

肌荒れ卒業!初心者男性でも今日からできるスキンケア完全ガイド
はじめまして、スキンケアガイドへようこそ!突然ですが鏡を見て、「なんだか肌荒れしてるな…」と感じたことはありませんか?男性の中には「スキンケアなんて女性がするもの」と思って何もしていない方もいるかもしれません。しかし、それは大きな誤解です(^^)。実は肌のケアは18〜30代の男性にとっても重要で、きちんとお手入れすれば肌荒れを改善して清潔感をグッと高めることができます。清潔感のある肌は第一印象にも大きく影響し、周囲からの好感度アップや自分自身の自信にもつながります。最近では男性の約6割以上が何らかのスキンケアを実践しているという調査もあり、もはやスキンケアはデキる男の新常識と言えるでしょう。
本記事は、肌荒れに悩むスキンケア初心者の男性向けに、洗顔や保湿の基本から季節別のケア方法、肌質・ひげ剃り後のお手入れ、生活習慣の見直し、さらには皮膚科の活用法やスキンケアがもたらす恋愛・心理効果まで、盛りだくさんで解説します。ユーモアを交えた軽快な語り口で進めていきますので、「難しそう…」と身構えずに気楽に読み進めてくださいね(^_^) 。今日から実践できる具体的なアドバイス満載なので、「自分にもできそう!」と思いながら読み終えていただけるはずです。それでは早速、清潔感あふれる肌を目指すスキンケアの世界へ一緒に踏み出してみましょう!
目次
洗顔と保湿の基本:初心者が押さえるべきポイント
まずスキンケアの基本中の基本である洗顔(クレンジング)と保湿についてお話しします。肌荒れを防ぎ清潔感のある肌を保つには、この「洗う」と「うるおす」のステップが欠かせません。朝と夜でお手入れ方法に違いがあることや、初心者がやりがちなNG行動もチェックしながら、正しい洗顔・保湿のコツをマスターしましょう。
朝と夜でどう違う?効果的な洗顔方法
朝と夜では肌の状態や汚れ方が異なるため、洗顔の目的も少し変わります。夜は一日の皮脂や汗、ホコリ、場合によっては日焼け止めなどが肌に残っているので、しっかり汚れを落とす洗顔が必要です。一方で朝は、睡眠中に分泌された皮脂や汗を洗い流して寝起きのベタつきを取るのが主な目的になります。
● 夜の洗顔:基本的に夜は必ず洗顔料を使って顔を洗いましょう。帰宅後すぐや入浴時がベストタイミングです。毛穴が開いて汚れが落ちやすくなっていますので、ぬるま湯で顔を濡らした後、十分に泡立てた洗顔料で優しく洗います。Tゾーン(額や鼻)やあご周りなど皮脂の多い部分は念入りに、ただしゴシゴシ擦らず泡でなでるように洗ってください。洗顔料の泡が皮脂や汚れを包み込むので、自分の手は直接肌にこすりつけないイメージです。洗った後は流水でしっかり泡をすすぎましょう。髪の生え際やあごの下などに泡が残りがちなので、念入りに!最後に清潔なタオルで優しく押さえるように水分を拭き取ることも大切です。強く擦って拭くとそれだけで肌に刺激を与えてしまうので要注意です。洗顔後は時間を空けずすぐ保湿に移ります(これについては後述します)。
● 朝の洗顔:朝は夜ほど肌が汚れていませんが、寝ている間にも皮脂は出ていますし、寝汗をかいていることもあります。また、夜に塗った保湿剤の油分が残っている場合も。それらをリフレッシュするために朝も洗顔は基本的に行うことをおすすめします。ただし、肌が乾燥しやすい人や敏感肌の人は、朝は洗顔料を使わずぬるま湯で軽くすすぐだけでもOKという意見もあります。これは夜の間にそれほど汚れていない場合、洗顔料の洗浄成分を毎朝使うと必要な皮脂まで落としすぎてしまう可能性があるからです。自分の肌質に合わせて、朝はぬるま湯洗顔か低刺激な洗顔料での洗顔を選びましょう。脂性肌で朝起きると顔がベタつく方は、朝も泡洗顔するとサッパリして日中の皮脂の出かたがマシになります。一方、乾燥肌で朝のつっぱりが気になる方は、お湯だけで洗ってみるか、あるいは敏感肌向けの優しい洗顔料を使ってみてください。いずれの場合も、夜と同様に洗顔後は保湿ケアを怠らないことがポイントです。
やりがちNG洗顔に注意!こんな洗い方は逆効果
スキンケア初心者が陥りやすいNGな洗顔方法も押さえておきましょう。当てはまるものがないかチェックしてみてくださいね(^^;)。間違った洗い方は肌荒れや乾燥の原因となり、清潔感どころか逆効果です。正しい洗顔を習慣にするためにも、以下の点に注意しましょう。
NG:ゴシゴシと力を入れて洗う
「汚れを落とそう」と思うあまり、指先や手のひらで肌を強く擦っていませんか?これは絶対NGです!力を入れてこすると肌の必要な皮脂まで奪ってしまい、肌表面に細かな傷もつけてしまいます。その結果、洗顔後に肌がカサカサになり、乾燥を補おうと皮脂が余計に分泌されてテカリやすくなる…という悪循環に陥ります。洗顔は力を入れず泡に汚れを吸着させるイメージで行いましょう。泡立てが面倒な場合は最初から泡で出てくるタイプの洗顔料を使うのも手です。とにかく「擦らない洗顔」を意識してみてください。
NG:お湯の温度が高すぎる
冬場など、熱いお湯で顔を洗うと気持ちいいかもしれませんが、実はこれもNG。熱すぎるお湯は肌に必要なうるおいまで一気に奪い去り、洗顔後の肌が極度に乾燥してしまいます。乾燥すると体は皮脂を余計に出そうとするため、結果としてベタつきやすくなることも。顔を洗うときの温度はぬるま湯(32〜34℃程度)がベストです。手で触れて少し温かいかな?くらいの温度をキープしましょう。冷水も毛穴が引き締まって良さそうに思えますが、汚れを十分落とせないのでおすすめしません。クレンジングや洗顔時はぬるま湯、最後のすすぎで軽く冷水をかける程度ならOKです。
NG:洗顔料をしっかり泡立てないまま使う
忙しい朝など、つい洗顔料を手に取ってそのまま顔に塗り広げていませんか?洗顔料はしっかり泡立ててから使うのが鉄則です。泡立てが不十分だと洗浄成分が直接肌に触れて刺激になる上、汚れを十分に包み込めません。もこもこの泡を作ることで、クッションの役割を果たし肌への摩擦を減らしつつ、毛穴の奥の汚れまでしっかり落とせます。泡立てネットを使うと短時間でクリーミーな泡が簡単に作れるので、ぜひ活用してください。「泡で洗う、手は肌に触れない」を意識するだけで洗顔効果が格段にアップしますよ。
NG:すすぎ残し・洗い残し
耳の周りやあごの下、髪の生え際などに洗顔料の泡が残ってしまう人は意外と多いです。また、「ざっと水で流しただけ」で終わってしまうと、実は皮脂汚れが落としきれていなかった…なんてことも。洗顔のすすぎは洗う時間の倍をかけるくらい丁寧に行いましょう。「もう十分かな?」と思ってからさらにもう少しすすぐとパーフェクトです(笑)。泡やぬるつきが肌に残っていると、それ自体が毛穴詰まりや肌荒れの原因になります。顔全体をくまなくすすぎ、洗い残しゼロを目指してください。
NG:洗顔後、何もせず放置する
洗顔が終わった後、そのまま何も付けずに放置していませんか?実はこれ、男性にありがちなNG習慣です。洗顔後の肌は汚れが落ちてスッキリしていますが、同時に必要な皮脂や潤いもある程度失われて無防備な状態です。このまま放置すると肌はどんどん乾燥し、つっぱりやかゆみの原因に。さらに乾燥を補おうと皮脂が過剰に出てテカテカになることも…。つまり洗顔後ほったらかしは百害あって一利なし!洗顔後はできるだけ早く保湿ケアに移りましょう。理想は洗顔後5分以内、遅くとも10分以内には化粧水や乳液を付け始めることです。これを習慣にすると「洗顔後に肌がカピカピ」という悩みともサヨナラできますよ。
洗顔後の保湿ケア:化粧水+乳液で潤いチャージ
さて、洗顔で肌を清潔にしたら次は保湿ケアです。洗顔後の肌は水分がどんどん蒸発して乾燥が進むため、適切なタイミングで潤いを補給し、逃さないことが大切になります。基本となる手順は「化粧水」→「乳液(またはクリーム)」の2ステップです。難しそうに聞こえるかもしれませんが、それぞれ役割が違うので順番に見ていきましょう。
化粧水で水分補給: 洗顔後、まず初めに使うのが化粧水です。化粧水は肌に水分を与えて柔軟にし、その後に使う乳液やクリームの浸透(正確には馴染み)を良くする役割もあります。手のひらに500円玉大ほどの化粧水をとり、顔全体に優しくなじませましょう。パシャパシャとつけてすぐ乾いてしまう場合はもう一度重ねづけしてもOKです。ポイントは擦りこまないこと。手のひらで包み込むように押さえながらつけると刺激なく浸透させられます。特に乾燥しやすい頬や目元は念入りに。化粧水は基本的にどんな肌質の方にも必要なステップで、脂性肌の方でも洗顔後は一旦水分を入れてあげたほうが肌は落ち着きます。さっぱりした使用感のものもあるので、自分の好みや肌質に合うタイプを選びましょう。
乳液・クリームで水分キープ: 化粧水だけで終わってしまうと、せっかく補給した水分が蒸発しやすくなります。そこで登場するのが乳液やクリームです。これらは油分を含み、水分を肌に閉じ込めて保護するフタの役割をします。化粧水の後に乳液を使うことで、肌の潤いを逃さずキープし、外部刺激からも守ってくれます。使い方は、10円玉大ほどの乳液を手にとり、両手に伸ばしてから顔全体に優しくなじませます。特に乾燥しやすい部分には重ね付けし、皮脂が多いTゾーンは薄めで大丈夫です。乳液のベタつきが苦手な方は、ジェルタイプの保湿剤(オールインワンジェルなど)を使うのも良いでしょう。クリームは乳液より油分が多くこってりしていますが、冬場や乾燥肌の方には強い味方です。夜のケアでは乳液の代わりにクリームを使ったり、乳液後にクリームを重ねるケアをすることもありますが、初心者の方はまず乳液一本でも十分です。「化粧水+乳液」で洗顔後の肌をしっかり潤すことが、肌荒れを防ぎ清潔感のある肌を保つ鍵ですよ。
朝の保湿と夜の保湿の違い: 朝と夜で洗顔の仕方が違うように、保湿ケアにも若干の違いがあります。朝はこの後に日焼け止めを塗ったりメイクをする(男性でもBBクリームなど使う場合)ことを考えて、ベタつかない軽めの仕上がりにするのがポイントです。乳液は薄めにつけ、テカリが気になる場合はティッシュで軽く押さえて余分な油分をオフすると良いでしょう。逆に夜は寝ている間に肌の修復が進む時間帯なので、しっかりめの保湿がおすすめです。乾燥が気になる人は乳液よりクリームを使ったり、化粧水も何度か重ね付けして十分に潤わせてから油分でフタをするなど、リッチなケアをしてあげましょう。「朝はライトに、夜はリッチに」と覚えておくとメリハリがつきます。また、朝も夜も共通して言えることは、自分の肌状態に合わせて量を調節すること。季節や体調でも肌の調子は変わりますから、「今日はちょっと乾燥してるな」と思ったら普段より乳液を増やす、「最近ベタつきやすいな」と思ったらさっぱり系のジェルに変えてみる、といった柔軟さも大切です。慣れてくると肌の声が聞こえてきますよ(^_^)。
ドラッグストアで手に入るおすすめ保湿アイテム
「洗顔後は化粧水と乳液で保湿」と言われても、何を使えばいいの?と迷いますよね。ご安心ください、後ほどドラッグストアで買えるコスパの良いスキンケア製品をたっぷり紹介します!化粧水や乳液にも様々な種類がありますが、初心者の方はまず敏感肌用や保湿重視のシンプルな処方のものから試してみると失敗が少ないです。例えば、「無印良品の敏感肌用化粧水・高保湿タイプ」は低刺激でしっとり潤うと男女問わず人気ですし、「ハトムギ化粧水(ナチュリエ)」は大容量で惜しみなく使えるうえ保湿効果も高く、初めての一本にぴったりです。また、乳液では「ニベアメンのクリーム状乳液」や「菊正宗の日本酒乳液(保湿成分たっぷりで意外と男性にも好評)」などがドラッグストアで手に入りやすくコスパも◎です。具体的な商品名や選び方については次の章で詳しく解説しますので、そちらもぜひ参考にしてください。
まずは洗顔と保湿というスキンケアの土台をしっかり理解しましょう。毎日の洗顔を丁寧に行い、その後すぐに適切な保湿をする――たったこれだけでも数週間続ければ肌の調子が変わってくるのを実感できるはずです。「なんだか最近肌の感じがいいぞ?」と思えたらしめたもの。その調子で次のステップに進みましょう!
