マッチングアプリに潜む甘い罠!彼女ナシ男性が狙われる最新詐欺事情

マッチングアプリで広がる甘い罠にご用心

彼女いない歴=年齢…そんな男性にとって、マッチングアプリはまさに救世主のように思えるものです。画面の向こうには理想の女性たちがずらり。「もしかして俺にも春が来た!?」と胸を躍らせてしまいますよね。しかし残念ながら、その「理想の彼女候補」の中にはあなたのお金を狙う詐欺師が潜んでいるかもしれません。

実は近年、マッチングアプリ発の詐欺被害が急増しています。警察や消費者センターも注意喚起しているほどで、「出会い」が「犯罪被害」の入り口になってしまうケースが後を絶ちません。真剣に恋人が欲しい男性心理につけ込んでくる悪質ユーザーが増えているのです。素敵な女性とのマッチングに浮かれていると、いつの間にか貯金を根こそぎ奪われていた…なんて笑えない話も現実に起きています。

ですがご安心を。詐欺師たちの手口には共通点やパターンがあります。それらを知っていれば、「なんだか美味すぎる話だぞ?」と途中で気づいて難を逃れることも可能です。本記事では、日本国内のマッチングアプリで実際に起きている詐欺の実例や手口をユーモラスに紹介しつつ、被害に遭わないためのチェックポイントや注意点を解説します。楽しい恋活・婚活ライフを送るためにも、詐欺の罠をしっかり見破る術を身につけましょう!

では早速、マッチングアプリで横行する主な詐欺の種類と、その具体的なやり口を見ていきます。「自分だけは大丈夫」と思っているあなたも、他人事ではないかもしれませんよ…?では、張り切ってまいりましょう!

投資詐欺 – 「必ず儲かる話」に潜む落とし穴

まず代表的なのが投資詐欺です。マッチングアプリ上で知り合った女性(実際には詐欺師)が、巧みな言葉で投資話に誘い込んでくるケースが急増しています。

典型的なパターンでは、マッチングした女性が「実は副業で投資をしていて成功しているの」などと話を切り出してきます。プロフィールや会話の中で「今買っておけば数年後に倍以上の値段になる暗号資産があるんだ」「あなただけに特別な投資情報を教えてあげるね」と甘い言葉【^_^】。恋愛ムードが高まったところで、「二人の将来のために資産運用しよう」と持ちかけられることもあります。一見、将来を見据えてくれているようでロマンチック?いいえ、そこに大きな落とし穴が…!

実在しない偽の投資サイトやアプリに誘導されるケースも多々あります。例えば、「〇〇っていう投資アプリなら安全よ。一緒にやってみない?」とURLを送ってきたりします。言われるまま登録して入金すると、アプリ内では最初ちょっと利益が出たりするのです。「やった、本当に儲かった!」と喜ばせておいて、もっと大金をつぎ込ませるのが相手の作戦。追加で資金を入れると、ある日突然出金できなくなります。「利益を引き出したい?それなら手数料や保証金を先に払って」と運営(詐欺師側)から要求が来て、さらにお金をだまし取られることも…。結局いくら払っても出金はできず、連絡も途絶えてしまうのです。

実例:50代独身のAさんはマッチングアプリで知り合った中国出身という女性からFX投資に誘われました。女性は「プロの投資アドバイザー」を紹介すると言い、Aさんは教えられたとおり投資用アプリに数十万円を入金。アプリ上で順調に増えるのを見てすっかり信じ込み、追加で200万円もの大金を投入してしまいました。ところがその後、いざ利益を引き出そうとすると音信不通…。残高はまるごと消え、女性アカウントも消滅していました。Aさんの恋と貯金は一緒に泡と消えたのです。

