点があります。一方、入籍後しばらくしてから引っ越す場合は、先に姓の変更だけ行い、住所変更は後日改めて行う必要があります。いずれにせよ結婚前後は何かとバタバタしますので、引っ越し日程には余裕を持たせ、無理のない計画を立てましょう。
引っ越しに際しては荷物の整理も大仕事です。お互いの持ち物を持ち寄るわけですが、単純に足し合わせると荷物が倍になります。これを機に不要なものは断捨離したり、家電・家具類は重複するものをどちらか手放すなど取捨選択しましょう。例えば冷蔵庫や洗濯機など大型家電は二台も要らないので新しい方を残す、ベッドはシングル2つよりダブルベッド1つに買い替える、といった具合です。家具・家電選びは新生活のワクワクするイベントでもあります。二人で家電量販店や家具店を巡り、「このソファいいね」「テレビは大きめが欲しいね」などと相談しながら揃えていきましょう。ただし勢いで色々買いすぎると予算オーバーになりますから注意です(^^;)。結婚式を予定している場合、頂くご祝儀や親からの援助を新生活用品に充てるつもりで計画すると良いでしょう。実際、結婚にかかる費用の中には新居の初期費用・家具家電代も含まれるとされています。新居関連にもそれなりの出費があることを念頭に入れて予算立てしてください。
同棲経験がないカップルにとって、新居での共同生活は期待と不安が入り混じるものです。家事の分担や生活リズムのすり合わせなど課題も出てくるでしょう。引っ越し前に「ゴミ出しはどちらが担当する?」「食事の準備は協力しよう」など、ざっくりとでも話し合っておくと円満なスタートが切れます。多少の生活習慣の違いはあるものですから、最初から完璧に合わせようとせず、歩み寄りと忍耐も大事です(笑)。互いに協力しながら、徐々に居心地の良い二人のホームを作り上げていきましょう。
もし実家暮らしから結婚する場合は、どちらかの実家に新婚で入るケースもまれにあります。ただしプライバシーや今後の独立を考えると、遅かれ早かれ二人だけの生活空間を持つことになるでしょう。結婚を機に親元を離れる場合は、親御さんへの挨拶や住民票の異動、荷物の運び出しなども必要です。門出を気持ちよく送り出してもらえるよう、これまでの感謝を伝えつつ準備してください。
引っ越し当日は業者に頼むにせよ自力にせよ大変ですが、新居で初めて二人で過ごす夜の感動は格別です。「これからここが二人の家なんだね」と実感が湧いて、結婚への気持ちも一段と高まるでしょう。新しい家具に囲まれたピカピカの部屋で、新婚生活がスタートします。ここまで来ればひとまず結婚準備のヤマ場は越えたも同然…と言いたいところですが、もうひと踏ん張り、役所への届け出など事務的な手続きが残っています。忘れずに進めましょう。
役所への届け出と各種手続き
晴れて両家の承諾も得て結婚式・新居の準備が整ったら、法律上の手続きを完了させる段階です。日本では、婚姻の法律的効力は役所に婚姻届を提出することで発生します。極端に言えば婚姻届さえ受理されれば法的には夫婦となりますので、結婚式よりもこちらの方が重要かもしれませんね。
婚姻届の提出は、入籍とも言われる手続きです。市区町村の役所に用意された婚姻届用紙に、必要事項を記入して提出します。用紙は役所でもらえるほか、最近ではダウンロードも可能です。記入項目は二人の氏名・生年月日・本籍・両親の氏名などの基本情報、婚姻後の新しい姓(夫婦どちらの姓にするか)と本籍、そして成人2名の証人署名欄などがあります。書き方見本を見ながら慎重に記入しましょう 。もし記入漏れやミスがあると受理されず、提出し直しになってしまいます。「大安の日に提出したかったのに間に合わなかった…」なんてことにならないよう、事前にしっかり準備しましょう。証人は普通それぞれの親にお願いするケースが多いですが、友人などでも構いません。署名と印鑑をもらう必要があるので、早めに依頼しておいてください。