ドラッグストアで揃う!コスパ最強のスキンケア製品
スキンケアを始めようと思ってドラッグストアに行ってみても、洗顔料から化粧水、乳液、クリーム、オールインワンジェル、日焼け止め…と商品の種類が多すぎて戸惑ってしまいますよね(^^;)。ここでは初心者でも手に入れやすいコストパフォーマンス抜群の定番アイテムをカテゴリごとに紹介します。どれもドラッグストアや通販で気軽に買えるものばかりなので、ぜひ明日からのスキンケアアイテム選びの参考にしてください!
洗顔料:肌質に合わせて選ぶ!さっぱり系からしっとり系まで
ドラッグストアには数多くのメンズ用洗顔料が並んでいますが、基本的には自分の肌質や悩みに合わせて選ぶと失敗が少ないです。代表的なコスパ◎の洗顔料をいくつか挙げます。
● 脂性肌向け(皮脂が多くベタつきやすい方):皮脂や毛穴の汚れをしっかり落とせる洗浄力高めのものがおすすめです。ただし強すぎる洗浄力は肌負担になるので、毎日使いには「適度に皮脂を落とす」バランスが大事。例えば「ギャツビー フェイシャルウォッシュ ストロングクリアフォーム」は泡立ちがよく余分な皮脂をすっきり落としてくれる定番商品です。スクラブ入りで毛穴汚れもかき出せるので、特に額や鼻のテカリに悩む人に向いています。ただし洗い上がりがさっぱり系なので、洗顔後の保湿ケアはしっかりと!他にも「OXY(オキシー)ディープウォッシュ」(ロート製薬)は炭やクレイ配合で皮脂吸着力が高く、男性特有のベタつきや毛穴黒ずみ対策に人気です。「メンズビオレ ONE 全身洗浄料」などもあり、顔も体もこれ一本で洗えるタイプですが、顔専用に比べるとマイルドなので皮脂多めの方は専用洗顔料のほうがスッキリ感じるでしょう。
● 乾燥肌向け(カサつきや肌のごわつきが気になる方):肌の潤いを守りながら洗える保湿成分配合の洗顔料が適しています。ドラッグストアで手に入るもので言えば、「花王 キュレル 泡洗顔料」はセラミドケア処方で肌をいたわりながら洗える敏感肌向け洗顔です。ポンプで泡が出てくるので泡立て不要な点も楽ですね。メンズ用にこだわらなくても、「牛乳石鹸 無添加泡の洗顔料」など低刺激でしっとり洗い上げる製品は男性にも合います。意外と女性用の敏感肌向け洗顔料がヒゲ剃り後の男性肌にもマイルドで良かったりします(^_^)。「メンズビオレ 肌ケア洗顔料(潤いタイプ)」もヒアルロン酸配合でつっぱりにくい洗い上がりなので、ドラッグストアで手軽に買える乾燥肌向けメンズ洗顔としておすすめです。ポイントは「洗浄力がマイルド」「保湿成分入り」とパッケージに書かれているものを選ぶこと。洗顔後につっぱりや粉吹きが起きにくくなりますよ。
● ニキビ肌向け(ニキビができやすい、毛穴づまりが気になる方):ニキビを防ぐには毛穴の汚れと余分な皮脂をきちんと落としつつ、殺菌・抗炎症成分が入った薬用(医薬部外品)の洗顔料が効果的です。例えば「メンズビオレ 薬用アクネケア洗顔」は有名な一品。殺菌成分と抗炎症成分配合でニキビの原因菌を抑え、泡タイプなので優しく洗えます。さっぱり感もあるので思春期ニキビから大人ニキビまで幅広く使えます。同じく薬用なら「ロート製薬 アクネス25 メンズ」シリーズなどもあります(ニキビケアで有名なアクネスの男性版です)。また、スクラブやピーリング成分が入った洗顔料で角質オフするのも毛穴詰まり予防になりますが、毎日だと刺激が強いので週に1〜2回スペシャルケアとして取り入れる程度にしましょう。「専科 パーフェクトホイップ アクネケア」のように男女兼用ですがニキビ対策を謳った洗顔もドラッグストアで手に入りますので、成分表示を見て選ぶのも手です。ニキビ肌の場合も洗いすぎは禁物なので、「朝晩2回を優しく」が基本ですよ。
● オールマイティ・初心者向け:特に大きな肌悩みはないけれどとにかくコスパ良く使いやすい洗顔料が欲しい!という方には、「ウーノ ホイップウォッシュ」(資生堂)をまず挙げておきます。500円前後で買えるチューブ洗顔料ですが、泡立ちがよくてスッキリ系の洗い上がり、かつつっぱりにくいバランスの良さが魅力です。迷ったらウーノ、というくらい定番ですね。また「ニベアメン フェイスウォッシュ」も種類が豊富(フレッシュタイプ、モイスチャータイプなど)で、自分の好みに合わせて選びやすいです。ニベアはスキンケアクリームで有名ですが洗顔も実力派で、ドラッグストアで安価に手に入ります。他にも「どろあわわ」や「バルクオム」など口コミで人気の商品もありますが、やや値段が張るのでまずはプチプラから試してみて、自分に合う洗顔料を見つけてみましょう。
化粧水:プチプラで優秀な高保湿ローションたち
洗顔後の肌にシュッとうるおいを与えてくれる化粧水。男性にとっては「化粧」とつく名前に抵抗があるかもしれませんが、中身はただの水分補給液ですのでご安心を(笑)。ドラッグストアで手に入るコスパ抜群の化粧水をいくつかご紹介します。
● ハトムギ化粧水(ナチュリエ): 言わずと知れたプチプラ化粧水の王様。700mlという大容量ボトルで価格も500〜700円程度と格安です。ハトムギエキス配合でしっとりするのにベタつかず、肌荒れを防ぐ効果も期待できます。コットンにたっぷり含ませてパッティングしたり、コットンパック(コットンに浸して顔に貼る)もできるくらい惜しみなく使えます。初心者が「まず何買えばいい?」となったら、これを選べばハズレなしの安定感があります。弱点を挙げるならボトルがデカいので持ち運びには不向きなくらいでしょうか(^_^)。
● 無印良品 敏感肌用化粧水・高保湿タイプ: スキンケア初心者男性に密かに人気なのが無印良品の化粧水シリーズです。中でも敏感肌用シリーズはアルコールフリー・無香料で低刺激ながら、しっかり潤うと評判。高保湿タイプはとろみのないサラサラしたテクスチャーですが肌がもっちりします。200mlで数百円とこちらも手頃なお値段。詰め替え用も売っているので経済的です。「何となく女性ブランドの化粧水は手に取りづらい…」という人でも、無印のシンプルなボトルなら抵抗感なく使えるのではないでしょうか。ちなみに乳液も敏感肌用シリーズがあり、化粧水とセットで使うとより効果的です。
● メンズ向け市販化粧水: 男性用として売られている化粧水ももちろん色々あります。その中でドラッグストアで入手しやすくコスパが良いものを挙げると、「オルビス ミスター ローション」があります。オルビスは通販系ですが一部店舗でも購入可能で、男性向けの「Mr.(ミスター)シリーズ」は無香料&無油分で人気です。このローション一本で美容液級の保湿力と言われており、2000円弱とデパコスより安いながら高品質。ただ少し価格は上がるので、予算に余裕がある方に。もっと安価なもので言えば「ニベアメン アクティブエイジローション」は1000円以下で買えるエイジングケアも意識した高保湿化粧水です。とろみのある使用感でしっとり仕上がるので、乾燥が気になる男性に合っています。同じくニベアメンの「オイルコントロールローション」は逆に脂性肌向けで、テカリを防止しつつ潤す処方です。プチプラ男性化粧水では他に「ギャツビー スキンケアウォーター」なんていうスプレータイプのものもあります(シュッと吹きかけるだけで保湿できる手軽さが売り)が、最初は手で付ける普通のローションで十分でしょう。
● 薬用・機能性化粧水: 肌荒れやニキビ予防、美白ケアなど機能性成分が入った化粧水もドラッグストアで手に入ります。例えば「メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水(メンズ)」はビタミンC誘導体が入っており、ニキビ跡の色素沈着やシミ予防に効果的です。メンズ用と銘打っていますが中身は女性用とほぼ同じで、さっぱりした使い心地です。ニキビができやすい人や日焼けでシミが気になる人にはこうした薬用化粧水もおすすめ。価格も1000円前後と手頃です。また、収れん化粧水(さっぱりタイプの化粧水で毛穴をキュッと引き締める作用がある)も夏場に人気で、明色化粧品の「桃の葉ローション」とか小林製薬の「オードムーゲ」なんかが有名ですが、これらはアルコール強めで爽快感がある反面乾燥もするので、初心者にはあまり必要ないかなという印象です。まずは保湿重視のシンプルな化粧水を使ってみて、物足りなさを感じるようならプラスアルファで検討すると良いでしょう。
乳液・クリーム:べたつかず潤う初心者向け保湿剤
化粧水の後に使う乳液やクリーム。男性には「ベタベタしそう…」と敬遠されがちですが、今はサラッとした使い心地のものも増えています。ドラッグストアで手に入りやすい乳液・クリームを紹介します。
● ニベアメン クリーム状乳液: 保湿クリームでお馴染みのニベアから出ている男性用乳液です。青いポンプボトルで「乳液」と書かれていますが、かなりライトなクリームのような質感です。伸びが良くベタつかないのにしっとり感はしっかりあります。ヒゲ剃り後にも使える低刺激処方なのも嬉しいポイント。価格も1000円未満で量もたっぷり入っているため、コスパ的にも◎です。ニベアの香りが苦手でなければまず候補に入れて損はないでしょう。似たような製品で資生堂の「Ag DEO24 メンズシェービング後のモイスチャー乳液」なんてのもありますが(制汗剤ブランドから出ていて意外ですが保湿力高い)、店頭ではニベアのほうが見つけやすいと思います。
● 極潤ヒアルロン液(肌ラボ): こちらは「乳液」ではなく美容液状の高保湿液ですが、乳液の代わりに使えるプチプラアイテムとして人気なので紹介します。ロート製薬の極潤シリーズはヒアルロン酸配合で有名ですが、このヒアルロン液はポンプタイプで使いやすく、化粧水の後これ一本でかなり潤います。テクスチャーは少しとろっとしていますが肌になじむとサラッとベタつきません。乳液だと油分が気になる…という脂性肌寄りの人でもこれは比較的使いやすいようです。お値段も1000円程度とお手頃。乳液が苦手で「オールインワンと化粧水だけにしたい」と思う方にも、間をとってこういった保湿液をプラスするのはおすすめです。
● メンズ用オールインワンジェル: 乳液ではありませんが、オールインワンタイプのジェルやクリームは化粧水+乳液の役割を1ステップでこなしてくれる便利アイテムです。「正直2ステップも面倒だなあ…」というズボラ男子には最適かもしれません(^_^;)。ドラッグストアで定番のメンズオールインワンと言えば、「ウーノ スキンケアタンク」シリーズです。さっぱりタイプ、しっとりタイプ、美白タイプなど種類がありますが、どれも洗顔後これ一本でOKという手軽さ。ジェル状で肌になじませるとすぐサラサラになります。価格も700〜800円程度とお財布に優しいです。他には「OXY パーフェクトモイスチャー」も人気です。こちらはしっとり系で、CICA(シカ)成分配合と最近のトレンドも押さえています。SPFが入ったUVカット機能付きタイプもあるので、外出が多い人は検討しても良いでしょう。「ルシード 薬用オールインワンゲル」(マンダム)はどちらかというと40代向けですが、無香料・無着色でベタつかないジェルなので若い方でも使いやすいです。ちょっと価格は上がりますが、さっぱり好きには好評ですね。オールインワンは各社出していて迷いますが、プチプラ重視ならウーノ、成分重視ならオルビスやバルクオムあたりと覚えておくと選びやすいでしょう。