このように、恋心につけ込んだ投資詐欺は被害額も大きくなりがちです。実際に「マッチングアプリで知り合った人に暗号資産投資を勧められ、何百万円も損をした」という相談が各地の消費生活センターに多数寄せられています。「必ず儲かる」「元本保証」などというおいしい話は99.9%詐欺です。マッチングアプリで投資の勧誘をされたら、どんなに優しそうな美人相手でも即座に疑ってください。恋人探しが目的の場で投資やお金の話を持ち出すこと自体、不自然極まりないですからね。

デート商法 – ロマンチックな誘いの後に待っている高額請求

お次はデート商法です。これは簡単に言えば、恋愛感情を利用した悪徳商法のこと。マッチングアプリで知り合った相手とデートを重ね、親密になったところで高額な商品やサービスを購入させる手口です。

例えば、マッチングした可愛い女性と何度か食事やお出かけをした後、「実はあなたにぜひ使ってほしい化粧品があるの!」と高級スキンケアセットの購入を勧められたり、「二人で将来のために投資セミナーに行かない?」と怪しげなセミナーに誘われたりします。中には、「お付き合いするなら身だしなみに気を遣ってほしいな」と高額なスーツやアクセサリーを買わせるケースも…。要するに、相手を夢中にさせて財布のひもをゆるませ、法外な買い物や契約をさせるのが目的です。

デート商法の怖いところは、被害者が「自分が騙されている」と気づきにくい点にあります。最初は本当に優しく親身で普通にデートを楽しんでくれるため、疑う理由がありません。しかし徐々に「○○買ってほしいな」「これ契約してみない?」と金銭的要求がエスカレートしていきます。女性慣れしていない男性ほど、「好かれたい一心」で無理をして応じてしまう傾向があるようです。「まあ彼女が喜ぶなら…」と頑張ってしまった結果、気づけば高額ローン地獄なんてシャレになりません。

実例:彼女いない歴=35年のBさんは、マッチングアプリで出会った女性と何度かデートする仲に。お互いアニメ好きということで意気投合し、Bさんは浮かれ気分でした。ところがある日、「限定コラボの高級アクセサリーがあるの、一緒に見に行かない?」と誘われショップへ。同じものを「カップルで着けたいな」とおねだりされ、つい数十万円のペアアクセサリーをローンで購入! さらに「将来のために一緒にビジネスを勉強しよう」と高額セミナーの契約まで…その後、女性とは音信不通に。Bさんにはアクセサリーとセミナーの請求書だけが残りました…。

このように、デート商法では男性の恋心と見栄につけ込んでどんどんお金を使わせてきます。「付き合いたい」「嫌われたくない」という気持ちから無理をしがちですが、冷静に考えてみてください。普通、本当に相手を想うなら高額な買い物を何度もしようとは言いませんよね? デート中に商品の勧誘や契約の話が出始めたら要注意です。それは恋愛ではなく営業かもしれません。怪しい契約書にサインする前に、「これってデート商法?」と疑ってみる冷静さが必要です。

国際ロマンス詐欺 – 世界規模の甘い言葉にご注意!

続いては近年ニュースでも話題の国際ロマンス詐欺です。これは外国人(または外国人を装った人物)とのロマンスを利用してお金をだまし取る手口。マッチングアプリで知り合った素敵な外国人女性(または男性)から熱烈アプローチを受け、「国際恋愛もいいかも!」なんて浮かれていると危険です!

典型的な例では、相手は最初から海外在住や外国籍だと名乗ってきます。「仕事で今は日本にいないけど、あなたに出会えて運命を感じている」「ぜひ日本に行ってあなたに会いたい」と情熱的にメッセージを送ってくるのです。国際色豊かなロマンスに舞い上がってしまいそうですが…彼らの狙いはそこから先。徐々にお金の無心が始まります。

よくあるパターンとして、「あなたにプレゼントを送ったけど税関でストップされてしまった。罰金を払わないと受け取れないので立て替えてもらえない?」というものがあります。あるいは「家族が病気になり急遽帰国しなければならなくなった。飛行機代が足りないから貸してほしい」など、困った状況を装って同情を引き、送金をお願いしてくるのです。または、「二人の結婚資金として一緒に投資しよう」と外国人美女から誘われるケースも(これは投資詐欺とのハイブリッドですね)。