提出先の役所は、新郎新婦いずれかの本籍地か所在地の市区町村役場になります。提出日は二人の記念日に合わせることもできますし、仏滅を避け大安の日を選ぶ方もいます。役所は平日昼間しか開いていませんが、自治体によっては時間外受付や休日受付も行っています(事前に問い合わせが必要)。希望の日に確実に受理してもらうために、役所に提出前に事前チェックしてもらうのもおすすめです。役所の窓口で婚姻届を見てもらい、不備がないか確認できます。完璧を期したい方は活用しましょう。
婚姻届が受理されると、晴れて法律上夫婦となります。同時に戸籍が変更され、新しい戸籍が編製されます(一般的には夫の姓で新戸籍を作るケースが多いです)。ここで発生するのが姓(名字)の変更に伴う各種手続きです。日本では夫婦同姓が法律で定められているため、結婚時に夫婦どちらかの姓を選択しなければなりません。現在約95%の夫婦が夫の姓を選択しており、妻が改姓するケースが大半です 。しかし中には夫が妻の姓に改姓するケースもあります(5%程度)。どちらが姓を変えるにせよ、改姓する側はこの後氏名変更の手続きをいろいろと行う必要が出てきます。
改姓および新生活に関わる主な手続きをリストアップすると、本人確認書類や住所に関する変更と公的な各種変更届けがあります。具体的には次のようなものです:
●住民票の異動:引っ越しを伴う場合、転出届(旧住所の役所へ)と転入届(新住所の役所へ)を提出し、住民票を移します。婚姻届と同時に転入届を出すことも可能で、その場合新姓・新住所が反映された住民票をすぐ取得できます。新住所が確定したら速やかに行いましょう。
●マイナンバーカードの氏名・住所変更:結婚や転居でマイナンバーカードの記載内容(氏名・住所)が変わった場合、14日以内に市区町村役場で変更手続きをする必要があります。新しい住民票を持参し、カードに追記してもらいます。
●運転免許証の氏名・住所変更:免許証も公的身分証明として氏名住所を更新する必要があります。所轄の警察署か運転免許センターで手続きを行います。こちらも変更後14日以内が目安です 。住民票(新姓・新住所)が必要になるので用意しましょう。
●健康保険証の氏名変更:会社員の場合は勤務先の担当部署(人事・総務)に婚姻の報告をして、健康保険証の氏名変更手続きを依頼します。新しい姓の保険証が発行されます。また配偶者を扶養に入れる場合(彼女が退職して専業主婦になる等)は、その手続きも会社経由で行います。国民健康保険の場合は役所での手続きとなります。
●銀行口座の名義変更:銀行や郵便局の預金口座も、旧姓のままだと後々不便なので名義変更を行います。結婚後しばらく旧姓のままでも使えますが、大きな取引やローン申請時に現姓との不一致で面倒になる可能性があります。本人確認書類(新姓の身分証と婚姻の事実がわかる書類)を持って各銀行で手続きをしてください。平日は仕事で難しい場合、郵送で受け付けてくれる銀行もありますので確認しましょう。
●クレジットカード等の名義変更:クレジットカード、携帯電話の契約、生命保険や証券口座など、旧姓で契約しているものは順次名義変更します。多くは郵送やオンラインで手続きできますが、婚姻を証明する書類(婚姻届受理証明書や戸籍謄本)が必要な場合があります。重要度の高いものから順に進めましょう。
●パスポートの名前変更:パスポートは結婚で姓が変わっても強制ではありませんが、海外旅行の予定がある場合は注意が必要です。旧姓パスポートのまま新姓の航空券で旅行するとトラブルになるため、どちらかに統一しなければなりません。結婚式後すぐハネムーンの場合は、航空券を旧姓に合わせるか、余裕があれば事前に新姓パスポートを取得します。パスポートの訂正新規発給には戸籍謄本等が必要で時間がかかるので早めに動きましょう。
●印鑑登録:新居のある自治体で改めて印鑑登録をしておくと便利です。特に名字が変わった場合、旧姓の印鑑は公的には使えなくなるため、新姓の印鑑を作り登録します。不動産契約や銀行手続きで実印が必要になる場面もあるので、余裕があればやっておきましょう。