● クリーム: 乾燥がひどい冬場や、部分的なカサつき対策にはクリームも役立ちます。ドラッグストアで男性が使いやすいクリームといえば、実はあの「ニベアクリーム(青缶)」です。そう、誰もが知ってる青い丸缶のニベア。あれは女性のみならず男性にも神コスパアイテムで、ヒゲ剃り後のカサカサほほに少量塗るだけでしっとり落ち着かせてくれます。難点はやや油分多めでベタベタしやすいので、夜のスキンケアや目元・口元などポイント使いにとどめるのがおすすめ。同様にワセリンも最強の保湿剤ですが、これもテカテカになるのでリップクリーム代わりや粉を吹いた部分の応急処置などに活躍します。普段は乳液で十分潤っていればクリームは必須ではありません。必要に応じてうまく取り入れてみてください。
日焼け止め:男性もUV対策!白浮きしない快適サンスクリーン
最後に忘れてはならないのが日焼け止め(UVケア)です。「俺は別に美白になりたいわけじゃないし…」と思うかもしれませんが、紫外線は肌荒れや老化の大敵!ニキビ跡を濃く残したりシミの原因になったり、肌のハリを低下させて将来シワっぽくなるリスクも高めます。清潔感ある肌をキープするには、年間を通じた紫外線対策が重要なのです。ここでは男性が使いやすい日焼け止めを紹介します。ベタつかず白残りしにくいものを選べば、日焼け止め初心者でも快適に続けられますよ。
● ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス (SPF50+ PA++++):ドラッグストアの日焼け止めコーナーで常に売上上位の超定番商品。水のように軽い付け心地で、日焼け止め特有のキシキシ感や白浮きがほぼゼロです。顔にも体にも使え、汗や水にも強い(ウォータープルーフ)ので夏場のレジャーでも安心。なのに石けんで落とせるという手軽さも魅力です。香りは若干ありますが塗布後は気になりません。とにかく「日焼け止め嫌い」な人ほど試してほしい一本です。腕や首に塗ってもベタつかないので、通勤・通学前の習慣にしやすいですよ。
● スキンアクア スーパーモイスチャージェル (ロート製薬, SPF50+ PA++++):こちらも高SPFながらポンプ式で乳液のように伸びが良いジェルタイプの日焼け止めです。たっぷり使えてコスパ良好、白残りなし、無香料無着色、アルコールフリーと肌にも優しめ。顔・体両用で、特にボディ用として人気ですが、顔に使ってもテカリにくいです。ビオレUVと並んで「塗っている感がない」使用感なので、夏だけでなく春や秋の日常使いにも適しています。大容量ポンプで売っているので、惜しまず使えるのもポイント高いですね。
● ニベアサン プロテクトウォータージェル (SPF35 or 50 PA+++):ポンプ式で使いやすいジェル状の日焼け止め。SPF値が50と35のタイプがあります。とにかく化粧水のようにスーッとのびるので、顔に塗っても重たさゼロです。SPF35のほうはより軽くて日常使いにぴったり。ビオレUVやスキンアクアと並び称される“塗り心地の良い日焼け止め”で、好みで選んでOKです。男性には無香料のニベアは使いやすいかもしれません。欠点らしい欠点もなく、強いて言えば汗を大量にかく場合は少し落ちやすいので、屋外スポーツなどではこまめに塗り直すかウォータープルーフタイプを使いましょう。
● 男性向けオールインワンUV: 男性用のオールインワンジェルの中には日焼け止め効果付きのものもあります。例えば先ほど紹介した「OXY パーフェクトモイスチャーUV」はSPF34 PA+++で保湿しながら紫外線も防げます。忙しい朝に保湿とUVを一度で済ませたい人には便利ですね。ただしSPF34は屋内メインの日常生活には十分ですが、炎天下でのレジャーにはやや心許ないので、その場合は別途SPF50程度の日焼け止めを塗りましょう。「ウーノ フェイスカラークリエイター」という男性用BBクリーム兼日焼け止めもあります。これは肌色のクリームでヒゲ跡やくすみを自然にカバーしつつSPF30でUVカットもできる優れモノ。人前に出る仕事の方やデート前など、肌を綺麗に見せたい時に重宝します(いわゆる化粧ですが、薄づきなのでバレません♪)。こうした応用編もありますが、まずはシンプルな日焼け止めを習慣にすることが先決です。
● 塗り方とポイント: 日焼け止めは朝のスキンケアの最後に塗ります(クリームまで終えたら塗布)。顔の場合、額・両頬・鼻・あごの5点に少量ずつ置いてからムラなく伸ばすと均一に塗れます。首や耳の後ろも忘れずに。量が少なすぎると十分な効果が出ないので、ケチらず適量を使いましょう。屋外で活動する日は2〜3時間おきに塗り直せるとベストですが、難しければ朝しっかり塗っておくだけでも違います。帰宅後は洗顔料で丁寧に落としてくださいね。最近は男性も日焼け止めを使うのが当たり前になってきました。「焼けた肌=健康的」の時代は終わり、今は過度な日焼けはデメリットのほうが多いとされています。未来の自分の肌を守るためにも、UVケアは今日から始めましょう!
季節ごとに変えるスキンケア:春・梅雨・夏・冬の対策
日本には四季があり、季節によって気温や湿度が大きく変化しますよね。実は季節ごとの環境変化は肌にも大きな影響を与えています。「夏になるとニキビが増える」「冬はいつも肌が粉を吹く」など、思い当たる節はありませんか?ここでは春(花粉シーズン)・梅雨・夏・冬それぞれの時期に応じたスキンケアの違いと対策ポイントを解説します。季節に合わせてお手入れを微調整することで、年間を通じて安定した清潔肌をキープしましょう!
春(花粉の季節):敏感肌ケアとバリア強化
春先は気候が穏やかで過ごしやすい反面、花粉という強敵が現れる季節です。スギやヒノキなどの花粉が飛ぶこの時期、花粉症の方はもちろん、そうでない方も肌がかゆくなったり赤みが出たりと花粉による肌荒れ(花粉皮膚炎)を起こしやすくなります。さらに寒暖差や強風で肌が刺激を受けたり、環境の変化でストレスが増えたりと、何かと肌トラブルが多いのが春です。対策のキーワードは「低刺激」と「バリア機能アップ」。具体的なポイントを見ていきましょう。
● やさしく花粉をオフする洗顔:花粉の季節は、肌に付着した花粉をいかに素早く落とすかが肝心です。外出先から帰ってきたら、できればすぐに洗顔で花粉や汚れをやさしく洗い流しましょう。ポイントはゴシゴシ擦らないこと。花粉で敏感になった肌に摩擦は禁物です。低刺激な洗顔料(アミノ酸系や弱酸性のもの)をよく泡立てて、なでるように優しく洗うようにします。熱いお湯は使わずぬるま湯で丁寧にすすぎましょう。洗顔の前に、服や髪に付いた花粉を玄関先で払っておくのも効果的です。また、この時期はクレンジングシートで顔を拭くだけといった簡易ケアはおすすめできません。シートの摩擦で余計に肌がヒリヒリしてしまうからです。面倒でも水洗い+泡洗顔を基本としてくださいね。
● 低刺激な高保湿ケア:洗顔後は敏感肌向けの低刺激な化粧水や乳液でしっかり保湿しましょう。花粉で肌のバリア機能が弱まると、いつもは平気な化粧品でもピリピリ染みることがあります。アルコールや香料の入ったものは避け、無添加処方のシンプルな製品がおすすめです。例えば先ほど紹介した無印良品の敏感肌シリーズや、キュレル、NOV(ノブ)など敏感肌ブランドの化粧水・乳液は安心して使えます。成分的にはセラミドやヒアルロン酸が入っていると保湿力が高くバリア機能を助けてくれます。また、ワセリンを薄く塗って肌を保護する方法も有効です。花粉症で鼻をかみすぎて鼻の下が荒れる…なんて時も、ワセリンを塗っておくと刺激が和らぎ治りも早くなります。
● 花粉をブロック&防御:予防策として、花粉そのものを肌に付けない工夫も大切です。外出時はマスクやメガネを着用して顔への花粉付着を減らしましょう。最近は花粉カット効果のあるスプレーやクリームも市販されています(花粉を寄せ付けないバリアスプレー等)。例えば資生堂の「IHADA(イハダ)アレルスクリーン」などは服や髪にシュッとスプレーすると静電気を抑えて花粉が付きにくくなる製品です。完全ではないにせよ、こうしたアイテムを活用するのも手です。部屋に花粉を持ち込まないため、帰宅時は玄関で洋服の花粉を払い、すぐ洗顔・シャワーで落とす習慣をつけましょう。洗濯物の外干しもこの時期は控えたほうが無難です。
● 必要なら皮膚科へ:花粉による肌荒れがひどい場合、皮膚科で相談すると抗アレルギーの外用薬などを処方してもらえることもあります。「毎年春だけ肌がボロボロ」という方は一度受診してみるのも良いでしょう。また、花粉症そのものの症状が重いと肌にも悪影響ですので、抗ヒスタミン薬などを服用して症状を緩和することも間接的に肌を守ることにつながります。春は環境の変化でストレスも溜まりやすい時期なので、規則正しい生活と十分な睡眠をとることも心がけたいですね。
春先の肌はとにかくデリケート。「落とすケアは優しく、与えるケアはしっかり」をモットーに、肌のバリア機能を守り抜きましょう。花粉シーズンを乗り切れば肌も落ち着いてきますので、丁寧に乗り越えてください。
梅雨(雨季):高湿度でも油断禁物!ベタつき&かゆみ対策
梅雨時(6〜7月)は雨が多く湿度が高い時期です。「湿気が多いから肌もしっとり潤ってるでしょ?」と思いきや、意外にも湿度が高すぎる環境は肌トラブルを招きやすいのです。ベタベタ汗をかき毛穴が詰まりやすくなる一方で、室内ではエアコンで乾燥するというアンバランスな状況も起こります。また、湿気は雑菌やカビの繁殖を助長し、肌荒れや痒みにつながることも…。気分もジメジメしがちな梅雨こそ、しっかりお手入れして爽やかな肌を保ちましょう。
毎日の洗顔で皮脂・汚れをオフ:梅雨は一年で最も皮脂分泌が多くなる夏に向かう時期で、汗もかきやすいため毛穴が詰まりやすい環境です。ベタつきや小さなブツブツ(湿疹やニキビ)が出やすいので、やはり基本は朝晩2回の洗顔で清潔に保つこと。脂性肌の人はもちろん、普段乾燥肌の人でもこの時期だけはTゾーンがテカる…なんてことがあります。余分な皮脂や汗をしっかり落とせる洗顔料を使いましょう。ただし、「しっかり落とす=何度も洗う」ではありません!過剰な洗顔はかえって肌を刺激し、必要な皮脂まで取りすぎてしまうため逆効果です。あくまで丁寧に朝晩2回で十分です。先に述べたような正しい洗顔方法を守り、毛穴の奥の汚れまで泡でスッキリ洗い流してください。特に梅雨時は髪の生え際やフェイスラインにニキビができやすいので、洗顔時にその辺りまできちんと泡を行き渡らせ、すすぎ残しのないよう注意しましょう。
梅雨時のケアは一見難しそうですが、要は「清潔にして潤いもキープ、でもさっぱり快適に」というバランスです。ベタつきと乾燥、両方に気を配りつつ、この時期特有の不快感をケアしていきましょう。梅雨が明ければいよいよ夏本番です!
夏:汗・皮脂対策とUVケアが最重要
夏は一年の中で最も皮脂分泌が増える季節であり、また紫外線もピークを迎えます。高温多湿の環境で汗も大量にかくため、放っておくとテカリ・ベタつき、毛穴の黒ずみやニキビなどトラブルが起きやすいです。さらに強烈な日差しは日焼けによるダメージや乾燥を招きます。「男性の肌トラブルは夏に集中する」と言っても過言ではありません。そんな夏を爽やかに乗り切るために、特に洗顔(清潔にすること)と紫外線対策の2点を重視したスキンケアを実践しましょう!
