「ビニロン素材」ってどんな素材?

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ビニロン素材は、日本において誕生した世界中で2番目に作られた合成繊維です。最初は、学生服やトレーニングウェアの生地とされていましたが、現在では農業などの産業用資材として用いられるようになっています。

ビニロン素材とは?

ビニロン素材といえば、ポリビニル・アルコールから作られる合成繊維を指します。ビニロン素材は、コストがリーズナブルで熱などにも強く、摩擦などにも耐えられる性質を持っています。また、とても軽くて吸湿性などにも優れています。実は、ビニロンは日本で生まれた素材とされています。1939年に京都帝国大学に縁のある人々が開発しました。1950年頃からは工業生産が多く行われるようになっています。過去には、学生服やトレーニングパンツの素材としてビニロンが用いられたこともありましたが、今では野菜栽培などの農業用資材として用いられることの方が多くなっています。

ビニロン素材の洗濯の仕方とは?

ビニロン素材の衣類は、洗濯機で普通に洗うことができます。ただし、使う洗剤は弱アルカリ性の洗剤にした方がいいです。洗濯機で洗う場合には、すすぎを充分にしてください。そうしないと、洗剤が残ってしまうことがあるからです。もし、洗濯後にアイロンをかけるなら、なるべく低い温度でかけるようにします。ビニロン素材の生地は高温でアイロンをかけると生地が傷むことがありますので注意してください。もし、生地にテカリが出てしまったら、その部分にスチームアイロンの蒸気をあてながらブラシで擦ると元に戻ります。

ビニロン素材の魅力とは?

ビニロン素材の魅力は、コットンに似た手触りを持つことや吸湿性が高いことなどが挙げられます。実は、ビニロンは合成繊維の中では最も吸湿性が高いといわれる生地です。そのうえ、カビや虫などの害を受けないことや酸に対しても強いことなどが特徴です。また、丈夫で軽い繊維であるため、農業や工業などの産業関係の用途によく使われる素材となっています。たとえば、果物園の鳥害などを防ぐためのネットやコンクリート補強材、ロープ、ホースなどの素材として使われています。それに、衣料品においては工事の時に着る作業服や工業用のベルト、或いは消防車に乗った消防員たちが着用する服などを作るのにも使われています。ビニロン素材には様々な加工の仕方があり、水溶性ビニロンや難燃性ビニロン、親水性ビニロンなどの種類もあります。