実例:40代独身のCさんはマッチングアプリで知り合った自称フランス人女性と意気投合。毎日のように愛情あふれるメッセージを交換し、Cさんもすっかり本気に。「近いうち日本に行くね!結婚を前提に付き合いたい」とまで言われ、有頂天でした。ところが渡航予定日の直前、「財布を盗まれて飛行機に乗れない。チケット代を立て替えて」と泣きつかれます。愛する彼女のためとCさんは数十万円を送金。しかしその後も「税関でトラブル発生」「親の手術費が足りない」等々理由を変えて追加送金を要求され、気づけば総額500万円以上を送金! 最後は連絡が途絶え、彼女は永遠に日本へ来ませんでした…。

このような国際ロマンス詐欺、実は被害総額が近年急増しています。2023年には日本国内だけで被害総額が170億円以上とも言われ、男女問わず多くの人が騙されています。外国人とのロマンスと聞くと舞い上がってしまう気持ちも分かりますが、相手がどんなにドラマチックな愛を語ってきても、お金の話が出た瞬間に黄信号です!遠い異国から突然現れた運命の恋人…その正体はあなたの財布を狙う詐欺師かもしれません。

「日本に行くためのお金が」「贈り物を送るのにトラブルが」といったセリフが出てきたら要注意。残念ですが、恋愛ドラマのような展開ほど疑ってちょうど良いのです。「ロミオとジュリエット」がいつの間にか「振り込め詐欺」にならないように気をつけましょう。

結婚詐欺・金銭要求 – 愛をチラつかせて財布を狙う輩たち

「将来を真剣に考えたい」と思っている純情男性ほど、注意が必要なのが結婚詐欺やその他の金銭要求系の詐欺です。これは名前の通り、結婚をほのめかして相手からお金を引き出す古典的な手口。マッチングアプリは気軽な出会いだけでなく真剣な婚活目的でも使われますが、そこに付け込む悪人がいるのです。

結婚詐欺の典型パターンでは、相手(詐欺師)は結婚願望が強いフリをして急速に関係を深めてきます。「あなたとは結婚を前提にお付き合いしたい」と早い段階でプロポーズまがいのことを言ってきたり、両親に会わせたいなどと言うかもしれません。男性側としては「ついに理想の花嫁が…!」と嬉しくなってしまいますよね。しかし、信頼を勝ち取ったところでお金の話が待っています。

例えば「結婚式の準備金を先に貯めておきたいから○○万円貸してくれない?」とか「実は親が借金抱えてて…結婚前に清算したいのでお金を工面できない?」などと、何かと理由をつけて金銭を要求されます。「婚約者同士なんだから助け合うのは当然だよね?」なんて言われると、断りにくいですよね…。そうやってお金を引き出したら相手は雲隠れ、という流れです。

実例:婚活中の30代男性Dさんは、アプリで知り合った女性から「あなたと結婚したい」と熱烈にアプローチされ舞い上がりました。交際わずか2ヶ月で婚約指輪の話まで持ち上がり、Dさんは給料の大半をはたいて指輪を購入。しかしその直後、女性から「実は父が重い病気で手術費が足りないの…」と泣きつかれます。愛する人の家族を助けたい一心でDさんは200万円を工面。しかしそれを最後に女性はぷっつり連絡を絶ちました。指輪と大金を失い、残ったのはDさんの虚しいため息だけ…。

また、結婚まで行かなくとも彼氏彼女の関係を匂わせてお金を引き出すケースもあります。例えば「今月ピンチで家賃が払えないの…助けて」などと交際中の彼女(実は詐欺師)に頼まれて何万円も渡したら消えられた、なんて話も…。要するに「好き」「結婚したい」といった甘い言葉をエサにして、借金を持ちかけたり金銭トラブルに巻き込むのがこのタイプです。