皮脂・汗をしっかりオフする正しい洗顔:夏場はとにかく顔が汗と皮脂でベトベトになりがち。「顔がテカって恥ずかしい…」と感じたら、まず洗顔方法を見直しましょう。ただし、間違っても一日に何度も洗顔料で洗うのはNGです。必要以上の洗顔は肌を傷め、皮脂の過剰分泌を招いて逆効果になります。基本は朝晩の2回でOK。その代わり、朝と夜の洗顔を丁寧にしっかり行うことが大切です。具体的には、先に説明した通りたっぷりの泡で優しく洗うこと。毛穴に詰まった汚れまで落とすには、細かい泡をしっかり行き渡らせるのがポイントです。泡立てネット等でクリーミーな泡を作り、ゴシゴシ擦らず泡を転がすように洗いましょう。特に皮脂の多いTゾーンは念入りに。汗をかくと皮脂が乳化して毛穴に入り込みやすいので、夜は洗顔前に一度ぬるま湯だけで予洗いしてから泡洗顔するとより効果的です。額の生え際やフェイスラインも忘れずに洗い、すすぎ残しがないよう丁寧に流してください。「洗顔はスキンケアの基本」を肝に銘じ、夏こそ正しい洗顔法を徹底しましょう。
テカリ対策の工夫:それでも日中に皮脂でテカってしまう場合は、あぶら取り紙やフェイシャルペーパーを携帯すると便利です。ティッシュで押さえるだけでも多少皮脂は取れますが、専用のあぶら取り紙なら額や鼻のテカリも一瞬でオフできます。ただし使いすぎは要注意。皮脂を取りすぎると肌が乾燥を感じて逆に皮脂分泌が活発になることもあるので、1日に1〜2回必要なときだけに留めましょう。また、メンズ用のテカリ防止パウダーなんてものも市販されています。顔に軽くはたく透明な粉で、余分な皮脂を吸着してサラサラ肌にしてくれるアイテムです。例えば「メンズソフティモ 薬用パウダーシート」など拭き取りシートにパウダーがついたものも。こうした便利グッズも活用しつつ、基本は朝しっかり洗顔+軽めの保湿で皮脂コントロールすることがテカリ予防の近道です。乳液を付けすぎてテカる場合は量を減らしたり、朝は乳液なしで化粧水だけにするという調整もありですよ。
紫外線対策はマスト!:夏の強烈な日差しは、短時間浴びただけでも肌に大きなダメージを与えます。日焼けは「肌が黒くなる」だけでなく、実は水分を奪い乾燥させ、毛穴を詰まらせ、ニキビを悪化させる厄介者。しかも将来的なシミやシワ、たるみの原因にもなります。ですから、男性であろうと夏の日中にノーガードで紫外線を浴びるのは厳禁です!具体策はもちろん日焼け止めを塗ること。先ほど紹介したようなSPF50前後の日焼け止めを、朝のスキンケアの最後にしっかり塗布しましょう。汗を大量にかく場合はウォータープルーフタイプを選ぶか、こまめに塗り直してください。「日焼け止め塗るの面倒だな…」という方は、せめて帽子や日傘(最近は男性も日傘を使います)で直射日光を避けるなどしてください。それでも露出している顔や首には相当なUVが当たりますから、やはり日焼け止めが一番確実です。屋外イベントやスポーツを楽しむ際は特に念入りに。雲がある日でも紫外線は降り注いでいますので油断しないでくださいね。
日焼け後のケア:もし日焼けして赤くヒリヒリしてしまったら、それはもう肌が軽いやけどを負った状態です。そんな時は無理に普段のスキンケアをせず、まず冷やしてほてりを鎮めましょう。冷たい濡れタオルや保冷剤をタオルで巻いたもので優しく冷却します。その後、刺激のない化粧水やアロエジェルなどで水分補給し、ワセリンや乳液でフタをします。肌が落ち着くまでは美白化粧品など刺激になりそうなものは避けましょう。場合によっては皮膚科で軟膏をもらうのも手です。夏はつい日焼けしがちですが、アフターケアまでしっかりしてこそ清潔感ある肌を保てます。
汗・皮脂以外の夏トラブル:夏場は汗疹(あせも)や日焼けによる湿疹、虫刺されなど顔以外の肌トラブルも増えます。基本的には清潔・保湿・紫外線カットで大半は防げますが、ひどい場合は薬(市販のかゆみ止めやステロイド外用薬)を使うことも必要です。顔に関しては、汗をかいたら優しくティッシュオフしたり、無理なら洗顔シートで軽く拭いてもOK。ただその後必ず保湿もしないと乾燥してしまうので気を付けてください。夏は皮脂が多いからと保湿をサボるのもNGです。乾燥と感じなくても、エアコン環境では肌内部が乾いていたりします。やはり化粧水で水分補給+軽めの乳液orジェルで蓋の基本は守りましょう。
夏のスキンケアの極意は「落とすケア」と「守るケア」の徹底です。しっかり洗って清潔に保ち、しっかり日焼け止めで肌を守る。この2点に注力すれば、夏でもトラブルの少ない健やかな肌でいられます。汗だくでベタベタの肌より、皮脂コントロールされてサラリとした肌の男性のほうが何倍も清潔感がありますよね!暑さに負けずケアを続けて、夏を爽やかに乗り切りましょう。
冬:乾燥対策としっとり保湿ケア
冬は空気が乾燥し、気温も下がるため肌の潤いが奪われやすい季節です。夏とは逆に皮脂分泌が減り、肌のバリア機能も低下しがち。放っておくとカサカサ肌や粉吹き、ひび割れ、痒みなど乾燥性のトラブルが起きます。さらに屋内の暖房で乾燥が加速し、血行不良で肌のターンオーバーも鈍くなりくすみやすくなります。冬こそ保湿を最優先したスキンケアが必要です。また、寒い時期特有の注意点もありますので、しっかりチェックしましょう。
洗顔はマイルドに:乾燥する冬は、皮脂を落としすぎないマイルドな洗顔を心がけます。夏に愛用していたさっぱり系洗顔料だと洗い上がりにつっぱりすぎるかもしれません。季節に合わせて洗顔料を保湿タイプに変えるのも一案です。また、朝の洗顔は肌の状態によっては洗顔料を使わずぬるま湯だけで軽く流す方法も検討してください。特に乾燥肌の方は、夜きちんと汚れを落としていれば朝はお湯洗いでも十分なことがあります。もちろん脂性肌の方は冬でも朝洗顔料を使ったほうが良いですが、その場合も刺激の少ないものを選びましょう。例えばクリームタイプやミルクタイプの洗顔料は洗浄力が穏やかで潤いを残して洗えます。洗顔時のお湯の温度も40℃近い熱いシャワーでザブザブ…なんてことをすると一気に油分が飛んでしまいます。めんどくさくても洗顔はぬるま湯を別に用意して行うほうが肌のためです。冷たい水もつらい季節ですが、できれば32〜34℃程度のぬるま湯で。面倒ならせめてシャワーを顔に直接当てず、手に取ったお湯でやさしく洗うようにしましょう。
徹底保湿:たっぷりの化粧水&リッチな乳液/クリーム:冬はいつも以上に保湿を徹底します。化粧水は重ね付けしてしっかり水分を入れ、乳液やクリームで蓋をする手順はマストです。特に夜は多少ベタついても構わないので、いつもより多めの量を塗ってみてください。乾燥がひどい部位には重ね塗りし、それでも朝カサつくようならクリームを投入しましょう。例えば、普段は乳液だけの人も、冬の夜だけ「ニベアクリーム」や「ワセリン」を薄く塗って寝るだけでもかなり違います。目の周りや口元など皮脂腺が少なく乾燥しやすい部分には重点的に。逆にテカりやすいおでこや鼻は乳液だけで十分だったりと、部位によって変えてもOKです。冬は保湿パック(シートマスク)なども効果的です。お風呂上がりに3分間シートマスクをして、その後乳液というケアを週1〜2回取り入れると潤いチャージできます。ドラッグストアで手に入る男性用フェイスマスク(例えばTBCのMEN’Sフェイスマスクや、ルルルンのメンシリーズなど)もありますが、女性用の高保湿マスクでも問題ありません。要は乾燥させない工夫をどれだけできるかです。もしオフィスや自宅で暖房を使うなら、加湿器を炊いて湿度を50%前後に保つと肌も喉も快適ですよ。
血行促進も意識:寒いと血行が悪くなり、顔色がくすんだりクマが濃く見えたりしがちです。冬場は湯船に浸かって体を温める習慣をつけましょう。シャワーで済ませず、できればぬるめのお湯にゆっくり入浴すると全身の血流が良くなり肌細胞にも栄養が届きやすくなります。また、湯船で温まった後のスキンケアは浸透が良くなって一石二鳥です。入浴後は浴室から出る前にサッと化粧水を付けてしまう「浴室保湿」も乾燥を防ぐ裏技。お風呂場に化粧水とクリームを持ち込んでおいて、上がる前に付けてしまえば、体を拭いて部屋に出る頃には肌がしっとり落ち着いています。もちろんその後改めてきちんと保湿してもOKです。あと、冬は運動不足にもなりがちなので、軽いストレッチやマッサージで血の巡りを良くするのも効果的です。顔のマッサージも良いですが、やり方を間違えると刺激になるので、蒸しタオルを乗せる程度でも十分です。ホットタオルで顔を温めると毛穴が開き、その後の保湿も浸透◎ですよ。
冬でもUV対策:夏ほどではないにせよ、冬の晴天時も紫外線は降り注いでいます。特にスキーやスノボなどウィンタースポーツをする場合、雪面の照り返しで強烈な日焼けをすることも。雪山では夏と同じかそれ以上に日焼け止め必須と心得てください。街中でも、日差しの強い日はSPF20〜30程度の日焼け止めや、UVカット効果のある保湿クリームを塗っておくと安心です。冬は「焼けても赤くならず乾燥するだけで終わる」ケースが多いので、気づかぬうちに光老化が進んでしまうことも…。多少面倒でも一年を通したUVケアを意識しましょう。
寒い冬はどうしても肌もこわばり元気がなくなりがちですが、そこでしっかり保湿ケアを頑張ると一気に周りと差がつきます。粉を吹いた顔やカサカサの唇では清潔感も半減してしまいますよね。リッチな保湿で潤いをチャージし、冬でもみずみずしい肌をキープしましょう!きっと「肌キレイだね」と言われるはずです(^_^)。
ひげ剃り後のケアで肌荒れ防止
毎日のひげ剃り(シェービング)は、男性にとって避けられない身だしなみですが、同時に肌への負担にもなります。髭剃り後にヒリヒリしたり赤いブツブツができたりする経験、ありますよね?ここでは正しいシェービング方法とアフターケアについて解説します。ひと手間加えるだけで剃り味も肌状態も格段にアップしますので、ぜひ今日から取り入れてみてください。
シェービングの基本と肌トラブル
まずはサッと正しい髭剃りの手順をおさらいしましょう。自己流でサッと剃っている方は、ほんの少し意識を変えるだけで肌荒れしにくくなりますよ。
1.準備(蒸らし):ひげ剃りは髭と肌を柔らかくしてから行うのが鉄則です。おすすめは入浴中や洗顔直後に剃ること。湯気やお湯で髭がふやけ、毛穴も開いているのでスルッと剃れます。時間がない時も、蒸しタオルをヒゲ部分に当てて30秒〜1分置くだけでずいぶん違います。乾いた肌にいきなりカミソリを当てるのはNG!肌表面も硬くなっていて、剃刀負けしやすくなります。
2.シェービング剤をたっぷり付ける:シェービングフォームやジェル、クリームなど好みのものをケチらずたっぷり塗りましょう。これが潤滑剤とクッションの役割を果たし、刃の滑りを良くして肌ダメージを減らします。泡タイプならモコモコに、ジェルなら透明ですが厚めに伸ばします。石鹸の泡で代用する人もいますが、できれば専用のシェービング剤を使ったほうが剃り心地が良いです。最近はメントール配合でスースー爽快なものから、敏感肌用で低刺激のものまで色々あります。自分に合うものを探してみてください。
