自称サバサバ女子はなぜこの世に生まれるのか?

こんにちは、トイアンナです。「自称サバサバ女子は地雷」という話があります。一方で、サバサバ女子がどんな人で、なぜそんな面白い自己紹介をするに至ったかは明確にされていません。この記事ではサバサバ女子の生態を明らかにすると同時に、なぜサバサバ女子がこの世に生まれるのかをご紹介したいと思います。

 

自称サバサバ女子の外見は、むしろ女性的

「サバサバ女子」という単語で想像できる外見は、男性的な服装じゃないでしょうか。黒の革ジャンを恰好よくはおり、白ジーンズでカツカツ歩いてくる。上司だったら一見怖そうだけれでも、頼れる姉御肌で飲みに連れて行ってくれる……。そんなイメージでしょうか。

私の人生では1人、とても素敵なサバサバ女子を知っています。モデルのような身長でデニムを履きこなし、仕事では最高の成果を出します。後輩から人生相談を受けることも多かったようで、親身に話を聞いていました。さらに車は女性には珍しくオープンカー。一度乗せてもらったときはどんなドライブデートよりもドキドキしました。あれ、これが恋……?

一方「自称」サバサバ女子は男性的な外見をしていません。むしろ胸元がざっくり開いたセクシーな黒ドレス、カツカツ音が鳴りそうなピンヒール。ピアスや指輪などアクセサリーも手を抜かず、メイクもしっかりしています。このどフェミニンな外見で「私、中身おっさんだから」と言うのが、自称サバサバ女子です。

ですから自称サバサバ女子を見つけたければ、ぱっと見だけで判別しないようにしましょう。サバサバという印象に引きずられて、ただのハンサムなお姉さんを捕まえてしまう可能性、大です。

 

自称サバサバ女子を見分けるには発言へ着目しよう

自称サバサバ女子を見つけたいなら、外見よりも発言へ注目してみましょう。

①中身は男とアピールしたがる

発言例:
「私、中身オッサンなんだよね」
「男脳ってよく言われる」
「私性格が男なんで」

自称サバサバ女子は幼少期から女友達が少ない代わりに、男友達が多くいます。彼女にとって「男性に嫌われる」ことは友達と恋人、どちらも失うことを意味します。そこでサバサバ女子は男友達と同質化しようとするのです。

しかし本当の男性は「俺、性格が男なんで」とは言いません。ほとんどの男性にとって自分が男である、というのはわざわざアピールするほどの事実ではないからです。そこで自称サバサバ女子は「本当は彼らと同じように男友達の輪へ入りたいのに、結局自分は女だ。男の子へ恋もする。彼らと全く同じにはなれない」とジレンマを抱いています。

あとは細かい見分け方ですが、友達をわざわざ「女友達」「男友達」と性別を付けて話す女性は自称サバサバ女子率が高くなります。友人にわざわざ性別を紐づけるのは、それを強く意識しているからです。

②フェミニンな女をdisる

発言例:
「私ってああいう媚びてる女が一番嫌いだからさ」
「女って酒が飲めない子ばっか。やだよね~」
「あの子って写真写りはいいけど実際はブスじゃん」

自称サバサバ女子は、自称毒舌の比率も果てしなく高いです。もともと思ったことをそのまま言う性格が多い自称サバサバ女子。ウッカリ発言があだとなり小学校以降は女子グループから疎外されやすく、苦労した方も多いです。そんな中で天然サバサバ女子が歯に衣着せぬ物言いをする姿に憧れ「そうか、私はサバサバ女子! そんで毒舌キャラだったんだ!」とアイデンティティを手に入れた……結果、ウッカリ悪口が強化されます。

そもそも天然サバサバ女子がズバっとものを言うときは、社会正義や義憤にかられてのことが多いものです。古いたとえですが『ショムニ』の江角マキコや、『踊る大捜査線シリーズ』の深津絵里さんが近いでしょう。

一方で、自称サバサバ女子はウッカリ思ったことをオブラートに包まず話してしまっているだけなので、単なるdisが増えてしまいます。また、毒舌の対象はかつて自分を疎外した女子グループにいそうな人になりがち。クラスの真ん中にいたモテ女子への「思ったこと」がそのまま口から出ているのが自称サバサバ女子の特徴です。

正直に申し上げれば、誰でも心の声を言葉にすれば口さがない愚痴も出るでしょう。
「あいつ、塩顔男子とかいってモテていいよな。でもわざわざそういうの強調してるけど、ホントは裏で遊びまくってんじゃん。女もいいかげん気づけよ」
「男は顔じゃないっていう癖に、俺が告白した女はみんな『生理的に無理』って言ってくるの何なの。そういう嘘つくから女ってキモいわ」

くらいのことは、きっと人生で1度くらい思うんじゃないでしょうか? 自称サバサバ女子とは、その心の声をウッカリ表に出しまくってしまうだけという考え方をすれば、世間で言われているほど「地雷」「性格悪い」とも言い切れません。

 

自称サバサバ女子と付き合うなら、寂しさを理解しよう

ここまでご覧いただいた方はお察しのとおり、自称サバサバ女子はあまりモテません。しかしあなたが自称サバサバ女子を偶然好きになったなら、止めることもないでしょう。行っちゃいましょう。ただし天然サバサバ女子とは全く異なる付き合い方を求められます。

自称サバサバ女子はこれまで女子グループから疎外され、男性からも「なんだかんだお前は女だ」と線引きされてきました。彼女の中には人と仲良くできていないさみしさが蓄積しています。そのさみしさを丸ごと受け止めて、一緒に癒していこうねといえる大人な男性としてあなたが振る舞えるなら、きっと末永く幸せになれることでしょう。GOOD LUCK!