大事なのは、交際中や婚約中でも安易にお金を渡さないことです。本当にあなたとの将来を考えている女性が、初期の段階で多額のお金を無心してくるでしょうか?普通はプライドや遠慮もあるはずです。「愛している」「一生大事にする」その言葉の後に「だからお金を貸して」はセットで出てきません。涙ながらの頼みごとでも、一度踏みとどまって「待てよ?」と考えてください。愛とお金は切り離して判断する冷静さが必要です。それができなければ、“一生の愛”どころか“一生の貯金”を失いかねません…。

美人局(つつもたせ) – 色恋沙汰が一転、恐喝劇の幕開け

さて、ここからは実際に会った際に起こる危険な詐欺について触れましょう。まずは昔からある手口ですが、マッチングアプリでも報告が増えている美人局(つつもたせ)です。これはいわゆるハニートラップ。美人局とは、女性が男性を誘惑して関係を持った後、共謀した別の男性(恋人役や夫役)が現れて脅しをかけ、金をゆすり取る犯行手口です。

マッチングアプリ版の美人局では、魅力的な女性が「会いたいです」と積極的にデートに誘ってくるところから始まります。舞い上がった男性は舞台(例えばホテルや自宅など人目につかない場所)にホイホイついて行ってしまいます。そしていい雰囲気になったその時…突然ドアが乱暴に開かれ、恐ろしい形相の男が登場!「てめぇ、俺の女に何してんだ!?」と怒鳴り散らされます。想像しただけで血の気が引きますよね

この男は女性の「彼氏」または「旦那」という設定です。もちろん最初からグル。同席していた女性は急に被害者ぶって涙を流したりします。「浮気しやがって!」と男は怒り狂い、ターゲットの男性に対して「慰謝料払え!警察に突き出すぞ」などと脅迫。パニックになった男性は謝るしかなく、「ご、ごめんなさい」と財布を差し出す羽目に…。その場で現金を巻き上げられるか、後日示談金名目で大金を要求されるケースもあります。下手をすると暴力まで振るわれかねず、命の危険さえ感じる最悪の状況です。

実例:モテない歴=年齢のEさんに舞い降りたのは、アプリで出会った20代美女。「優しくて素敵な人ですね」と慕ってくれる彼女に有頂天のEさん。3回目のデートで彼女の提案によりホテルでお泊まりすることに。緊張と喜びでいっぱいのEさんでしたが、その夜はキスまでで何事もなく終了。ホッとしたのも束の間、数日後彼女から「先日、望んでないのにキスされた…これは犯罪だと思う」とメッセージが!さらに「警察沙汰にはしたくないから示談金を払って」と言われ大混乱。実はこれも彼女とその共犯者による美人局でした。Eさんは「不同意わいせつ」で訴えると言われ恐れおののき、指定されたカフェで現金を渡すよう指示されたのです…。幸い彼は勇気を出して警察に相談し、未遂で終わりましたが、もし言われるまま払っていたら相手はさらに要求をエスカレートさせていたでしょう。

美人局は本当に悪質で恐ろしい手口です。最近では今回のように、実際に共犯の男が現れなくても女性自身が「訴える」と脅すパターンも見られます。「性犯罪者のレッテルを貼られたくなかったら金を出せ」という心理を突いてくるのです。男性にとって社会的なダメージは計り知れないので、弱みにつけ込まれやすいですよね…。

対策としては、会って間もない相手と人目の無い場所に二人きりにならないことが最重要です。どんな美人でも、初回から個室デートや深夜のドライブなどは極力避けましょう。特に「ホテルに行きたい」「家に行ってもいい?」なんて相手から誘ってくる場合、下心をくすぐられてもグッと踏みとどまる勇気を!冷静になって「これ、うますぎる展開では?」と自問してください。自制心を失った瞬間、人生最大のピンチが訪れるかもしれません…。

ぼったくりバー – ロマンチックな夜が一転、法外な会計に!

