ここにだけ「面白い」と女子ウケする会話術を書いていく

こんにちは、トイアンナです。耳にタコの群れができるほど「面白い人が好き」と聞かされる人生でした。女性の「好きなタイプ」です。女性が男性へ求める要素には他にも「誠実さ」「謙虚さ」などがありますが、これら2つはあったら嬉しいというより、無かったら付き合いたくない要素なので加点とはなりません。浮気性で上から目線の男性と付き合いたい女性は少ないので、そこは勘弁してください。

それと比べて「これがあったら嬉しい」と女性が加点する要素のトップは「面白さ」です。が、この面白さとは厄介なもの。笑いのツボは人によって違うため、なかなか誰にでも受ける話題はないのです。

そこで、訪ねてきましたナンパ師を。ナンパ師は初対面の女の子を笑わせて連絡先をゲットするのが仕事です。つまり誰にでも受ける笑いのプロ。女性から恨みを買う捨て方をするナンパ師も多いのですべてを学ぶとえらい目に遭いますが、出会って5分のアプローチは教えてもらうに限ります。その結果誰にでも受けると判ったのが「適度な自虐」というテクニックでした。

 

「その自虐、本気じゃないでしょ!?」と思わせたら勝ち

論より証拠、ここに会話例を記します。こちらは実際にナンパ師の男性が女性から連絡先をゲットした時の会話です。

男性:ごめん、ここから東京駅ってどうやって行くんだっけ?
女性:ここ、東京駅構内だけど……。
男性:えっ、マジで? 俺ってもしかして方向音痴?
女性:(笑う)
男性:あ、今ちょっと笑ってるし。ひどいな、これでも俺、東京200km圏内に住んでるよ!?
女性:200kmって大阪まで入るし!!(笑)

わざわざ現在地への道のりを訊き、「俺ってもしかして方向音痴かな?」と自虐する。これくらいの軽い自虐なら卑屈にも見えませんし、むしろ何言ってんだ感を醸成できます。

なお、ナンパ師はこれを通りすがりの女性にぶっこむ鋼のメンタルを持っていますが、普通の男性は友達やバーの常連さん同士など「ネタを受け止める準備ができている女性」へ試すくらいにしましょう。無視で済めばいいものの、東京都だと最悪迷惑防止条例に引っかかります。

もう一例行ってみましょう。

男性:○○さん美人じゃん? だから俺で妥協しない?
女性:なんで!妥協しないし(笑)
男性:ひどくない? いま真面目に俺を「妥協」の対象として見たでしょ! これでも俺、平安時代のイケメンってよく言われるよ?
女性:現代じゃないじゃん!

だんだん流れが見えてきたかと思います。最初に軽い自虐を入れて、その後ツッコミを待つ。ツッコミが来たらさらにボケる。2段階でボケれば笑いが続くのでスムーズに話が始まる……というわけです。これを最初に思いついた人、すごい。

 

卑屈になりすぎないよう気をつけて

実はナンパ師もポンポンその場で話を思いつく人は少数派。多くはテンプレートを用意してから挑んでいます。誰しも努力の末に「面白い人」を演出しているわけです。あなたもモテ始めたいなら、こんな風に2段階でツッコませる話題を考えてみましょう。最初に盛り上がりさえすれば「で、今日は何しに飲みに来てるの?」といった身近な質問を振って自然と仲良くなれます。

ここで気を付けたいのが、必要以上に卑屈になること。

「恋愛において少しでも卑屈になったり自分の価値を下げる笑いのとり方をしてしまうと、女は必ずお前に恋をしない。」と書籍『「美女と野獣」の野獣になる方法』にある通り、自虐はツッコミを生むための道具に過ぎません。
「どうせ俺なんて派遣社員だし、今も実家住まいだし……」なんて、聞いたほうが慰めなくてはいけなくなるような自虐は厳禁です。

このツッコミを誘発する話術においては、Twitterアカウントの「説教おじさん」という天才がいらっしゃるのでぜひご覧ください。

 

ディスってもほとんどの女性はときめかない

また、ナンパで広く知れ渡っているネグを使わないよう注意してください。ネグとは、相手をけなして注意をひくこと。例えば美人へ向かって「お前、顔に女優の肌を移植しただろ」と冗談を交えたけなし方をするなど、ディスりで仲良くなる話術です。ネグで心ときめく女性は自尊心が低い方に限られるので、大抵は「ハァ?」とあからさまに嫌われます。最悪、「あの男、初対面でムカつくこと言ってきたんだけど」とLINEグループに晒されるくらいなら、自虐したほうが気持ちいいはず。

ツッコミを誘発できる自虐を20パターンも考えられれば、あなたもすぐに「面白い人」の仲間入りです。必要なのはペンとメモ帳、それからカジュアルに常連が集まるお店だけ。自信を手に入れて、モテ期へ突入しちゃいましょう!