●勤務先への各種届出:会社には結婚したこと(姓の変更、住所変更、扶養家族の有無)を届け出ます。氏名変更の社内手続き、給与振込口座名義変更、福利厚生関係の書類更新など必要なことがいろいろあります。会社から求められる書類(戸籍謄本や婚姻届受理証明書のコピーなど)を提出し、こちらも早めに済ませましょう。併せて税金関係(年末調整で配偶者控除の申告など)も確認が必要です。
これだけ見ると「改姓って本当に大変だ…」と思いますが、実際なかなかの労力です(汗)。特に女性が改姓する場合、一気にこれらを対応することになるので、新郎であるあなたも協力してあげてください。例えば役所に一緒に行ってあげる、戸籍謄本を取りに行くのを代わってあげる、必要書類をリストアップしてフォローする等、できることはあります。結婚後の手続きを男性も率先して進めることで、パートナーからの信頼度もアップするでしょう。
なお、婚姻届提出後すぐに戸籍謄本が用意できない場合、婚姻届受理証明書を取得する方法があります 。婚姻届を提出した役所で発行してもらえる書類で、婚姻の事実を証明するものです。これがあれば戸籍謄本の代用として使え、例えば会社の手続きや氏名変更の際に提示できます。新しい戸籍謄本が出来上がるのに1〜2週間かかるので、その間に手続きを進めたい場合は活用しましょう。
手続き関係は一度に全部済ませるのは難しいので、リストを作って優先度順に片付けていくのがおすすめです。「まず役所で婚姻届と住所変更、その足で免許証の更新」「平日に会社関係届け出、土日に銀行と携帯ショップへ行く」などスケジュールを立てて動くと効率的です。忙しいとは思いますが、ここを乗り越えれば名実ともに新生活が安定します。夫婦共同作業と思って、二人三脚で頑張りましょう。
最後に、姓が変わることに伴う心構えについて触れておきます。仮に彼女があなたの姓に変わる場合、女性にとって姓が変わるのは嬉しさ半分・寂しさ半分という複雑な心境になりがちです。自分の名字がアイデンティティの一部である人も多いですから、「名字が変わるのって意外と大ごとなんだ」と理解してあげてください。役所巡りで疲れている彼女をねぎらいつつ、「新しい○○(あなたの姓)さんになってくれてありがとう」と声をかければ喜ばれるでしょう。逆にあなたが妻の姓に変える場合も、周囲から珍しがられたりするかもしれませんが、夫婦で決めたことに胸を張っていましょう。名字が何であれ、二人の絆には変わりありませんから(^_^)。
結婚資金の計画と予算の立て方
結婚準備を進めるうえで常につきまとうのがお金の問題です。「結婚には一体いくら必要なのか?」「貯金はいくらあれば足りるのか?」と不安に思う方も多いでしょう。ここでは結婚にかかる費用の概算と、資金計画のポイントについて整理します。
結婚費用の相場を知ろう
まずはざっくりと結婚全体の費用相場を押さえましょう。ゼクシィの調査によれば、結婚にかかる費用の総額は平均約415万7000円にもなるそうです。これは結婚式、新婚旅行、新生活準備など諸々を含めたトータルの平均値です。もちろん、全員がこの金額を支出しているわけではなく、式を挙げなかったり、新婚旅行を簡素にするなど人それぞれですので、あくまで目安と考えてください。
内訳を見ると、結婚式(挙式+披露宴)に平均約327万円、婚約関連(結納や顔合わせ)に平均数十万円、婚約指輪に平均38万円、結婚指輪(2人分)に平均28万円、新婚旅行に平均43万円、新生活準備(新居初期費用・家具家電など)にもそれ相応の費用がかかるとされています。こうして見ると気が遠くなりそうですが(笑)、ポイントは全てを自腹で払うわけではないところです。先述のとおり、披露宴を行えばゲストからご祝儀をいただけますし、多くの場合両家から経済的援助を受けることもあります。平均的にはご祝儀+親援助で約360万円ほどになり、結婚式費用の大半を賄っているというデータもあります。したがって、二人が最終的に負担した結婚費用(自己負担金)は平均で約106万円という試算もあります。もっとも、この金額もケースバイケースですので、自分たちの場合はどれくらいカバーできそうか計算してみましょう。