3.順剃り+逆剃り:髭剃りは毛の流れに沿って行うのが基本です。まずは毛の生えている向きに刃を滑らせる(順剃り)ことで大部分を剃ります。それでも残る青髭部分は、肌を引っ張って伸ばしながら毛流れに逆らって剃る(逆剃り)と深剃りできます。ただし逆剃りは肌負担が大きいので、一度でツルツルにしようと何度も往復させないこと。どうしても剃り残しが気になる時だけ軽く逆剃りしましょう。特にカミソリの場合、刃を当てる強さは「そっとなでる」くらいで十分です。押し付けると肌まで削ってしまいます。良く切れる刃を使うことで軽い力でも剃れるので、カミソリの刃はこまめに交換してくださいね。
4.仕上げ(洗顔と冷却):剃り終えたら、残ったシェービング剤や剃った毛をぬるま湯でしっかり洗い流します。洗顔料で優しく洗ってもOKです。その後、冷水で軽く肌を引き締めると毛穴がキュッと閉まって落ち着きます。ここまでがシェービングの基本的な流れです。電気シェーバーの場合は準備で蒸らす必要は少ないですが、プレシェーブローションなどを付けて滑りを良くしたり、肌を引っ張りながら剃るといったコツがあります。どちらにせよ「肌への摩擦と刺激を最小限に、刃の切れ味は常によく」がポイントです。
不適切なシェービングを続けていると、カミソリ負け(ひりつきや赤み)や毛嚢炎(剃った毛穴に菌が入ってブツブツになる)、埋没毛(髭が皮膚内に埋まって炎症)など、面倒な肌トラブルに悩まされます。できるだけ肌に優しい剃り方を心がけましょう。それでも「毎日深剃りすると荒れる…」という人は、無理にツルツルにせず電気シェーバーで浅めに剃るようにしてみてください。多少青髭が残っても、肌がボロボロよりは清潔感があります。最近はヒゲ脱毛をする男性も増えています。永久脱毛すればそもそも剃る必要がなくなるので、肌トラブルも激減します。興味がある方は検討してみても良いでしょう。
髭剃り後のアフターシェーブケア
髭剃り後の肌は、角質の一部が削り取られ水分と油分が失われた無防備な状態です。いわば細かい擦り傷が顔中にあるようなもの。ですから、シェービング後には適切なアフターケアで肌を保護・保湿することが欠かせません。何もしないと乾燥してヒリヒリが続いたり、雑菌が入ってニキビになったりします。以下のケア手順を習慣にしましょう。
1.優しく洗い流す: 先ほども触れましたが、剃り終わったら顔を洗ってシェービング剤を綺麗に落とします。その際、熱いお湯は使わずぬるま湯〜水で。ゴシゴシ擦らず手で水を当てる感じで十分です。タオルで拭く時も、決して強く擦らずポンポンと水滴を吸い取るようにしましょう。ここで雑に扱うとせっかく優しく剃っても台無しです(^^;)。
2.消毒(必要なら): 最近のシェービング剤やアフターシェーブローションには殺菌成分が入っているものも多いですが、特にカミソリ負けしやすい人やニキビができやすい人は、清潔な状態で薬用化粧水を付けておくと安心です。アルコール入りのアフターシェーブローション(いわゆる髭剃り用化粧水)はスーッとして爽快ですが、人によっては刺激が強いことも。その場合は敏感肌用の化粧水でOKです。要は肌を清潔に整えることが目的なので、洗顔後にさっぱりタイプの化粧水をつければ十分と言えます。最近は「シェービング後には化粧水と乳液で保湿するだけでもいい」という考え方が一般的です。無理にアルコール消毒してヒリヒリするくらいなら、低刺激の保湿ケアを重視したほうが長い目で見て良いでしょう。
3.たっぷり保湿: 髭剃り後こそ保湿が重要です。化粧水で水分を与えたら、乳液やアフターシェーブバームでしっかりフタをしましょう。「アフターシェーブローション」はさっぱり系が多く、それだけだと潤いが足りません。最近はアフターシェーブ保湿ジェル/バームという名目で、半透明のジェルや乳液状の製品も売られています。例えばニベアメンのバームは人気ですね。要は中身は乳液なので、専用品がなければ普通の乳液で構いません。手に馴染ませてから顔全体を優しく覆うようにつけます。ヒゲ剃り直後は刺激に敏感になっているので、パンパンと叩き込んだりは厳禁ですよ!よく「シェーブ後にパッティング」というイメージがありますが、あれは昔のアルコールローションで殺菌も兼ねてやっていた方法です。現代の保湿ケアでは撫でるように伸ばすだけで十分浸透しますし、その方が肌に優しいです。4.
4.必要なら鎮静ケア: 剃った後どうしても火照りや赤みが引かない時は、冷たいタオルで肌を冷やすと落ち着きます。ニキビができてしまった場合は、無理に潰さず消毒液やニキビ治療薬(市販のアクネクリームなど)を塗って経過を見ましょう。繰り返し毛嚢炎になる場合は、カミソリを清潔に保っているか(使い捨ては早めに交換、シェーバーはアルコール除菌する等)も見直す必要があります。ヒゲ剃りが原因の肌荒れは、蓄積すると色素沈着して黒ずみになったりするので、甘く見ずにケアしてくださいね。どうしても改善しない時は皮膚科に相談するのも一つです。
以上がシェービング後の基本ケアです。「洗浄→消毒(必要なら)→化粧水→乳液」と覚えておけばOK。難しく感じるかもしれませんが、例えば出勤前なら洗顔〜保湿の流れで自然にやっていることと大差ありません。剃った後にそのまま放置…という方は、今日からぜひ保湿までワンセットでやってみてください。カミソリ負けが激減し、ヒゲ剃り後の肌触りが格段に良くなるはずです。ヒリヒリしないから表情も自然になり、一石二鳥ですよ(^_^)。
脂性肌・乾燥肌・ニキビ肌:肌質別お手入れ術
人それぞれ肌質には個人差があり、大きく分けて脂性肌(オイリー肌)、乾燥肌、そしてニキビができやすい肌などの傾向があります。自分の肌質に合ったケアをすることが、肌荒れ改善への近道です。この章では脂性肌・乾燥肌・ニキビ肌の3タイプに分けて、それぞれの対処法やおすすめのケアポイントを解説します。「俺はどれだろう?」と迷う方もいるかもしれませんが、複合的な場合も含め参考にしてください。混合肌(部分的に脂っぽく部分的に乾く)という場合は、各部位で適した方法を組み合わせると良いでしょう。それでは、自分の肌の特徴に耳を傾けながら読んでみてください。
脂性肌(オイリー肌)のケア:ベタつきとテカリを味方に変える
脂性肌とは、皮脂の分泌が多く肌がベタつきやすい状態をいいます。男性はもともと女性より皮脂腺が活発でオイリー肌になりやすい傾向がありますが、中でも額や鼻を中心に常にテカっている、毛穴が開きやすい、夕方には顔が脂でギトギト…という方は脂性肌の度合いが強いでしょう。放っておくと毛穴づまりからニキビになったり、「顔がテカテカで不潔っぽい」というマイナス印象にもつながりかねません。しかし正しいケアで皮脂をコントロールすれば、脂性肌も怖くありません。ポイントは「落としすぎない」ことと「水分を補う」ことです。
洗顔は適度に: オイリー肌の方はとにかく皮脂を落とそうと一日に何度も洗顔しがちですが、これはNGです。確かに洗った直後はサッパリしますが、肌が乾燥しすぎて逆に皮脂分泌が促進されてしまいます。洗顔は朝晩2回までにし、それ以上気になる場合は水で軽くすすぐ程度にとどめましょう。使う洗顔料は前述のように皮脂吸着力の高いものがおすすめですが、洗浄力が強すぎる場合は日によってマイルドなものと使い分けてもOKです。例えば夜はしっかり洗浄のフォーム、朝は少しマイルドな泡洗顔というように。大事なのは「優しく・しっかり泡立てて・丁寧に洗う」という基本を守ることです。皮脂でベタつくとつい強く擦りたくなりますが、グッと堪えて泡に任せてください。Tゾーンは指をクルクルさせるように、Uゾーン(頬やあご)はなでるように洗えば十分汚れは落ちます。
洗顔後は必ず保湿: 「オイリー肌なのに保湿なんていらないのでは?」と思われがちですが、皮脂と水分は別物です。脂性肌の人でも肌内部が乾燥しているインナードライ状態の場合があります。洗顔後に何も付けないと肌表面はすぐテカっても、実は内部はカラカラ…なんてことも。なので、洗顔後はしっかり化粧水で水分補給しましょう。ベタつきが嫌ならさっぱりタイプの化粧水を選べばOKです。ビタミンC誘導体配合の化粧水などは皮脂分泌を抑える効果も期待できます。また、皮脂が多いと乳液は敬遠しがちですが、ごく少量でいいので油分も補ったほうが皮脂バランスは安定します。おすすめはジェルタイプやオールインワンタイプの軽い保湿剤を使うこと。脂性肌向けに「ベタつかない」「サラサラ仕上がり」と謳っている乳液やジェルがありますので、それらを活用してください。皮脂を取り去った直後に適度な潤いを与えることで、肌は「もう油出さなくていいんだな」と感じ、過剰な皮脂分泌が抑えられます。これは本当なので騙されたと思って試してみてください(^^)。
日中の皮脂ケア: それでも時間が経つと油が浮いてくる…という場合は、先述したあぶら取り紙で軽くオフしましょう。一枚を半分に切ってTゾーンを押さえるだけでも違います。皮脂吸着シートの使いすぎは逆効果なので、ランチ後と夕方など1日2回くらいまでに。どうしてもテカリが気になるときは、皮脂吸収剤配合のメンズBBクリームなんてものもあります。BBクリームは肌色付きですが、最近は男性でもニキビ跡や青髭隠しに使う人が増えています。その中にはテカリ防止機能があるものも(UNOのフェイスカラークリエイターがそれです)。上級編ですが、「午後になるとテカテカ&クマで疲れて見える…」という方は検討しても良いかもしれません。基本ケアではありませんが、身だしなみテクとして頭の片隅に。
生活習慣で皮脂をコントロール: 脂性肌はホルモンバランスや食生活とも関係があります。皮脂の材料となる脂っこい食事や糖分の過剰摂取は控えめにし、野菜や魚中心のバランスの良い食事を心がけましょう。ビタミンB2・B6は皮脂分泌を調整する働きがあるので、レバーや卵、納豆、バナナ、マグロなど意識的に摂ると◎です。逆にチョコレートやピーナッツなどはニキビの原因になりやすいとも言われます(個人差ありますが)。水分も適度に取って代謝を促しましょう。それと、睡眠不足やストレスも皮脂の過剰分泌を招きます。ストレスで男性ホルモンが増えると皮脂腺が刺激されテカリやすくなるのです。十分な睡眠とリラックスは実は美肌への近道でもあります。脂性肌だからと悲観せず、生活面から見直していけば必ず改善していきます。
脂性肌は清潔感を損ねやすい反面、水分が十分にある(油分のおかげで乾燥しにくい)という利点もあります。皮脂は肌の天然クリームでもあるので、うまく付き合えば外的刺激から肌を守ってくれる存在です。要は出すぎた皮脂を「適度に落として・補って・整える」こと。これができれば、テカリやニキビとはさようならできます。皮脂と仲直りして、健康的な潤い肌を目指しましょう!