美人局と並んで注意したいのがぼったくりバーの罠です。これはデートで誘われた飲食店がグルになって法外な料金を請求してくるパターン。アプリで知り合った女性(または男性)が「このお店いい雰囲気だから行ってみない?」と誘導してきた場所が、実は悪質なぼったくりバーだった…という流れです。

店に入ると最初は普通にお酒や会話を楽しめるのですが、要注意はお会計のタイミング。出てきた伝票には桁違いの金額が…「2人でカクテル数杯飲んだだけで20万円!?」なんてケースも実際にあります。驚いて抗議しようにも、周囲を屈強な店員に囲まれてはどうしようもありません。「払えないならどうなるかわかってるよな?」と半ば脅迫され、泣く泣くクレジットカードで支払わされた…という被害報告が後を絶たないのです。

実例:彼女募集中の20代男性Fさんは、マッチングアプリで知り合った女性に誘われ初デートへ。「静かで大人っぽいバーがあるの」と言われ、オシャレにキメて待ち合わせ。当のバーは確かに落ち着いた雰囲気で、Fさんも背伸びした気分に。ところが女性がトイレに立った隙に店員が伝票を置き、その額にビックリ仰天。カクテル数杯とおつまみ少しで15万円!戻ってきた女性は「ごめんなさい、急用思い出しちゃった!」とそそくさ退店し、Fさんは一人取り残されます。店員たちに囲まれ、「警察呼びますよ?」との一言に恐れをなし、カードで支払ってしまいました。もちろん女性とはその後連絡がつかず…。実は彼女は店とグルで客を引き込む役だったのです。

ぼったくりバー被害は若い男性を中心に増えており、警察もアプリ運営に協力を呼びかけています。対策として、初デートで相手任せの店に行かないことが挙げられます。「この店知らないな?」と思ったら事前に店名をネット検索するのも手。評判が悪かったり怪しい口コミがあれば回避しましょう。また、あまりに高級そうなバーやクラブに誘われたら要注意。「自分には不釣り合いでは?」と感じるようなお店は、無理にかっこつけて行かなくて大丈夫です!健全な相手ならファミレスやカフェだって喜んで付き合ってくれるはず。夜の密会に誘われても、人目のある場所を選ぶのが安全です。

セクストーション – オンラインの誘惑が招く悲劇

最後に紹介するのはセクストーションです。これは性的なメッセージや画像、動画を悪用した恐喝行為のことで、近年マッチングアプリ経由でも被害が出ています。簡単に言えば、エッチなやりとりを録画・保存され、それをネタに脅されるのです。

出会って間もないのに妙に積極的でセクシーな相手には要注意!例えば、「もっとあなたのこと知りたいな…写真送って?」「ビデオ通話でお互い◯◯し合おうよ」なんて誘いです。男性としてはドキドキものですが、ホイホイ乗ってはいけません。送った自分の裸写真や、うっかり応じてしまった卑猥なビデオ通話の映像が、後で凶器に変わります。

手口としては、行為が済んだ直後に相手が態度を豹変。「今の動画を持ってる。ばら撒かれたくなかったら金を払え!」と脅迫してくるのです。突然のことに頭が真っ白…相手はこちらの顔も本名も知らないはず? いや、うっかりSNSやLINEで本名を教えていたり、映像から身元が割れることもあります。「会社や家族に送るぞ」と言われたら、冷や汗どころでは済みません。結局、大金を振り込まざるを得なくなるケースが多発しています。

