オクテ女子は〇〇で落ちる!恋愛初心者もすぐ使えるリスクフリーな口説き方

こんにちは、トイアンナです。男性向けに書いている本連載を除くと女性から恋愛相談を承るのがお仕事。その中でも多いのが自分の気持ちを素直にぶつけられない「オクテ女子」たちです。片思いを抱えて数年何事もなく過ごしてしまったり、恥ずかしさを紛らわせるために下ネタをぶっ放してドン引きされてしまったり。本当は清純派なのに空回りしがちなオクテ女子は、内面のきれいさで言えばトップクラス。

なにせ男性がどういう所作にキュンとくるかわかっていないから変な方向に大爆発しているわけです。男性目線ならもっとわかりやすく好意をアプローチしてよ、デートのお誘い大歓迎だよ!となるでしょうが、男性が何をすれば喜ぶか100%理解して動く女にろくな物件はおりません。あなたが「うわあ、なんだこの子」と思うような空回り女子こそ、中身の美しいオクテ女子なのです。

とはいえ世は大草食時代。男性だって負けず劣らずオクテです。相手がオクテ女子だと思ってオラオラ系の口説きをかましたら実は嫌われていたなんて失敗は誰だって怖い。というわけで今回は魅力たっぷりオクテ女子を、リスクフリーで落とす方法をご案内します。

 

オクテ女子のアプローチは絶対に感知できない

学内のうわさでは、どうやら〇〇さんが俺のことを好きらしい。オクテ女子の恋愛事情は、たいてい噂で漏れ出します。なにしろ相手はオクテ、特に目立った行動はとってくれません。少年誌のラブコメみたいに「チョコ受け取ってください!」なんてやってくれないんです。

私が今までにご相談いただいた事例ですと、オクテ女子の「アプローチ」とやらは、
・彼と同じ授業を選択して「同じ勉強をしてるんだ」と浸る
・彼が昼食で選んだメニューを自分も食べて幸せになる
・業務について書いてくれたふせんをラミネート加工して大事に持っておく
など「こんなんで片思いが伝わったら奇跡だよ!」と突っ込みたくなる内容しかありません。したがって男性が彼女の行動で愛情を感知するのは不可能です。たいていは、友人を経由したうわさで流れてきます。

そこで「うわさが本当なら俺、普通に付き合いたいんだけど」と思えたら、ある行動をとるだけでリスクフリーのまま恋愛を一歩前へ進められます。

その方法とは、自分が鈍感な男性だとアピールすることです。

 

自分はエスパーじゃないと伝えるだけでいい

オクテ女子のある種恐ろしいところは「思っていればいつか伝わる」という夢を見ているところです。あなたが噂を経由して気づいた時点である意味思いが伝わってはいますが、それだけじゃ意思確認はできません。ですからあなたが1つだけメッセージを発信しましょう。

「俺って、好意をハッキリ言われないとわからないタイプなんですよね」と。

おそらくあなたは鈍くありません。むしろ普通の感受性を持っているからこそオクテ女子の好意に気づいたはずです。しかしオクテ女子目線では「恋を思うだけでは伝わらない」ことがすでに衝撃なのです。

何しろオクテ女子の情報源たる少女漫画やドラマは思っているだけで男性が不思議と気づいて反応してくれるミラクル・ワールドなので……。さざ波のように引いていく男性読者さんの顔がありありと浮かびますが、ほら、男性だって経験が少ないとアダルトビデオや漫画と違う反応にびっくりするじゃないですか……それと同じなんで、ここはお互い許し許されていきましょう……お願いします。

ですからあなたは、「俺って、(少女漫画やドラマの世界に出てくる謎に察しがいい男たちと比べて)恋愛関係で好意をハッキリ言われないとわからないタイプなんですよね」と伝える必要があるのです。

 

オクテ女子が何らかの変化を起こしたら、あとはGO

といっても職場でいきなりこんな話をしたらただの変人。飲み会で近くの席になったときや、それこそ友達に恋愛相談するような形でふと漏らすのがちょうどよいでしょう。

この発言を受けてオクテ女子がランチに誘ってくれたり、友達を交えての遊びを提案してくれたりしたら脈アリと判断して大丈夫。彼女の勇気に応えて、次回はこちらからデートに誘ってみましょう。

逆にこの一言を伝えてもあまり変化がなければ、あなたを好きという噂がガセだったか、彼女が信じられないほどオクテだったか。いずれにせよデートへ発展するまでには障害が控えているので、今は行動を起こさなくてもいいのではないでしょうか。

オクテ女子は普通の女性と比べて、自分の意思を発信することに慣れていません。つい面白キャラを演じてしまったり、サバサバ姉御っぽくふるまってしまったりと空回りも多いもの。けれど彼女に好意があるなら、最初の1手だけ相手にお願いして脈を探ってみませんか? 彼女の長い片思いがあなたに届いて、デートにつながりますよう応援しています!

参考文献:
アルテイシア『オクテ女子のための恋愛基礎講座』幻冬舎、2016年