乾燥肌のケア:潤いを守りしっとり肌に
乾燥肌とは、皮脂分泌や天然保湿因子が不足しがちで、水分・油分ともに足りない状態です。肌がカサつく、洗顔後につっぱる、粉を吹いたり皮がめくれやすい、季節の変わり目にかゆみや赤みが出る…といった症状がある方は乾燥肌と言えます。乾燥肌は放っておくと小じわの原因になったり、バリア機能が低下して刺激に敏感になったりと良いことなしです。ただ逆に言えば、しっかり保湿してあげれば劇的に改善するケースも多いです。乾燥肌ケアのキーワードはとにかく「保湿第一、刺激厳禁」です。
洗顔はとことん優しく: 乾燥肌の人にとって、洗顔は一歩間違えると必要な潤いまで奪ってしまうリスクがあります。そこでまず見直したいのが洗顔料の種類です。洗浄力の強いフォームタイプやスクラブ入りは避け、クリームタイプ・ミルクタイプ・泡タイプなどマイルドなものを使いましょう。また、洗顔回数も夜の1回だけでも十分な場合があります。朝はぬるま湯で軽く洗うだけにすると、皮脂の落としすぎを防げます。それでもベタつきが気になるときは、低刺激性の洗顔料を使っても良いですが、様子を見てください。洗う時はもちろん泡で優しく、そして短時間で切り上げるのがコツです。長々と洗っているとそれだけ乾燥が進むので、パパッと30秒〜1分以内に済ませ、すすぎもしっかりしたらすぐ保湿へ移行しましょう。洗顔後の無防備タイムを極力短くすることが大切です。
とにかく保湿!三種の神器を活用: 乾燥肌さんの強い味方は、化粧水・乳液(クリーム)・保湿美容液の三種です。普通肌や脂性肌の人ならオールインワンで済ませるところを、敢えて重ね付けするくらいの気持ちでケアしましょう。まずお風呂上がりや洗顔後すぐに化粧水をたっぷりつけます。コットンより手のひらで付けたほうが刺激が少なくて良いでしょう。何度か重ねて肌がひんやり潤った感じになったらOK。次に美容液やオイルをプラスすると保湿力が段違いです。ヒアルロン酸やセラミド配合の美容液を数滴なじませると、後でつける乳液のノリが良くなります。市販のもので言えば、無印良品の「敏感肌用美容液」や、プチプラだとちふれの美容液なんかもシンプルで使いやすいです。アルガンオイルやホホバオイルを1滴なじませるという方法もあります。そして最後に乳液orクリームで蓋をします。乾燥が酷い時は乳液ではなくこってりしたクリームを顔全体に伸ばしてください。市販のメンズ用クリームなら、例えば「マンダム バリアリペア クリーム」などがありますが、女性用の「ニベアクリーム」でも「キュレル 潤浸保湿クリーム」でも何でも合うものを使えばOKです。ポイントは「ちょっと塗りすぎかな?」と思うくらいたっぷりめにつけること。ベタつきが気になる人も、夜だけは思い切って塗ってみてください。朝起きた時の肌の柔らかさが違うはずです。
外部刺激から守る: 乾燥肌は肌のバリア機能が弱まりがちなので、とにかく刺激物は排除しましょう。アルコール入りの化粧品やメントールの強いものは避け、ひげ剃りも電気シェーバーの方が肌負担が少ないことが多いです。冬場はマフラーやマスクで顔が擦れて荒れることもあるので、素材選びに気を付けて清潔に保つようにします。寝具もしかりで、枕カバーやシーツは皮脂汚れを溜めないようこまめに洗濯を。乾燥肌だとアトピー体質の人もいるかと思いますが、その場合は皮膚科で保湿剤(ヘパリン類似物質やワセリンなど)を処方してもらうのも有効です。市販でもヒルドイドのジェネリックである「HPクリーム」とか「ヘパソフト」など買えますね。強いかゆみがある場合はステロイド外用薬も短期的に使ったほうがいいこともありますので、我慢せずお医者さんに相談してください。肌をかきむしってしまうとそれ自体が傷になり、さらにバリア機能が壊れて乾燥が悪化…と悪循環になります。かゆみは我慢しすぎないことも大事です。
内側からのケア: 乾燥肌改善には身体の内側からのケアも有効です。加湿器などで部屋の湿度を50-60%に保つのは当然として、十分な水分補給(こまめに水やお茶を飲む)や良質な油の摂取も助けになります。食事ではオリーブオイルや魚の脂(オメガ3脂肪酸)を適度に取り、ビタミン類も豊富に摂りましょう。特にビタミンAやEは肌の潤い維持に役立ちます。緑黄色野菜やナッツ類、アボカドなどはおすすめです。睡眠もターンオーバーに影響しますからたっぷりと。あと意外と見逃せないのが洗顔や入浴に使う水道水の塩素です。塩素は肌を乾燥させるとも言われます。気になる人は浄水シャワーヘッドなどに変えると肌荒れが改善した例もあるとか。そこまでしなくとも、最後に顔をミネラルウォーターですすぐ猛者もいるらしいですが…さすがにやりすぎですかね(^^;)。でも身近な水にも気を配る姿勢は◎です。
乾燥肌の方は、とにかく「与えて守る」ケアを徹底してください。脂性肌の人が羨ましく思えるかもしれませんが、しっかり保湿された肌は自信につながりますし、スキンケアの効果も実感しやすいですよ。潤った肌は手触りも良く、誰かに触れられても安心です(^_^)。
ニキビ肌のケア:清潔&やさしさ+αの対策
最後にニキビ肌についてです。10代の思春期ニキビから20代以降の大人ニキビまで、男性にとってもニキビは悩ましい問題ですよね。原因は皮脂の過剰、毛穴の詰まり、アクネ菌の繁殖、ホルモンバランスの乱れなど様々ですが、基本ケアの方針は「毛穴を詰まらせない」「清潔に保つ」「炎症を抑える」の3点です。ニキビ肌の場合、脂性肌や乾燥肌と重なっていることも多いので、自分の肌質に合わせたケアに加え、ニキビ対策のプラスアルファをしていく形になります。
基本は正しい洗顔と保湿: ニキビができると、とかく洗顔を頑張りすぎてしまう人がいます。しかし、既に説明した通り洗いすぎは厳禁です。朝晩2回のやさしい洗顔を続けましょう。ニキビがあるとその部分を触りたくなりますが、極力触らないように。洗顔時も患部を擦らないよう泡で包み込むように洗います。使う洗顔料は殺菌・抗炎症成分入りの薬用洗顔料が効果的です(サリチル酸、イソプロピルメチルフェノール、グリチルリチン酸などが配合されているもの)。先に紹介したようなメンズビオレのアクネケア洗顔や、市販の薬用石鹸(ペアアクネ、ロゼット洗顔パスタ アクネクリアなど女性用でもOK)も使えます。ただどんな洗顔料でもやり方が大事なので、正しい洗い方で継続してください。洗顔後は保湿も必須です。ニキビが気になると何も付けたくなくなるかもしれませんが、乾燥すると悪化するので、油分控えめで水分をしっかり与えるケアをしましょう。前述のビタミンC誘導体配合化粧水は皮脂を抑えつつ保湿できるのでニキビ肌に向いています。乳液は少なめで構いませんが、ヒリヒリする場合はアロエジェルなど鎮静効果のある保湿剤を使うのも手です。
市販薬の活用: 白ニキビや黒ニキビ(炎症前の段階)であれば、自宅ケアでかなり改善が見込めます。市販のニキビ治療薬を試してみる価値もあります。代表的なのは「クレアラシル」や「ライオン ペアアクネクリームW」などで、抗炎症成分や殺菌成分が配合されています。ニキビができたら洗顔後に患部に塗っておくと、悪化を防ぎ治りを早めてくれます。また、海外では一般的な過酸化ベンゾイル(BPO)という成分が入った薬も、日本では「ベピオゲル」「デュアック」といった処方薬としてあります。市販でも少し前からBPO配合の薬用洗顔やジェルが売られています(プロアクティブ+などがそれです)。BPOは毛穴の詰まりを改善しアクネ菌を殺菌する非常に有効な成分ですが、人によっては刺激が強く乾燥するので注意も必要です。市販ではほかに「テラコートリル」などステロイドと抗生物質が入った軟膏も売っていますが、自己判断で長期連用は避けたほうが無難です。基本はできたニキビにピンポイントで薬を塗るスタイルで、顔全体には広げないこと。複数ある場合も一つ一つに米粒程度を乗せるイメージです。
絶対NG:ニキビを潰す・触る: これは耳タコかもしれませんが、ニキビは自分で潰さないでください。潰すと一時的に膿が出て治ったように見えても、雑菌が入り込んでさらに悪化したり、クレーター状のニキビ跡が残ったりするリスクが高いです。皮膚科では面皰圧出といって専用の器具で潰すこともありますが、それも無暗にやるわけではありませんし、アフターケアも込みで行います。素人が指で潰すのは百害あって一利なしと心得ましょう。また、無意識にニキビを触ったりいじったりする癖も要注意です。髪が触れるのも良くないので、前髪が長い人はニキビが治るまで上げておくほうが治りが早まります。枕カバーも清潔に。顎ニキビが多い人はスマホを触った手で顎杖をつく癖が原因かも?身の回りのちょっとした習慣を見直してみてください。
それでもダメなら皮膚科へ: きちんとケアしても重症ニキビ(大きく腫れて痛い、膿がたまる、数が多く常にできているなど)の場合、早めに皮膚科を受診することを強くおすすめします。ニキビは立派な皮膚疾患であり、適切な治療を受けることでかなり改善します。皮膚科では塗り薬(先述のBPOや抗生剤、ビタミンA誘導体のディフェリンなど)や飲み薬(抗生物質、漢方、場合によりビタミン剤やホルモン剤など)を組み合わせて治療します。自費になりますがケミカルピーリングや光治療などを行うクリニックもあります。特に20代以降の大人ニキビは生活習慣やストレス、肌の乾燥など様々な要因が絡むため、市販薬だけで完治させるのは難しいことも多いです。繰り返すニキビに悩んで自己流で色々試すより、一度プロに相談したほうが長期的には安上がりだったりします。「男がニキビくらいで皮膚科なんて…」と思う必要は全くありません。今や男性患者も珍しくありませんし、むしろニキビを放置してニキビ跡だらけになるほうが将来的にコンプレックスになってしまいます。ひどい場合は皮膚科!これも頭に入れておいてください。
ニキビが治ったら: 晴れてニキビが良くなった後も、同じ場所に繰り返しできやすかったり、跡が残ったりすることがあります。ニキビ跡の茶色いシミは時間とともに薄くなりますが、赤みやクレーター状の凹みは残りやすいです。赤みは皮膚科でVビームなどのレーザー治療で改善するケースもあります。クレーターは正直完全には元通りになりませんが、保湿とターンオーバー促進で多少目立たなくできます。ビタミンC美容液やレチノールクリームなどを取り入れると肌の再生が促されますので、ニキビが落ち着いたらスキンケアにプラスしてみても良いでしょう。ただし、まずはニキビを新しく作らないことが最優先ですので、しばらくは基本ケアをしっかり続けて肌状態を安定させることを目指してください。
ニキビ肌のケアは根気が要りますが、正しい方法を続ければ必ず良い方向に向かいます。焦らず・触らず・諦めずが鉄則です。綺麗にニキビが治った肌は、それだけで清潔感アップですし、自分のモチベーションも上がりますよね(^_^)。つらい時期もあるかもしれませんが、ケアを通じて肌と向き合うことで自分に自信もついてくるはずです。
生活習慣の見直しで内側から美肌に
ここまでスキンケアの方法を詳しく説明してきましたが、忘れてはならないのが生活習慣との関わりです。睡眠・食事・ストレスなどの要因は、肌に大きな影響を及ぼします。どんなに高価な化粧品を使っても、不健康な生活をしていては肌荒れは治りにくいものです。逆に言えば、ライフスタイルを整えることでスキンケアの効果も倍増します。清潔感のある肌を手に入れるために、日々の生活を今一度振り返ってみましょう。