資金計画と予算立てのポイント
資金計画を立てるには、まず収入と貯蓄、それに援助の見込み額を把握します。お互いの現在の貯金額を正直に出し合い、結婚のために使える金額を確認しましょう。例えば二人合わせて200万円の貯金があるとして、ご祝儀見込みが150万円、両家援助がそれぞれ50万円ずつありそうだとなれば、総資金は200 + 150 + 100 = 450万円です。その範囲内で先ほどの費用項目をどう配分するか考えます。優先順位をつけて、「結婚式にこれくらい、新居にこれくらい、指輪はこの範囲で」など、大枠の予算配分を話し合いましょう。
お金の話はデリケートですが、オープンに議論することが大切です。特に男性側は「お金の話はあまりしたくない」と思いがちですが、後々のためにもここは逃げずに向き合いましょう。結婚式費用をどう分担するかもカップルによって様々です。全て二人の共同財布から支払う場合もあれば、伝統的に「両家で折半」「招待客の人数割合で按分」とするケース、あるいは新郎側・新婦側で負担する項目を分ける(例:新郎側が披露宴費用、新婦側が衣装美容費を持つ)などの方法もあります。どれが正解ということはありませんので、両家の意向も汲みつつフェアだと納得できる形を探ってください。
予算を立てる際には、少しゆとりを持たせることをおすすめします。見積もりには出てこない雑費も色々とかかるものですし、準備を進める中で「やっぱりこれもやりたい!」と追加したくなることもあります。また、新生活は始まってからも出費が続きます。最初からギリギリだと生活が苦しくなってしまいますから、無理のないプランにしましょう。例えば総予算450万円に対して、実際の見積もり総額は400万円くらいに抑えておく、といった具合です。余ったら余ったで将来の貯蓄や旅行に回せば良いのですから(^_^)。
どうしても予算が足りない場合は、削れるところがないか見直してみます。結婚式関連はオプションを見直すだけで数十万円単位で減らせることがあります。高価な装花をシンプルにする、映像演出を手作りにして業者発注を減らす、引出物の品数を調整する、ドレスやタキシードをレンタルにする等々、工夫の余地は多いです。また、規模自体を見直すことも選択肢に入れましょう。招待客を絞って小規模にする、思い切って披露宴はせずに家族挙式のみにする、フォトウェディング(写真だけ撮って式はしない)にするなど、最近はいろいろなスタイルが受け入れられています。二人にとって何が一番大事かを考え、「これだけは譲れない」という部分以外は柔軟に調整するのも賢い方法です。
逆に「一生に一度だから、多少オーバーしても理想を叶えたい!」という価値観ももちろんあります。その場合、資金調達の方法も考えましょう。例えば結婚式費用の立替払いに対応したブライダルローンや、ご祝儀受取り後に支払いできる後払いプランを用意している式場もあります。また、最近では新郎新婦がご祝儀で支払いすることを見越して、初期負担を抑えたプランを用意する式場も増えました。クレジットカードの分割払いを活用する人もいます。借金はできれば避けたいですが、無理なく返せる範囲なら活用する手もあります。ただし新生活が始まってからローン返済に追われる…という状況は避けたいので、計画的に。
お金の問題はナイーブなので、二人でじっくり腹を割って話すことが大切です。誰がいくら出すのか、どこまで親に頼るかなど、結婚前にしっかり合意形成しておきましょう。金銭感覚の擦り合わせにもなりますし、結婚後の家計管理方針にも関わってきます。男性としては「格好つけたい」「できれば多めに負担したい」と思うかもしれませんが、等身大で無理のない決断をしてください。彼女もそれを望んでいるはずです。大事なのは、お金が理由でけんかしないことです。一緒に家計簿を作るくらいのチームプレーで、計画的に進めましょう。
