図解でわかる!Twitterの「クソリプおじさん」になる方法と回避術

こんにちは、トイアンナです。Twitterで見知らぬ相手から、返事をする気が失せるどころか罵倒すらしたくなる返信を貰ったことはないでしょうか。これを「クソリプ」と呼びます。当初はネットスラングの一種に過ぎませんが、最近は辞書に登録すらされていました。それほどまでにクソリプが一般化してしまっている証でもあるので、いいのか悪いのか。

クソリプが一般化すると同時に「いくつかに分類しよう」という学術的(?)な試みもなされています。そんな私もTwitterクソリプを人からもらった数なら負けません。全然嬉しくないけれど、これまでに貰ったクソリプを自分なりに分類してみました。

図1 クソリプ分類、トイアンナ版2017 (※1)


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※1 推理小説の名作『すべてがFになる』を執筆された森博嗣先生へ心よりお詫び申し上げます。

こうしてクソリプを種類別に並べると「この世には悪意しかない、もう誰も信じられない」と頭を抱えたくなりますが、事実はそうでもありません。ネットには現実社会と比べて無責任な発言をする大人もいますが、悪意に対しては名誉棄損で訴える奥義もあるのでむしろ対応しやすい。それよりも怖いのは善意や好意でクソリプを投げてくる人間……通称「クソリプおじさん」です。

 

クソリプおじさんの誕生シーン

もし暇があったら、あなたにも試していただきたい実験です。まず女性の顔写真でTwitterアカウントを作成し、何気ない日常をツイートしてみましょう。女子っぽいツイートを心がける必要はありません。「二郎全マシ」「プリキュアがんばれ」でも全く問題ナシ。ところがツイートをしてしばらく経つと、知らない人からこんなリプライが届きます。

「二郎全マシってすごいね(^^; 僕はこの前二郎に行ったけど、小でお腹いっぱいだったよ」

????? いきなりタメ口で話しかけてきた男性に、あなたは「誰だコイツ」と思うでしょう。とはいえ知らない人を無視するのも悪いので「初めまして。そうなんですね。全マシはめったにできないですし、小でも堪能できれば立派なジロリアンだと思いますよ!」と返信します。

そこからは、あなたがリプライを送ろうが無視しようが、彼の近況報告がリプライに毎回届きます。「こんにちは、今日はどこに行ったの? またラーメン屋かな(*゚▽゚*) 僕は会社が繁忙期で夜遅くまで残っちゃったからコンビニ弁当です(写真つき)」 「今日は暖かいね~。僕は今日、外回りの営業なんで暑いよ(^^;」

うっぜーーー。と感じたあなたは、いつしか彼を無視します。こうして「クソリプおじさん」がまた一人誕生しました……。

 

クソリプおじさんの特徴とは?

ですが、私たち自身もまた受け手に煙たがられている「クソリプおじさん」でないと証明する方法はありません。クソリプおじさんを覗く者もまた、クソリプおじさんに覗かれているのです。恋愛や結婚のスタイルは多様化していますから、Twitterで出会うのも異端ではありません。しかしそのためには「クソリプおじさん」の発言パターンを把握し、回避せねば嫌われて終わりです。

そこで先ほどのクソリプ分類を「悪意ある返信者」と「クソリプおじさん」で2分しました。

図2 クソリプ分類から、悪意の返信者と好意があるのにコミュニケーションが下手で「クソリプおじさん」になってしまう人の発言例


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この分類のため勇気を出して、とある裏垢で分類の『常識濫用者』のクソリプをしていた友人に「それってきっとクソリプだと思われてると思うけど……」と伝えてみました。

トイ:それって常識だよね(^^; みたいなこと言われたら、女性は、っていうか受け取った人は大抵ムカってくると思うよ。

友人:はぁっ!? でも女の子は「教えてくださってありがとうございます(*´▽`*)」って返信してくれたりするよ!?

トイ:それって怒ると逆上されて面倒だとか、そこから炎上しちゃうのが怖いなんて理由があると思うよ。友人さんが返信してる人、みんなフォロワー3,000人とかでしょ?

友人:ええっ、でも女の子って知らないことを教わるのが好きとか、知的な男性がいいって言うじゃん。だから俺が知ってることがあったら、教えてあげなきゃって思ってたんだけど。なんだよ、嘘かよ……!

トイ:知性のある人って質問したとき分かりやすく教えてくれる人のことで、聞いてもないのに説教垂れる人じゃないから! 「教えてくださってありがとうございます」ってリプライの後は秒でブロックされてるよ!

 

「相手がコミュニケーションを求めたタイミング」で連絡する

クソリプおじさんを避けたければミュートもブロックもあります。しかし自らが同じ轍を踏まないためにはどうすればいいか。答えは「相手がコミュニケーションを求めるタイミングまで話しかけない」ことです。どんなアカウントでも「〇〇について知りませんか?」と広く答えを求めたり「こんなときどうすればいいんだろ」と悩んだりする時期があります。

そんなとき「初めまして、もし宜しければ〇〇は候補にいかがですか?」と丁寧にコンタクトされれば、誰でも嬉しく思います。そして何より「いい人」という第一印象を残せます。最初は相手に合わせて対話し、少しずつ自分の趣味も知ってもらう。現実と同じように掛け合いを意識して連絡することを心がけたい……と、初恋の相手に「連絡がウザい」と振られた身として反省を込めて筆をおきたいと思います。