睡眠:肌のゴールデンタイムを味方に
睡眠不足は美容の大敵――これは男女問わず真理です。寝ている間に分泌される成長ホルモンは、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促し、日中受けたダメージを修復してくれます。特に夜10時〜深夜2時頃は「お肌のゴールデンタイム」と呼ばれ、この時間帯にしっかり熟睡していると肌の再生が活発に行われます。忙しい現代人に毎日十分な睡眠を、というのは難しいかもしれませんが、可能な範囲で改善してみましょう。
できれば6〜8時間の睡眠を: 個人差はありますが、大体7時間前後の睡眠が肌にも体にも良いとされています。徹夜や極端な短時間睡眠が続くと、すぐに肌が荒れたりクマができたりして清潔感ダウンしてしまいますよね。どうしても削れない用事がない限り、睡眠時間は最優先事項と考えてください。「Netflixで夜更かし」「つい夜中までゲーム」なんてもってのほかです(涙)。健やかな肌のためには、ある程度の自己規制も必要です。
寝る前の習慣: スマホやPCを長時間見ると交感神経が刺激されて寝つきが悪くなります。就寝1時間前には画面を見るのをやめ、リラックスする時間を作りましょう。ホットアイマスクや軽いストレッチ、読書などで心身を落ち着かせるとスムーズに眠りに入れます。寝酒(お酒)は一見寝つきが良くなるようですが、睡眠の質を下げるのでNGです。むしろノンカフェインのハーブティーやホットミルクなどが◎。枕カバーは清潔なものを使い、部屋も適度な温度・湿度に整えて快眠環境を整備しましょう。質の良い睡眠は最高の美容液とも言われます。眠っている間にスキンケア効果も高まると思えば、早寝も苦にならない…かも?(^_^)
規則正しい生活リズム: 平日夜更かし→週末寝だめ、のような不規則なリズムも肌にはストレスになります。できるだけ毎日同じような時間に寝起きするように心がけましょう。朝起きたら日光を浴びると体内時計がリセットされて夜も眠りやすくなります。朝シャワーを浴びるのも目が覚めて良いですが、皮脂が減りすぎてしまう人は夜入浴のほうがおすすめ。あとは適度に運動をすることも夜ぐっすり眠る助けになります。体を動かすと血行も良くなり肌にもいいこと尽くし。ちょっと遠くまで歩くとかエスカレーターを階段に変えるとか、小さなことからやってみてください。
しっかり寝ている人の肌はやっぱり違います。ハリも艶もあって、生き生きしています。いくら若くても寝不足続きでは肌に表れますし、逆に年齢を重ねても睡眠を確保している人は肌が綺麗だったりします。難しいことではありますが、自分の健康と肌のためにできる範囲で睡眠を大事にしてくださいね。
食事:体の中からきれいに
「肌は内臓の鏡」などと言われるように、食べ物や栄養状態は肌に影響を与えます。暴飲暴食や偏った食事をしていると、ニキビやくすみといった形でツケがまわってきます。一方、栄養バランスの良い食生活は健やかな肌を育み、清潔感向上にもつながります。特に男性は食生活が乱れがちなので、この機会に見直してみましょう。
肌に良い栄養素を摂る: 肌の調子を整える代表的な栄養素はビタミン類です。ビタミンA(緑黄色野菜、レバー、卵黄など)は皮膚や粘膜を健康に保ちます。ビタミンB群(豚肉、納豆、玄米など)は皮脂代謝を助け、ニキビ予防に有効。ビタミンC(柑橘類、イチゴ、野菜)やE(ナッツ、アボカド、植物油)は抗酸化作用で肌の老化を防ぎ、コラーゲン生成にも関与します。これらを意識して食べるようにすると良いでしょう。具体的には、野菜と果物を毎日しっかり摂ることです。忙しい時は野菜ジュースやサプリメントに頼っても構いません。ポイントは継続すること。今日食べただけでは効果は出ませんが、習慣づければ徐々に肌質が向上してきます。タンパク質も肌の材料になるので、不足しないよう肉・魚・大豆製品など適量を。
控えたい食品: 皮脂が多くニキビが出やすい人は、脂っこいものや甘いものを摂りすぎないようにしましょう。揚げ物やスナック菓子、ファストフード、ケーキやジュースなど、どれも美味しいですが過剰に摂取すると肌トラブルの元です。全く食べるなとは言いませんが(^_^;)、例えばポテトチップスを一袋食べるなら半分にしておくとか、週3回ラーメンを週1回に減らすとか、小さな改善からでも違います。あと意外と気をつけたいのが牛乳・チーズなどの乳製品です。人によっては乳製品を減らしたらニキビが減ったというケースもあります(ホルモンに影響するという説があります)。カルシウム源として完全に抜く必要はありませんが、摂りすぎているなら少し量を見直してもいいかもしれません。お酒も飲み過ぎはNG。適量なら血行促進にもなりますが、過度な飲酒は肝臓に負担がかかり肌荒れ・くすみの原因に。飲むならビールより赤ワイン1杯、のように抗酸化物質を含むお酒を嗜む程度にしておきましょう。
腸内環境と肌: 腸の調子は肌に直結します。便秘や下痢などお腹の不調があると吹き出物ができやすかったりします。食物繊維や発酵食品(ヨーグルト、味噌、漬物など)を摂って腸内環境を整えることも、美肌づくりの一環です。朝一杯の水を飲んだり、適度に運動して腸を動かすことも効果的です。便秘がちだと老廃物が体内に長く留まり、それが肌に出やすくなります。快便だとお肌も調子良い、なんてことも実際ありますよ(^_^)。
結局は「栄養バランスのとれた食事を腹八分目で」というシンプルな結論になるのですが、忙しい男性には難しいことも多いでしょう。外食中心でも、揚げ物ばかりじゃなく肉野菜定食にしてみるとか、ご飯を大盛りにせず野菜のおかずを一品追加するとか、小さな工夫から始めてみてください。補助的にマルチビタミン剤を飲むのも良いです。体の中から肌を変える意識を持つと、日々の食事選びも変わってくるはずです。
ストレス&メンタル:心の健康が肌にも表れる
ストレスや精神的な状態も、お肌に大きく影響します。緊張が続いたり睡眠が浅くなったりすると自律神経やホルモンバランスが乱れ、肌のターンオーバーが滞ったり皮脂分泌が増えたりします。実際、忙しいプロジェクトが続いた後にドッとニキビが増えたり、逆にバカンスでリラックスしたら肌の調子が良くなった…なんて経験はありませんか?心と肌は密接につながっているのです。とはいえ、現代社会でストレスゼロは不可能ですよね。ここではストレスを上手に発散・緩和して肌に溜め込まないためのヒントをお伝えします。
適度な運動・入浴: 運動すると汗とともにストレス物質も排出され、リフレッシュできます。また、運動後は睡眠の質も向上します。ジョギングやジム通いが難しければ、通勤通学でいつもより一駅多く歩くとか、エレベーターを使わず階段にするとか、小さなことからでOKです。湯船にゆっくり浸かるのも副交感神経を優位にしてストレスを和らげます。お気に入りの入浴剤を入れて半身浴しながら音楽を聴く、なんてのもいいですね。入浴は体を温め血行を促すので肌にも良く一石二鳥です。
趣味やリラックスタイムを持つ: 忙しい人ほど意識的にオフの時間を作ることが大事です。趣味に没頭したり、友人と遊んだり、自然の中に出かけたり、なんでも良いので「楽しい!」と思える時間を過ごしましょう。笑うことはストレス解消に極めて効果的です。面白い映画を観たりお笑い動画を見たりして大笑いすれば、それだけで気分が晴れて肌の調子も上がる…かも?(笑)。真面目にスキンケアに取り組むのも良いですが、あまり神経質になりすぎるのも逆効果です。多少の肌荒れは「まあそのうち治るさ」くらいの気持ちで構えたほうが、かえって早く治ったりします。あまり自分を追い詰めず、ストレスを感じたらうまく発散して、また明日から頑張るくらいが丁度いいですよ。
ストレスサインを見逃さない: 肌荒れはある意味体からのSOSです。「最近ニキビ多いな…」と思ったら、それは睡眠不足だったり食生活の乱れだったり、あるいは精神的な疲れが溜まっているサインかもしれません。そんなときは無理せず休息をとったり、誰かに悩みを相談したりしてみてください。肌だけを治そうとして高価な化粧品に飛びつく前に、まずライフスタイルを振り返る習慣を持つと、根本的な解決が見えてくることがあります。規則正しい生活・健全な精神が美しい肌の土台であることを忘れずにいたいですね。
以上、生活習慣全般について述べましたが、すべて完璧にやるのは不可能でしょう。大事なのはバランスです。多少夜更かししても次の日ちゃんとリカバリーするとか、ジャンクフード食べた翌日は野菜たっぷりにするとか、トータルでプラスマイナスゼロかプラスを目指すイメージです。肌の調子がいいと自然と生活にも気を遣うようになり、その好循環でますます肌が良くなる…という嬉しい効果も出てきます。ぜひ自分の生活と肌との関係にも目を向けてみてください。
スキンケアは皮膚科でさらに安心:受診のタイミングと治療の流れ
ここまでセルフケアについて詳しく述べてきましたが、皮膚科や美容皮膚科の力を借りることも選択肢に入れておきましょう。「ニキビぐらいで病院に行くのは大げさ?」なんてことはありません。肌荒れがなかなか治らず長引く場合、専門医に診てもらうことで早く解決することが多いです。最後に、皮膚科を受診すべきタイミングや皮膚科での治療の流れについて解説します。男性にとって皮膚科は馴染みが薄いかもしれませんが、ちょっとした予備知識があれば怖くありませんよ。
どんな時に皮膚科を受診すべき?
肌トラブル全般に言えることですが、以下のような場合は皮膚科受診を検討しましょう。
市販薬やセルフケアで改善しないとき: ニキビにせよ湿疹にせよ、自分なりにケアしてみても2〜3ヶ月以上良くならない場合は皮膚科へ行ったほうが早いです。我慢して悪化させてしまうと治療期間も長引きます。特にニキビは早期に適切な治療を始めるほど跡が残りにくいので、ズルズル様子を見るのは得策ではありません。
症状が重い・つらいとき: 痛みを伴う大きなニキビ(嚢胞性ニキビ)や、真っ赤にただれた湿疹、強いかゆみがある炎症など、明らかに重症の場合は放置せずすぐ受診しましょう。たとえば顎に大きな膿を持ったニキビがいくつもできているとか、肌がガサガサでヒビ割れて出血しているとか、そういうケースです。専門の治療薬でないと改善しない可能性が高いです。
原因が分からない・心配な症状: 「このブツブツはニキビ?それとも別の皮膚病?」など、自分では原因がはっきり分からない場合も皮膚科で診てもらう価値があります。実はアレルギーだった、真菌症だった、なんてこともあります。自己判断で誤ったケアをするより、プロの目で原因を突き止めてもらいましょう。
肌以外の症状もあるとき: 強いストレスやホルモン異常などでニキビが繰り返す場合、内科的な検査や治療が必要になることもあります(例えば男性ホルモン過剰や甲状腺機能異常など)。皮膚科は必要に応じ他科と連携して診てくれます。脱毛症や多毛症などを伴うニキビはホルモン検査をすることも。また、ひどい皮膚炎は飲み薬で体の中から治療します。総合的な治療ができるのも皮膚科の強みです。
簡単に言えば「少しでも専門家の助けが欲しいと思ったら、遠慮なく受診」でOKです。今や男性が皮膚科に行くのも珍しくありません。むしろきちんと治して清潔感を取り戻すほうが断然スマートですよね。
皮膚科でどんな治療をするの?