先輩に頼ろう!結婚準備に役立つサービス紹介
結婚準備はやること盛りだくさんですが、幸いにも頼りになるサービスや情報源が世の中にはたくさんあります。上手に活用して、準備の負担を軽減しましょう。ここでは代表的なものをいくつかご紹介します。
ゼクシィ (Zexy)
結婚情報誌として有名な「ゼクシィ」は、もはや結婚準備のバイブル的存在です。分厚い雑誌のイメージがありますが、最近ではウェブサイトやアプリも充実していて非常に便利です。式場探し、指輪探し、新生活準備、さらにマナーや手続きの解説までオールインワンで情報提供してくれます。ゼクシィのサイトでは結婚準備の基本マニュアルや費用シミュレーション、先輩カップルの体験談など読み応えある記事が満載です。本記事でもゼクシィのデータを多数引用させてもらいました。無料会員登録すれば、気に入った式場への見学予約や特典情報も得られます。
また、ゼクシィには結婚式相談カウンターというリアル店舗サービスもあります。プロのアドバイザーに希望を伝えると、条件に合った式場を紹介してくれたり、準備の段取りをアドバイスしてくれたりします。もちろん無料です。全国各地に店舗がありますので、直接話を聞きたい方は利用してみると良いでしょう。ゼクシィだけでなく他社でも似たような相談デスク(マイナビウエディングサロンなど)があります。第三者目線の意見をもらえるので、「式場選びに迷いすぎて決まらない!」というとき心強いですよ。
ゼクシィアプリも要チェックです。結婚式準備のタスク管理機能や、ご祝儀管理、席次表作成ツールなど、痒い所に手が届く機能が盛り込まれています。まさに花嫁・花婿の強い味方。男性側向けのコンテンツ(「ゼクシィ for Men」)もあり、マナーや心得を楽しく学べます。時間のない時はスマホでサクッと情報収集できるので、ぜひ活用してみてください。
結婚相談所・婚活サービス
今回のテーマとは少しズレますが、読者の中には「正直まだ相手がいないけど結婚に興味があって…」という方もいるかもしれません。その場合、結婚相談所や婚活サービスの利用も選択肢の一つです。結婚相談所はプロの仲人カウンセラーが相手探しから交際フォローまでサポートしてくれるサービスで、本気で結婚相手を探したい人向けです。大手ではツヴァイ、オーネット、IBJメンバーズなどが有名で、会員登録に費用はかかりますが成婚まで手厚い支援が受けられます。「職場や友人関係ではなかなか出会いがなくて…」という場合、思い切って頼ってみるのもアリでしょう。成婚料など費用は高めですが、その分真剣度の高い会員が多いと言われます。
また、手軽に始められる婚活アプリも昨今は主流になりつつあります。例えばペアーズやゼクシィ縁結び、Omiaiなどのマッチングアプリは、20〜30代の多くが利用しています。出会いから交際、ひいては結婚まで至ったカップルも珍しくなく、「アプリ婚」という言葉も聞くほどです。安全面のため本人確認や身分証提出が必要なアプリを選び、常識を持って利用すれば、忙しい社会人には効率的な出会いの手段でしょう。将来結婚を見据えた真剣な交際相手を探す目的なら、プロフィールにその旨を書いておくこともできます。
現在お相手がいる方でも、結婚相談所や婚活サービスに資料請求だけしてみるのも一興です。多くのサービスでは結婚準備に役立つ小冊子やプランニングシートを配布しており、チェックリストとして使えたりします。例えば「婚活〜結婚新生活までの段取りガイド」のような冊子が無料でもらえることがあります(営業目的ではありますが…^^;)。上手に利用して情報収集しましょう。
その他のサービスいろいろ
両家顔合わせサポート:最近はホテルや料亭で顔合わせプランを提供しているところもあります。進行台本や記念写真撮影付きのプランなど至れり尽くせりなので、不安な場合はそうしたサービスに乗っかるのも手です。