実例:マッチングアプリで知り合った女性と意気投合したGさん(30代)。LINEに移行してから女性の方が「お互いもっと気持ちよくなりたいね」と積極的になり、ある夜ついにビデオ通話で服を脱ぎ合う展開に…。恥ずかしさも吹き飛ぶほど興奮してしまったGさんでしたが、翌日女性から届いたメッセージに愕然。「昨夜の動画、全部録画してるよ。ばらまかれたくなかったら10万円分の電子マネーを用意して」と要求されました。焦ったGさんは指示通りコンビニでギフトカードを購入し、コードを相手に送信。しかし一度払ってしまったが最後、相手は味をしめて何度も追加要求。断れば動画をネットに公開すると脅され、結局合計50万円以上をむしり取られてしまいました…。

セクストーションは男性の性欲につけ込み、恥ずかしい記録を取ってから恐喝する極めて卑劣な手口です。特に20〜30代の男性が狙われやすいと言われます。「裸の写真送って」なんて言われると舞い上がるかもしれませんが、その裏に恐ろしいワナがあることを忘れないでください。相手がどんなにノリノリでも、それ自体が演技である可能性大です。本物の彼女候補なら、出会ってすぐに裸の見せ合いなんてしません!(普通は段階を踏むものです…)

ですから、知り合ったばかりで妙にエロティックな要求をしてくる相手には絶対に乗らないこと。送信ボタンを押す前、服を脱ぐ前に、「このデータは悪用されるかも?」と考えてください。見知らぬ相手に自分の羞恥コンテンツを渡すのは、爆弾の起爆スイッチを手渡すようなもの。どんなに興奮しても、ここはグッと我慢が吉です!

詐欺被害に遭わないためのチェックポイント

以上、マッチングアプリでよくある詐欺のパターンを見てきました。「怖っ!」と思った方も多いでしょう。でも大丈夫、事前に警戒しておけば被害は防げます。最後に、「この人、もしかして怪しいかも?」と疑うべきチェックポイントをまとめます。マッチングした相手に以下の特徴がないか、ぜひ冷静な目で確認してください。

  1. プロフィール写真が美人すぎる・イケメンすぎる
    モデル級に容姿端麗な写真から「いいね!」が来たら要警戒です。もちろん奇跡的にマッチする可能性もゼロではありませんが、詐欺師はターゲットを釣るために他人の美男美女写真を悪用していることが多いです。「自分には不釣り合いなくらい綺麗/ハンサム」と感じたら、舞い上がるより先に疑いましょう。本物か確認するためビデオ通話を提案してみるのも一案ですが、詐欺アカウントならまず応じません。
  2. プロフィールに副業・投資や金持ちアピールが書かれている
    「仮想通貨で○○万円稼ぎました!」「副業で成功中」などお金の匂いがプンプンするプロフィールは怪しさ満点です。普通、出会い目的の自己紹介で自分の収入や資産をベラベラ語る人はいません。そうした記載があるのは、あなたに金儲け話を持ちかけるための布石かもしれません。「何それ、詳しく聞きたい」とこちらが食いついたら相手の思うツボ!金銭欲を刺激するプロフィールには近寄らないのが無難です。
  3. マッチング後すぐ「LINE交換しよう」「他のアプリで話そう」と言ってくる
    出会い系詐欺師は運営にアカウント停止されるのを恐れて、マッチングアプリ外に誘導したがります。最初のメッセージから「LINE教えて」としつこかったり、プロフィールに堂々とLINE IDやSNSアカウントを載せている人は要注意です。普通の感覚なら不特定多数に自分の連絡先なんて晒しませんよね。マッチして速攻LINE移行を迫る相手は、詐欺や業者の可能性が非常に高いです。無視するか「この人怪しい!」と通報・ブロックしてOK。
  4. 会話がどこか噛み合わない、テンプレート的
    やり取りの中で違和感を覚えたら直感を信じましょう。例えばこちらの質問に対してトンチンカンな返事が返ってきたり、毎回定型文のように褒めちぎってくる場合、相手はあなた個人を見ておらず多数に一斉送信している疑いがあります。特に投資詐欺目的の詐欺師は複数人を同時進行で騙そうとするため、文章が機械的であったり日本語が不自然だったりします。「なんか変だな?」と少しでも思えば、その勘は当たっているかもしれません。
  5. すぐ会いたがる or 全く会おうとしない
    詐欺の種類によって行動パターンが両極端なのも特徴です。ぼったくりバーや美人局狙いの相手は出会って間もなく「早く会おうよ!」と急かしてきます。逆に投資詐欺などオンライン完結型では「今は忙しくて…」と会おうとしない・先延ばしにします。不自然なほど会うタイミングが噛み合わない場合、相手は最初から会う気がない=詐欺の可能性が高いです。また、初回から人目の無い場所でのデートを提案してくるのもかなり怪しいので要注意。
  6. 金銭や投資、ビジネスの話題がやたら多い
    こちらが聞いてもいないのに「実はいい副業があって…」「最近投資を始めたの」などお金の話をしてくる相手は赤信号です。出会って日が浅い段階でお金の話題を出すのは下心ありと見て間違いありません。また「給料いくら?貯金してる?」などこちらのお財布事情を探ってくる場合もアウト。そんなデリカシーのない質問をする時点でまともではないので、即ブロック推奨です。
  7. 身の上話がドラマチックすぎる
    「母子家庭で苦労していて弟の学費を…」とか「海外でトラブルに巻き込まれて…」など、相手の境遇がやたらドラマチックで可哀想な場合も警戒してください。もちろん本当の可能性もありますが、その悲劇のヒロイン/ヒーローぶりを全面に押し出してくる人は同情を引いてお金をせびる準備かもしれません。「なんとか力になってあげたい」と思わせたら勝ち、という魂胆です。美談の裏に下心ありと肝に銘じましょう。