症状によって異なりますが、一般的な皮膚科や美容皮膚科で行われる主な治療をニキビを例に紹介します(肌荒れ全般でも流れは似ています)。
1.診察とカウンセリング: まずは医師が肌の状態を確認し、問診があります。ニキビの場合、「いつ頃からどんな風にできているか」「これまで試したケアや薬」「生活習慣(睡眠や食事)」などを聞かれます。恥ずかしがらず正直に答えましょう。女性の先生もいますが、男性医師も多いので同性に相談できるクリニックを選ぶのも安心かもしれません。最近は男性専門の美容クリニックなんかもありますね。
2.治療方針の決定: 診察結果から、薬物療法を中心にするか、ピーリングなどの処置も併用するかなど治療方針が決まります。保険診療内で済むことも多いですが、より積極的な美容皮膚科的治療(ケミカルピーリング、レーザー治療、光治療=フォトフェイシャル等)は保険適用外となり自費になります。医師と相談して、自分の希望や予算に合った治療法を選びましょう。無理に高額な施術を押し付けられることは基本ありませんが、カウンセリングで不安があれば遠慮なく質問してください。良心的なクリニックなら丁寧に答えてくれます。
3.治療開始:外用薬・内服薬: 多くの場合、まずは塗り薬が処方されます。ニキビであれば、毛穴のつまりを改善するアダパレン(ディフェリン)や過酸化ベンゾイル(エピデuoゲルなど)、炎症が強ければ抗生物質の軟膏などが出ます。併せてビタミンCローションなどを処方することも。症状によっては飲み薬も使います。中程度以上のニキビなら抗生物質(ミノマイシンなど)が一定期間処方されますし、必要に応じ漢方薬(十味敗毒湯・当帰飲子など皮膚に効くもの)を勧められることもあります。女性向けにはホルモン療法もありますが男性には普通行いません。いずれにしても、処方薬は市販薬より強力で効果が高いので、使い方を守って根気強く続けることが大切です。
4.治療開始:処置や施術 (必要な場合): 皮膚科では希望すれば面皰圧出といって、詰まったニキビの芯を専用の器具で押し出す処置をしてくれることがあります(保険適用です)。自分で潰すのとは違い、清潔に確実に中身を出すので治りが早くなります。また、自由診療になりますがケミカルピーリング(薬剤で古い角質を溶かして毛穴のつまりを改善)や光治療(アクネ菌を殺菌し炎症を鎮めるIPL照射)を行うクリニックも多いです。これらは1回で劇的に治るものではありませんが、繰り返すことで肌質の改善が期待できます。費用はクリニックによりますが、ピーリング1回5,000〜10,000円程度、光治療1回1〜2万円程度が相場です。ニキビ跡の赤みにはVビームレーザー、クレーターにはフラクショナルレーザーなどもあり、こちらも自費治療になります。こうした美容皮膚科的施術は必須ではありませんが、「できるだけ早くきれいに治したい」「ニキビ跡までしっかりケアしたい」という場合に検討すると良いでしょう。最近は男性向け美容皮膚科も増えていますから、興味があればカウンセリングだけでも受けてみると勉強になります。
5.経過観察とスキンケア指導: 処方薬を使い始めたら、数週間〜1ヶ月おきに経過を診てもらいます。その際、改善度合いに応じて薬を調整したり変更したりします。例えばニキビがかなり良くなったら維持療法に切り替える、といった具合です。また、必要に応じて普段のスキンケアや生活習慣についてアドバイスしてくれることもあります。医師や看護師から専門的な目線で指導してもらえるのは心強いですよね。わからないことや不安なことがあれば、その都度相談しましょう。治療期間は症状次第ですが、ニキビの場合軽症なら数ヶ月、重症だと年単位になることもあります。ただ、多くの場合は徐々に良くなっていく過程で自分の肌に自信がついてくるので、精神的にも楽になりますよ。
6.治療終了・卒業: 肌荒れがすっかり良くなれば、ひとまず皮膚科通いは終了です。今後ぶり返さないように、医師の指示に従って薬を減らしていったり、スキンケアを続けたりします。「また悪化したらいつでも来てくださいね」と言ってもらえると思うので、安心感もあります。必要に応じ、年に1〜2回メンテナンスに通う方もいます。
いかがでしょうか。皮膚科でやること自体は難しいことではありませんし、基本はお薬で治していく形です。保険診療であれば診察料+薬代程度なので、そんなに金銭的負担も大きくありません(初診で2,000円前後、以降は薬にもよりますが1,000〜3,000円くらいでしょうか)。美容目的の施術を希望しなければ高額にはなりません。美容皮膚科の施術は確かにお金がかかりますが、余裕があれば検討しても良いでしょう。例えば大切なイベント(結婚式や就活など)までにニキビ跡を少しでもマシにしたい、なんてときはプロの手を借りたほうが効率的です。
男性も気軽に皮膚科へ!というのがこのセクションのメッセージです。女性に比べて化粧で隠すこともできない分、男性こそ皮膚科での治療メリットは大きいです。恥ずかしがらずにプロに頼ることも選択肢に入れて、清潔感のある肌を手に入れましょう。
スキンケアが恋愛にもたらす効果:清潔感アップでモテ度向上?
さて、ここからは少し視点を変えて、スキンケアと恋愛の関係についてお話ししましょう。18〜30代の男性にとって「モテたい!」という気持ちは少なからずありますよね(^_^)。実は肌をきれいに保つことは恋愛においても大きな武器になるのです。女性は男性のどんなところを見ているのか、そして清潔感のある肌がどんなプラス効果を生むのか、一緒に見ていきましょう。
第一印象は清潔感が9割?!肌が与える印象
よく「清潔感が大事」と言われますが、まさにその通りで、女性が男性に抱く第一印象の多くは清潔感に左右されます。そして清潔感は服装や髪型だけでなく、肌の状態からも強く伝わります。例えば、顔が脂ぎってテカテカだったり、あごに白ニキビがポツポツ…となると、それだけで「この人大丈夫かな?」と警戒されてしまうかもしれません(>_<)。逆に肌がスベスベで毛穴も目立たない人だと、それだけで「爽やか」「ちゃんとケアしてるんだな」と好印象です。
女性は自分自身がスキンケアや化粧で肌を整えているので、相手の男性の肌にも意外と目が行くものです。ある調査では「男性の肌がきれいだと好感が持てる」という女性が非常に多かったとか。ニキビだらけでも人柄でカバー…というケースもあるでしょうが、最初の入り口で損をしないためにも、肌を整えておくに越したことはありません。合コンでもマッチングアプリでも、ぱっと見て清潔感のある男性は人気が高いです。
また、肌がきれいだと若々しく元気に見えるという利点もあります。肌荒れしていると実年齢より疲れて老けて見えたりしますよね。デートでも顔色がくすんでいるより血色良くハリがあったほうが「今日楽しんでるのかな」と相手も安心するかもしれません(^_^)。
スキンケアで自信がつく→魅力アップ
スキンケアを習慣化して肌状態が良くなってくると、不思議と自分に自信が持てるようになります。「今日ヒゲ剃り後もヒリヒリしてないな」「ニキビ跡薄くなってきたかも」など、小さな変化が嬉しくなり、表情も明るくなってきます。すると、周りからの評価も変わってくるものです。
実際、清潔感のある男性は女性から見て「きちんとしていて頼れそう」という印象を与えます。だらしない生活をしていそうな人より、自己管理できていそうな人のほうが魅力的ですよね。肌が整っていると、服装や髪型も映えますし、笑顔もより爽やかに見えます。結果、自然とモテ度も上がる可能性大です!
さらに言えば、スキンケアを頑張る男性ってそれ自体が結構ポイント高いんです。「美容に無頓着でボロボロ」より「ちゃんとケアして身だしなみ整えている」男性のほうが、女性からは共感や好感を得やすいです。「スキンケア何使ってるの?」なんて会話が生まれることもあるかもしれません。最近は男女で一緒にエステに通う人もいるくらいですし、美意識が高い男性はむしろ人気です。
また、自信がつくと積極性も出てくるでしょう。肌にコンプレックスがあると人と目を合わせるのも億劫になったりしますが、それが無くなれば目を見て笑顔で話せます。デートでも萎縮せず自然体でいられるはず。そうしたポジティブな姿勢や余裕は異性にも伝わり、魅力度アップにつながります。
実体験エピソードかも?!
例えばの話ですが…以前はニキビ肌に悩んでいた男性Aさん、スキンケアに目覚めて半年。今ではツルツルとまではいかなくてもかなり清潔感ある肌になりました。すると、同僚の女性から「なんか雰囲気変わった?最近明るくなったよね!」と言われたとか。実際Aさんは肌が改善したことで笑顔が増え、ファッションにも気を遣うようになり、職場でも頼もしく見えるようになったそうです。その結果、前から気になっていた後輩女性と食事に行く機会が生まれ…なんてエピソードもあるとかないとか(^_^)。
もちろん肌だけが全てではありませんが、スキンケアは恋愛の追い風になるのは間違いありません。清潔感ある肌は、相手への心遣いや自己管理能力のアピールにもなります。「この人と一緒にいたら心地いいな」と思ってもらえる大きな要因なのです。
ですから、ぜひ「モテたい!」というモチベーションも利用してスキンケアに励んでください(笑)。自分磨きの一環として前向きに取り組めば、結果はちゃんとついてきます。そしてその頃には肌だけでなく内面の自信も備わって、一層魅力的なあなたになっていることでしょう。好きな人に「なんだか最近素敵だね」と気付いてもらえる日を夢見つつ、コツコツ頑張ってみてくださいね!
毎日のスキンケアが心に与えるプラス効果
最後に、スキンケアを習慣化することによる心理的効果についてお話ししましょう。スキンケアというと肌の表面だけの問題と思われがちですが、実は心にも良い影響を及ぼすんです。自分自身と向き合う時間を持つことで得られるリラックスや自信、そして表情の変化など、スキンケアの副次的なメリットに目を向けてみましょう。
毎日のケアがもたらす自信と達成感
コツコツとスキンケアを続けることで、少しずつ肌が改善していくのを感じられると、それが大きな自信につながります。「三日坊主の自分でも、肌のために頑張ってる」という継続している事実自体が誇らしく思えたりします。朝晩の洗顔保湿なんて小さなことかもしれませんが、習慣化して成果が出ると、それは一つの達成感です。「今日も自分をケアできた」という積み重ねが自己肯定感を高め、「オレ、ちゃんとできてるじゃん!」と前向きな気持ちにさせてくれます。
また、肌が整ってくると鏡を見るのも楽しくなりますよね。以前は鏡を見るたび落ち込んでいた人も、今では「調子いいな」とニヤリと微笑んでしまうかも(^_^)。そうすると自然に姿勢もシャキッとしてきたりします。自己管理できている爽快感が全身に表れてくるんですね。これって立派なメンタルケアでもあります。自分に手間をかけてあげることは、自分自身を大切にすることに他なりません。その積み重ねは内面からにじみ出る自信となって、あなたを輝かせてくれるでしょう。
スキンケアタイムは癒やしの時間
忙しい日々の中で、朝晩のスキンケアタイムは自分と向き合う貴重なひとときです。泡をもこもこ作って洗顔する時間、化粧水をつけて「お疲れ、自分」と心の中でつぶやく時間、乳液を伸ばしながら今日一日を振り返る時間…。そんな風にスキンケアを癒やしの儀式にしてしまうのもおすすめです。
例えば、好きな香りの洗顔料やローションを使えば、その香りに包まれてリラックスできます。ラベンダーや柑橘系の香りにはリラックス効果がありますから、夜のケアに取り入れると安眠にもつながるかもしれません。マッサージを兼ねて顔を優しくなでれば血行も良くなり、表情筋もほぐれてスッキリします。「今日も頑張ったな〜俺」と自分をねぎらう時間として、スキンケアタイムを使ってみてください。
朝も、顔を洗ってスキンケアすることでシャキッと目覚め、「よし今日も一日始めるぞ!」とスイッチが入ります。身だしなみを整えることで気持ちも整うんですね。これは立派なメンタルセットです。寝ぼけまなこでバタバタ家を出るのではなく、しっかり顔を洗って鏡の前で整える。たったそれだけで、その日一日の心持ちがポジティブに変わります。
表情が変わる、人生が変わる?!
心理的効果として興味深いのは、スキンケアで表情まで変わるという点です。肌の調子が良くなると、自ずと笑顔が増えたり表情が柔らかくなったりします。鏡の前でニコッとしてみて、「今日イケてるじゃん(^_^)」なんて思えたら、それだけで表情筋が動いて顔つきが明るくなります。逆に肌荒れがひどいときって、どこか自信なさげで顔も下を向きがちだったりしますよね。
つまり、肌がきれいになることで顔の印象そのものが良い方向に変わるわけです。前向きな表情は周りにも伝染します。職場でも家庭でも「最近なんか雰囲気いいね」と言われたり、初対面の人にも爽やかな印象を与えられます。そうなると人間関係もうまくいきやすくなり、結果また自分のメンタルも安定する…という好循環に!まさに人生が良い方向に転がり始めるかもしれません。大げさではなく、顔の表情や肌の健康さってそれくらい人を変える力があると思います。
心理学的にも「セルフケアをすることは自己肯定感を高め、幸福感につながる」という研究があります。スキンケアも立派なセルフ心理学的にも「セルフケアをすることは自己肯定感を高め、幸福感につながる」という研究があります。スキンケアも立派なセルフケアの一つです。毎日自分を大切にする習慣を持つことで、心にも余裕が生まれ、周囲への気配りや笑顔が自然と増えていきます。肌が整うと心も整う──これは決して不思議なことではなく、自分に向き合った分だけ得られるご褒美なのです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。長文になりましたが、ここまでの内容がスキンケア初心者の男性の皆さんのお役に立てば幸いです。最初は覚えることも多く戸惑うかもしれませんが、今日からできることを一つずつで構いませんので、ぜひ実践してみてください。毎日の積み重ねがあなたの肌を確実に変えていきます。そして肌が変われば、きっと自分に自信が持てて人生も今より少し明るく感じられるはずです(^_^)。清潔感あふれる素敵な男性を目指して、楽しくスキンケアを続けていきましょう!あなたの未来の笑顔が、一段と輝くことを願っています。