●ハネムーン相談:旅行会社のブライダルデスクでは、新婚旅行のプラン相談に乗ってくれます。新婚旅行専門のパンフレットもあり、季節ごとのおすすめや予算別プランが載っています。式準備と並行して旅行計画まで手が回らない!という人はプロに相談しましょう。
●引っ越し業者の新婚パック:引っ越し会社によっては新婚さん向け割引やカップルプランがあります。例えば荷造りを手伝ってくれるオプションや、新居での家電セッティングサービスなど、痒い所に手が届くサービスも。見積もり依頼の際に「新婚です」と伝えてみると良いかもしれません。
●自治体の結婚支援:自治体によっては新婚世帯向けの家賃補助や、新婚さん交流会などユニークな支援を行っていることもあります。自分の住む地域の役所ホームページを覗いてみましょう。また、近年政府も結婚新生活支援事業として新婚世帯への補助金制度を用意しています。条件に当てはまれば数十万円の補助が受けられる場合もあるので、「新婚 補助金 自治体名」で調べてみてください。
●友人知人ネットワーク:最後に忘れてはいけないのが、身近な先輩既婚者たちです。周囲にすでに結婚した友人や同僚がいれば、リアルな体験談は最高の参考材料になります。式場の評判や予算配分の苦労、やってよかったこと・後悔していることなど、生の声を聞かせてもらいましょう。きっと親身になって教えてくれるはずですし、「自分たちだけじゃないんだ」と安心感も得られるでしょう。
世の中には結婚をサポートするサービスが本当にたくさんあります。全部を利用する必要はありませんが、「これは」というものがあれば賢く取り入れてください。情報収集と人の力を借りるのも立派な段取り術です。全部自分たちだけでやろうと抱え込まず、プロに任せられるところは任せて楽をしましょう(^^)。
男性目線:結婚準備の不安あるあるQ&A
最後に、男性であるあなたが感じやすい結婚準備の不安や疑問について、いくつか取り上げてみます。先輩花婿たちも通ってきた道ですから、あなた一人が特別ではありません。ユーモアを交えつつアドバイスします!
Q1. 正直、結婚準備ってめんどくさそう…途中で投げ出したくなりそう。
A1. ぶっちゃけ、めんどくさいです(笑)。大量のタスクにスケジュール調整、書類手続き…気持ちはわかります。しかし、それを言っちゃあお終いよというやつです。結婚準備は夫婦共同の最初の試練と思って取り組みましょう。「めんどい」と感じることも多々ありますが、不思議なもので一つずつ片付いていくと達成感が生まれますし、終わった頃には「やりきったぞ!」という自信もつきます。彼女も同じかそれ以上に頑張っています。ここで逃げ腰になると株が下がってしまいますから、踏ん張りどころです。とはいえ根を詰めすぎるのも良くないので、ときにはデートがてら式場見学して美味しいものを食べる、手続き巡りの合間にカフェで休憩するなど、楽しみを織り交ぜて乗り切りましょう。
Q2. 式の準備で彼女と意見が合わないことが出てきそう…。ケンカしたらどうしよう?
A2. 意見の食い違い、そりゃ出てきますとも!例えば招待客の人数や式の演出、「本当に式にお金かけるべき?」なんて根本的な価値観のズレまで、カップルによって様々です。ケンカ自体は悪いことではありません。大事なのはゴールを見失わないことです。なぜ二人は結婚式をするのか?それはお世話になった人たちに感謝し、二人の門出を祝ってもらうためですよね。その目的さえ共有できていれば、手段で多少ズレても歩み寄れるはずです。どうしても譲れないポイントはお互いあるでしょうが、「じゃあここは君の希望を通して、こっちは僕の意見で」とトレードオフしていくのも手です。意見がぶつかったら一度深呼吸して、「まあ最終的には二人が幸せならOKか」と原点に立ち返りましょう。仲直りの秘訣は素直に謝ることと、美味しいスイーツでも買ってくることです(^_^;)。
Q3. 彼女任せではいけないとは思うけど、正直ドレスの色とか招待状のデザインとか興味持てない…どうしたら?