以上のポイントに一つでも当てはまるなら、その相手とは慎重にやり取りするか早めに距離を置いた方がいいでしょう。「疑いすぎかな…」と思うかもしれませんが、詐欺師にとって“疑わない人”は格好のカモです。ここまで紹介してきたような巧妙な例も、最初は「まさか自分が騙されるなんて」と誰もが思っていたはずなのです。

もし少しでも不安を感じたら、無理に関係を続ける必要はありません。 マッチングアプリには他にもたくさんの利用者がいます。不審な相手はスパッとブロックして、新たな出会いに切り替えましょう。また、怪しいユーザーは運営に通報することで他の人の被害も防げます。健全な出会いの場を守るためにも協力したいですね。

楽しく安全に出会うために

マッチングアプリは素敵なご縁を運んでくれる便利なツールですが、その裏側で今回ご紹介したような怖い詐欺事件も起きています。「自分は騙されない」と過信せず、常に冷静さと用心を持って利用することが大切です。相手の言動に違和感を覚えたら、その勘は大事にしてください。おかしな誘いには乗らない勇気、そして断る勇気も持ちましょう。

被害に遭わないためには「おかしいな?」と思った時点で距離を置くことが一番です。万一「もしかして騙されたかも…」という場合でも、慌てず証拠(メッセージ履歴やプロフィール画面など)を保存し、早めに信頼できる人や専門機関に相談してください。お金を振り込んでしまった後では取り戻すのが非常に難しいので、そうなる前の対応が肝心です。

幸い、すべてのユーザーが詐欺師なわけではありません。誠実に出会いを求めている人も大勢います。ちょっとした知識と注意で危険を避けつつ、健全な相手とのご縁を見つけてくださいね。「おかしいな」と思ったら深呼吸して一呼吸。 甘い言葉に酔いすぎず、自分の身は自分で守りながら、楽しい恋活・婚活を満喫しましょう!健闘を祈ります。

最後までお読みいただきありがとうございました。どうか皆さんが素敵な出会いを見つけつつ、詐欺被害ゼロでハッピーになれますように!くれぐれもお気を付けて、しかし恐れすぎずにマッチングアプリと上手にお付き合いくださいね!