A3. 分かります、その気持ち。ナプキンの色やらブーケの種類やら言われても「好きに決めていいよ〜」と言いたくなりますよね。しかしここはグッとこらえて、多少は興味があるフリをしましょう(笑)。全てに口出しする必要はありません。むしろ彼女が楽しんで選んでいる部分は尊重して任せてOKです。ただ、「俺は何でもいいよ」とそっけない態度ばかりだと彼女は不安になります。ときには「それいいじゃん!君に似合いそう」「招待状、和風のデザインも渋くていいね」など、リアクションしてあげてください。自分なりに関心を持てるポイントを探すのもコツです。例えば料理が好きならメニューには意見を出す、音楽好きなら式のBGM選びを担当する、ガジェット好きなら写真映像まわりを調べる、など。全部に首を突っ込む必要はありませんが、「ここは任せて!」という分野を一つ作ると彼女も助かるし、自分もやりがいが出ます。興味が持てない部分は無理せず彼女に委ね、でもサポートは惜しまない、この姿勢でいきましょう。
Q4. 結婚式でスピーチとか人前に出るのが心配。ちゃんとできるかな?
A4. 当日の緊張は誰しもあります。特に新郎新婦は注目の的ですから、不安になりますよね。新郎として求められる場面はいくつかありますが、事前準備すれば大丈夫です。スピーチ(謝辞)は前述の通り練習次第ですし、受付での挨拶や披露宴入場のエスコートなどもリハーサルがあります。プランナーさんがしっかり指示してくれるので身を委ねましょう。余興で何か芸をやらされる…なんてことは普通ありません(やりたい人は別ですが)。どうしても人前が苦手なら、披露宴自体をカジュアルな立食パーティ形式にしてスピーチ無しにする手もあります。でもせっかくならビシッと決めたいですよね。当日は緊張でガチガチでも、周りはみんな温かく見守ってくれます。失敗してもそれも良い思い出。「噛んでもOK、泣いてもOK」くらいの気持ちで臨みましょう。緊張対策に深酒しすぎないよう前夜は注意です(笑)。
Q5. 結婚後の生活がちゃんとやっていけるか不安…。自由な時間が減るのでは?趣味も続けられるかな?
A5. 結婚前によくある漠然とした不安ですね。確かに独身時代に比べれば生活パターンは変わります。自由気ままに夜更かしゲーム三昧、なんてのは難しくなるかもしれません。ただ、結婚は決してあなたの人生を縛るものではありません。むしろパートナーが増えることで人生が豊かになる側面の方が大きいです。趣味も、極端な浪費や長時間家を空けるものでなければ続けられます。お互いの趣味を尊重し合い、干渉しすぎないことも夫婦円満のコツです。最初は遠慮して趣味を控える人も多いですが、徐々にペースを掴んでいけばOK。自由な時間は独身の頃より減るかもしれませんが、その分二人で過ごす時間が増えます。映画を一緒に見たり、料理を協力して作ったり、新しい共通の趣味ができるかもしれません。結婚後も自分の時間はゼロにはなりませんから、うまくやりくりしていきましょう。大事なのは「相手も同じように不安や気遣いを感じている」と理解することです。二人で話し合い、協力してより良い生活リズムを作っていけば、不安も次第に解消されるでしょう。
おわりに:楽しんで結婚準備を!
長丁場の結婚準備ガイド、お疲れさまでした。読み終えてみて、「結婚準備のイメージが掴めた!」「自分にもできそうだ」と思っていただけたなら幸いです。情報を詰め込みすぎて少し圧倒されたかもしれませんが、一度に全部やるわけではありませんから安心してくださいね。
結婚準備は、男性にとっては普段経験しないことの連続です。戸惑いや面倒に感じる部分もありますが、彼女と二人でゼロから何かを作り上げていくプロセスはかけがえのない時間です。意見を出し合ったり協力し合ったり、ときにはぶつかったりしながら、一歩ずつ進んでいきましょう。そうして迎える結婚式や新生活のスタートは、きっと格別の喜びとなるはずです。
「よくわからない」「めんどくさい」と思っていた男性も、実際に準備を始めれば意外と楽しめるものですし、終わってみれば大きな充実感が得られるはずです。ぜひ楽しみながら頑張ってください!分からないことがあればこのガイドを思い出したり、周囲に相談したりしながら、一生に一度のイベントを成功させましょう。あなたの結婚準備がスムーズに進み、笑顔いっぱいの門出の日を迎えられることを心より願っています(^^)/